ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

« 2024年12月29日 | メイン | 2025年1月 1日 »

2024年12月31日 アーカイブ

12

12/30ばんえいダービー回顧

2024年12月31日(火)

ダービーの舞台でライジンサンが復活

 12月30日(月)には重賞・ばんえいダービー(3歳オープン)が行われ、単勝3番人気のライジンサンが障害先頭から押し切り、3月のイレネー記念以来となる勝利を挙げました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.ライジンサン(730) 5.6
 2.カフカ(710) 37.0
 3.フレイムファースト(730) 99.3
 4.ミチシオ(730) 1.8
 5.ホクセイハリアー(730) 6.5
 6.ホクセイポルシェ(730) 101.6
 7.アヤノダイマオー(730) 55.4
 8.スマイルカナ(710) 4.7
 9.ユーフォリア(730) 13.8
 10.ウルトラコタロウ(730) 23.0

 定量730kg(牝馬20kg減)で争われる3歳三冠の最終戦。ミチシオはここまで重賞未勝利ながらばんえい大賞典2着、ばんえい菊花賞3着など実績上位で、定量戦で条件有利になる今回は単勝1.8倍と圧倒的な支持を集めました。ばんえい菊花賞、ばんえいオークスと重賞連勝中のスマイルカナが4.7倍で2番人気。2歳シーズンに重賞3連勝でイレネー記念を制したライジンサンが5.6倍で3番人気。ばんえい大賞典の勝ち馬で、ばんえい菊花賞でも2着のホクセイハリアーが6.5倍の4番人気で続きました。

 ライジンサンが第1障害を勢いよく越えて先行すると、後続は2馬身ほど離れてホクセイハリアー、フレイムファースト、ユーフォリアらが続きます。何度も刻みながら進むライジンサンに対して、ホクセイハリアーが徐々に差を詰めると、ミチシオも位置取りを上げてきます。第2障害下にはホクセイハリアーがわずかに先頭で到達。前半は60秒というペースで流れました。
 ホクセイハリアーとライジンサンがほとんど同時に障害に仕掛けると、ライジンサンがすんなりとひと腰先頭で通過。ホクセイハリアーは1馬身ほどの差でクリア。ミチシオとウルトラコタロウがやや離れた3、4番手で続き、ユーフォリアが5番手から追いかけます。
 軽快に逃げていたライジンサンの脚色がゴール前で鈍ると、ミチシオが一気に差を詰めてきますが、半馬身ほどまで迫ったところで止まります。その間に立て直したライジンサンが先頭でゴール。ミチシオは2秒4差で2着。止まらず歩いたウルトラコタロウが迫ったもののわずかに3着。障害6番手のスマイルカナは差を詰めたまでで5着、ホクセイハリアーは7着でした。
 勝ったライジンサンは、今季は7月からの始動でここまで勝利がありませんでしたが、ダービーの舞台で見事復活。イレネー記念以来となる重賞4勝目を挙げました。手綱をとった鈴木恵介騎手は、22年キングフェスタ以来となるばんえいダービー6勝目となりました。

成績はこちら
映像はこちら

鈴木恵介騎手「徐々に馬の調子が上がって、定量戦だったので、そこまで焦る必要はないと思ってレースに挑みました。道中の手ごたえが良かったので、思ったより前で競馬ができたと思います。障害もきれいにひと腰で上がってくれて、気持ち的には楽勝かなと思いましたが、730kgという重量もあり、馬の手ごたえが悪くなって(ゴール前で)止まってしまいましたが、最後はよく頑張ってくれました。今年はなかなか使える場面が少なかったですが、最後は大河原調教師が最高の仕上げをしてくれました」

1/2帯広記念予想 斎藤修

ハンデ差で王者を負かす馬は?

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎3コマサンエース
 ◯2メムロボブサップ
 ▲4コウテイ
 △1インビクタ

 馬複2-3 3000円
 馬単3-2 1000円
 3連複2-3-4 2000円

1/2帯広記念予想 須田鷹雄

高重量戦で安定のコマサンエースとコウテイ

 正直寂しい5頭立て。それでも狙う方法はあると考える。というのも、▲メムロボブサップで絶対とは言えないからだ。
 実績ではなんといっても同馬だが、このレースとは相性が悪い。2024年は930キロのトップハンデで1番人気2着。23年も同様。22年も930キロで、この時は3番人気9着だった。

 それ以前もトップハンデ馬が勝ち切ることは少なく、21年はコウシュハウンカイとミノルシャープが920キロで4、6着。18年と20年はコウシュハウンカイが920キロのトップハンデで勝ったが、19年のコウシュハウンカイは930キロで5着だった。920キロのトップハンデが勝った例にはオレノココロなどもいるが、930キロのトップハンデはイメージ以上にリスクがある。

 それでも5頭立てかつアオノブラックなど強敵がいないレースなら大崩れはないと思うが、惜敗シナリオで考えたい。
 いま高重量戦でしっかり走れるとしたら◎コマサンエースと○コウテイ。▲は2着までとする。▲3着の結果になれば配当もつくだろう。

