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2020年始開催の見どころ(1/4~1/6)

 ばんえい十勝は、1月4日(土)より薄暮開催がスタートします。

【第20回開催3日目】
 1月4日(土)は12レース編成で、メイン第11レースはニューイヤーカップ(A1級-1組・18:05発走予定)
 近走オープンとの混合戦で好走を続ける2頭に注目。◎ホクショウユヅルは、直近の特別戦では、2走前の冬月特別(12月22日・A1級-1・2組決勝混合)が8番人気で3着。障害をやや離れたひと腰5番手でクリアし追い込んでいます。前走12月29日のA1級-2組混合戦はセンリョウボスにつかまったものの、ゴール寸前まで逃げ粘っていました。昨季3月には同条件戦を逃げ切って勝利。近走の走りを見てもA1級限定の特別戦なら実力上位といえます。
 ○センリョウボスは、冬月特別の4着馬。ホクショウユヅルよりひとつうしろのポジションで障害をクリアし、ゴールでは際どく迫りました。ここも大きく遅れずに障害を越えられれば、近走のようなレースができます。
 ▲フェアリースズは、前開催のA1級-1組・カトレア特別でメンバー最先着の4着。2走前の牝馬準重賞(5着)と続けて障害をスムーズにこなせており、据え置きの725キロなら不安はありません。
 △バウンティハンターは、昇級2走目だった12月29日のA1級-2組混合戦で僅差4着に前進。さらに上積みがありそうです。

【第20回開催4日目】
1月5日(日)も12レース編成で、メイン第11レースは新雪特別(A2級-1組・18:15発走予定)
 直近のA2級-1組の特別戦は、12月15日のターコイズ特別で、同レースの上位馬が信頼できそう。◎フレイムゴールドは、メンバー中最先着の2着。A2昇級初戦でしたが、逃げ切り勝ちを収めたオールラウンダー(3日の明け5歳重賞・天馬賞で4着)の2番手で辛抱しました。ターコイズ特別からの重量増は、ギンノダイマオー(明け4歳で特別戦での減量が20キロから10キロに減る)の20キロに次ぐ、15キロ増ですが、その後の平場戦も含め、B1級時代から5戦連続連対の好調さに乗らない手はありません。
 10頭中7頭がターコイズ特別の出走馬ですが、不出走だった○アフロディーテを対抗にします。夏までは1勝どまりも、2着に逃げ粘った8月25日のB2級平場戦をきっかけにその後、オール連対。しかも近3走は、4歳牝馬限定の特別戦、重賞で1、2着、前走は4歳以上牝馬による準重賞・レディースカップで堂々の2着。3日の天馬賞で3着に入ったオープン馬ミスカタカシマに先着を果たす(2着)など、ひと皮むけました。自己条件戦は、10月6日のB1級平場戦(1着)以来で、実質A2初戦ですが、不安よりも期待が高まります。
 ▲ミノルシンザンは、A2級の特別戦では、4着、4着、そしてターコイズ特別が3着と勝ちみに遅い成績。ためて行かないと障害が切れないので、そのぶんのロスが着差に出ています。とはいえターコイズ特別では、それまでより一段前で運べており、慣れが感じられるところ。
 ターコイズ特別4着△イズミクィーンも、障害前でのためが大事。しっかり歩ける脚があり、展開に恵まれれば一発を秘めています。

【第20回開催5日目】
 1月6日(月)も12レース編成で、メイン第11レースは準重賞・ばんえい十勝金杯(オープン・18:05走予定)
 30連勝をかけ◎ホクショウマサルが出走します。2014年のばんえいダービーを勝っている実績馬で、約2年4カ月もの長期休養から一昨年夏に復帰して以降、連勝を継続。当初はクラスに恵まれていたものの、オープン格付となった前走(12月16日・オープン-2組の平場戦)もあっさり逃げ切っています。メンバーのレベルは前走とさほど変わらず。しかし特別戦のため755キロは復帰後もっとも重い負担重量となりますが、賞金ハンデ的にはまだ楽。快挙達成へ期待が高まります。
 ○アアモンドヒューマは、前走でオープン-1組の特別戦を使われ、離されたものの4着。相手が大幅に下がる今回は賞金別定15キロ増のため実質トップハンデですが、10キロ減がある竹ケ原茉耶騎手を起用してきたとなれば侮れません。
 ▲コウリキは、障害に甘さがあるため中位からの追走になりがち。しかし12月16日のオープン-2組では、今回の出走馬中、ホクショウマサルに次いで上位の5着に入っています。先行馬でないためペースを乱されにくいのが好結果につながった印象。ここもホクショウマサルがおり、展開が向けば見せ場以上も。
 △カンシャノココロはひと息の近況ですが、今季重賞で掲示板内が3回。平場戦よりは特別戦のほうが持ち味をいかせそうです。


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