障害得意のコウシュハウンカイに期待
基礎重量が850㎏ともなると、ほとんどの馬が障害をひと腰では超えられなくなりますが、それがプラス材料となる馬もいます。今回のメンバーで、これまでよりも高重量になることがプラスとなるのは、やはり昨年のこのレースの1着馬キタノタイショウと2着馬コウシュハウンカイでしょう。
キタノタイショウはじっくり脚をタメなければ障害をスムーズに上げられないところがあり、他馬も障害で手間取るぶんで優位。コウシュハウンカイはすぐに次の腰が入る障害巧者ですが、最後にどんでん返しを食らいやすい馬なので、他馬も疲れて直線一気が決められないぶん、優位に立てます。
ただ、キタノタイショウは他馬の自滅を期待しなければならないのであくまでも穴馬。コウシュハウンカイのように確実に障害を越えてくる安定感がありません。よって、◎はコウシュハウンカイにすることにしました。この馬は今シーズン重賞を5戦して1着1回、2着3回、3着1回と全く崩れていません。障害で度々崩れることがあった昨年よりも地力をつけていると言えるでしょう。
○は、前々走のばんえいグランプリを制して今シーズンの重賞2勝目を挙げたオレノココロ。休養明けの前走では7着に凡退したものの、障害はひと腰で上げられていたし、今回は膝をついてもすぐに立て直せればチャンスがあるでしょう。問題はここで変われるか、変わるのはこの先になるかということでしょう。
▲は、昨年のこのレースの覇者キタノタイショウ。昨年はこのレースまで1勝も挙げられませんでしたが、今年は前々走で勝利している点がプラス。ただし、相手次第のところがあり、過信し過ぎるとやられるタイプなので狙い下げました。
△に、前走の岩見沢記念では、昨シーズンのばんえい記念以来の重賞勝利を挙げたフジダイビクトリー。880㎏のトップハンデを背負わされた昨年から一転、今年は860㎏で挑めるというのはプラスですが、昨年よりも全体的な勢いが落ちているのは事実。今回が約1ヵ月ぶりの実戦になることもあり、狙い下げました。
あとは今シーズンで連対を外したのは、ばんえい記念から直行したばんえい十勝オッズパーク杯のみで、オープンや重賞では常に連対のニュータカラコマ。今年は何度も立て直しながらの出走で、いつ崩れても不思議ではないのに、崩れていないのがこの馬の怖さです。
他では穴馬として、一昨年の岩見沢記念1着、北見記念2着のホクショウユウキ。この馬は長期スランプで今シーズンは未勝利ですが、休養させたことや転厩により、近走では上昇度を見せているので、一発候補として馬券に加えます。
◎ (9)コウシュハウンカイ
○ (4)オレノココロ
▲ (5)キタノタイショウ
△ (6)フジダイビクトリー
△ (3)ニュータカラコマ
△ (1)ホクショウユウキ
馬複
9-4,5,6 1500円 計4500円
3-9 1000円
1-9 500円