今季のばんえい十勝は残り2週。前半の3月8日から10日は通常の土日月ですが、後半は14日(金)から16日(日)の変則開催で16日にはばんえい記念が行われます(出走予定馬はこちら)。
9日(日)のメインには明け3歳のチャンピオン決定戦・イレネー記念が組まれています。21~24年にはばんえい記念の前日に実施されていましたが、今年は1週前に移動。定量690キロという高重量に加え、以前はシーズン終盤には停止されていた本走路のヒーティングが稼働したままということで、若馬にとっては過酷なコンディションといえます。
【オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…5万4,040円
5重勝単勝式…49万7,630円
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【第25回開催1日目】
3月8日(土)のメイン第11レースには、道産牛肉食べて元気に特別(オープン-2組混合・19:30発走予定)が行われます。
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前開催がA1級-1組混合・サッポロビール杯か、定量500キロのスピードスター賞だった馬の対戦です。
◎コマサンブラックは、年明け2戦目にオープン-2組・睦月特別で2着に粘ると、続くレースも2着。その後が8、5着と期待される今季初勝利になかなか手が届きません。ひと押しが課題ですが今季最終出走のここで達成なるでしょうか。
○ギンジは、前走がスピードスター賞ですが、3、2走前にはオープン-1組の特別戦で揉まれています。格下馬もいるここなら地力上位です。
▲ヤマノコーネルは、サッポロビール杯では6着ですが障害で大崩れがなく、ここも手堅くまとめてくるはず。
△ヤマカツエースは、なかなか成績が上向きませんが、今季オープン・A1級混合の特別戦で1勝、3着2回。ここで通用する力は持っています。
【第25回開催2日目】
3月9日(日)のメイン第11レースには、第56回イレネー記念(3歳・19:30発走予定)が行われます。
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定量690キロ(牝馬670キロ)で2歳シーズンのチャンピオンを決定します。
ここまでに実施された重賞や、直近の3歳A級-1組の結果を見ると牝馬は厳しそう。
注目は牡馬限定重賞・翔雲賞の上位馬。なかでも注目はトップハンデで3着に敗れた◎スーパーシンです。世代最多の8勝をマークし、12戦中11戦が3着以内と波のない成績が魅力。翔雲賞はキョウエイエース(5着)とともにトップハンデの660キロを課されながら障害を2番手で越えると一旦は先頭をうかがい見せ場十分。ハンデ差のつかない条件なら1着スターイチバンとの6秒5差、2着ココロノニダイメとのコンマ4秒差は逆転可能。
○スターイチバンは、今季の第1回能力検査をトップタイムで通過した素質馬。十勝産駒特別(1着スーパーシン、2着キョウエイエース、3着ココロノニダイメ)には賞金順12番目(2歳全体では20番目)で出走叶わずも、他の産駒特別であれば悠々出走できたレベル。十勝産駒の層の厚さを見せました。ハンデには恵まれたとはいえ重賞を勝ったことは評価できます。
▲キョウエイエースは、デビューから13戦連続で3着以内を確保し、スーパーシンと同様に8勝を挙げています。ただ時計がかかるようになった年明けからの成績がひと息なのは気になります。
△ココロノニダイメは、翔雲賞では9番人気ながらしぶとく追い込んで2着。当時の長澤幸太騎手から乗替わりますが、通算4勝のうち3勝をマークしている鈴木恵介騎手なら期待十分。
【第25回開催3日目】
3月10日(月)のメイン第11レースには、白樺賞(A2級-1組・19:45発走予定)が行われます。
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前開催の1組・ラビッツプラネット杯の上位3頭が不在。ならば注目は4着だった◎コマサンタカラです。障害で転倒しかける場面もありながら3着サクラヤマトに4秒0差まで迫ってみせました。
○マツノタイガーは、前走がコマサンタカラより後に障害を降りてコンマ4秒差の5着。明け10歳となりさらに勝ちみに遅くなっていますが、特別戦ではまだ侮れません。
別路線組では▲アオノソルテに期待。近走3走は平場戦を走っていますが、4走前には1組・吹雪特別で前述2頭に先着しての2着があります。特別戦へ変わるのはマイナスにはならないはず。
△ジェイアースは、ラビッツプラネット杯が昇級初戦で6着。クラス慣れが見込めるうえ上位3頭が不在だけにさらに上位が狙えます。