◎3 コマサンエース
○4 コウテイ
▲2 メムロボブサップ

3連単
3,4→2,3,4→2,3,4 各1500円 計6000円

12/29ヤングチャンピオンシップ回顧

十勝産駒スーパーシンが逃げ切り圧勝

 12月29日(日)には重賞・ヤングチャンピオンシップ(2歳、産駒特別選抜)が行われ、スーパーシンが障害先頭から後続を引き離す圧勝で、断然人気に応えました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.アバシリタカラコマ(600) 7.3
 2.アグリホープ(590) 30.4
 3.プロサングエ(570) 124.0
 4.コウイッテン(570) 135.4
 5.キョウエイエース(610) 2.5
 6.ジェイオージョ(570) 154.4
 7.ウンカイダイマオー(590) 28.3
 8.スーパーシン(600) 1.6
 9.ビックコンボ(590) 41.5
 10.シンザンパワー(590) 59.3

 産地を5つに分けての予選上位2頭に出走権が与えられる2歳シーズンの二冠目。今年は南北海道産駒特別の勝ち馬ブラックウンカイが回避し、同3着ビックコンボが繰り上がっての10頭立てとなりました。例年産地レベルの高い十勝産駒特別で権利を獲ったスーパーシンとキョウエイエースは、一冠目・ナナカマド賞でも2、1着と実力が抜けており、なかでも十勝産駒特別を快勝したスーパーシンが単勝1.6倍で1番人気。二冠を目指すキョウエイエースは、スーパーシンより10キロ重いトップハンデ610キロともあり、2.5倍で2番人気。ナナカマド賞は9着も、北見産駒特別を制したアバシリタカラコマが7.3倍とやや離れた3番人気。以下は、北央産駒特別2着のウンカイダイマオー、北見産駒特別2着のアグリホープが単勝30倍前後と離れての人気となりました。

 スーパーシンが勢いよく第1障害を越え先行しますが、アバシリタカラコマ、プロサングエ、キョウエイエースも差なく追走。スーパーシンがひと息入れると、アバシリタカラコマが替わって先頭に立ちます。中間点を過ぎてから一旦はプロサングエが先頭に立つ場面もありましたが、キョウエイエースがこれを交わし、わずかに先頭で第2障害下に到達。レース前半は43秒で、2歳重賞らしくスピードある展開となりました。
 最初に仕掛けたスーパーシンが一気に障害を駆け上がりひと腰先頭でクリア。ウンカイダイマオーとキョウエイエースが2、3番手で続き、アバシリタカラコマとシンザンパワーがさらに1馬身ほど離れた4、5番手で続きます。
 先頭のスーパーシンはぐんぐんと後続との差を広げ、危げなく先頭でゴール。キョウエイエースが残り10メートル手前で一杯になり、じわじわと伸びてきたアバシリタカラコマが交わして2番手に立ちましたが、ゴール直前で一杯になると、最後まで止まらず歩き切ったウンカイダイマオーが2着に入線。キョウエイエースはゴール直前でまた一杯となり、立て直したアバシリタカラコマが3着。キョウエイエースは4着という結果でした。

 スーパーシンは世代最多の7勝目が重賞初制覇。三冠目のイレネー記念で二冠制覇を目指します。
 一方、2番人気で4着に敗れたキョウエイエースは、14戦目で初めて3着以内を外す結果となりました。スーパーシンとは10キロ差のトップハンデだっただけに、定量戦のイレネー記念で巻き返しに期待がかかります。

成績はこちら
映像はこちら

藤野俊一騎手「前回の重賞(ナナカマド賞)は勝ったつもりでいたんですが、最後に止まって負けてしまったので、それからの重賞は全部勝つような気持ちで調整して挑みました。休み休み(レースを)使えばこのような良いレースをすると思っていました。自分で毎日調教をつけて、体調面は良いと思っていました。今日はレベルの違うレースを見せたいなと思っていました。これから(2歳シーズン重賞)2つとも(翔雲賞、イレネー記念)勝つつもりでいます」

ばんえいダービー 予想結果

今回は2名が的中

今年度の予想対決第18Rはばんえいダービー。障害をすんなりひと腰先頭で越えた単勝3番人気のライジンサンがゴール手前で一杯になるも立て直して勝利。障害3番手からじわじわと脚を伸ばした断然人気ミチシオもゴール手前で一杯になりましたが、立て直して2着。ミチシオと差なく障害を降りた6番人気のウルトラコタロウが3着に入りました。予想対決はライジンサンを本命に挙げた斎藤さんが3連単を的中。矢野さんはワイドで7レース連続の的中となりました。

斎藤:3連単200円的中! 収支+8,980円
矢野:ワイド800円ダブル的中! 収支+80円

【集計】投資額 6,000円×18R=108,000円

 赤見  +49,600円
 斎藤  +7,660円
 矢野  -16,200円
 荘司  -20,500円
 目黒  -71,880円
 須田  -76,140円
---------------------------------------
 紅組  -42,780円
 白組  -84,680円

12
Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.