アサヒメイゲツの逆転劇に期待
さて、今週は3歳牝馬の最高峰ばんえいオークス。このレースは定量戦ということもあり、その後、名牝と呼ばれる実績馬が優勝する傾向があります。今年は、ばんえい菊花賞2着のキサラキクvsばんえい菊花賞の4着馬アサヒメイゲツの対戦図式。実績は今年2月の黒ユリ賞を勝ったキサラキクのほうが上ですが、前走では障害で膝をついてしまったのが不安材料です。また、秋桜賞勝ちの実績を含めて、菊花賞までの勢いはアサヒメイゲツのほうが上でした。
よって◎には、ばんえい菊花賞の4着馬アサヒメイゲツを推します。ばんえい菊花賞ではキサラキクと3.4秒差ですから、逆転の可能性は十分あります。確かに障害の仕掛けがワンテンポ遅いのが玉に瑕ですが、確実に上位争いをしてくる馬という意味ではキサラキクよりも障害が安定しているこちらでしょう。
○は前記のキサラキク。前走で膝をついたといってもすぐに立て直されているので、けっして悪い内容だったわけではありません。しかし、1番人気になることを考えると対抗評価が妥当でしょう。
▲は◎○ともに末脚を生かしたいタイプだけに、ある程度前で立ち回れる強み評価したいキクノカチドキ。この馬は重賞はもちろん、特別戦にも出走したことがない格下ですが、3歳戦で穴をあけるとすれば勢いのあるタイプ。前走ではソラチキクヒメが先着していますが、前々走ではキクノカチドキが先着しています。ソラチキクヒメとキクノカチドキは能力はほぼ互角と見ていますが、今回は前に行ききりたい馬が揃っていて、ソラチキクヒメは自然とペースアップしてしまうか、それを避けるために後方からレースを進めるかで、いずれにしても持ち味が生きない感があるので、行ききりたい馬よりも少し後方から競馬が出来るキクノカチドキのほうを評価しました。
あとは△に今シーズン8勝のフェアリードール。近2走も勝ち馬との着差はわずか。また、前走はここを意識した障害重点の走りで、この馬もある程度前で立ち回れるので展開の妙があります。他では黒ユリ賞4着、B4クラスでも連対実績があるメモリアルサマー。この馬は障害に課題のある馬ですが、障害さえクリアしてしまえば◎○と互角レベルに戦える馬です。今回は末脚を生かした競馬をするようなので、序盤でたっぷり息を入れれば難なく克服しても不思議ではありません。
◎ (5)アサヒメイゲツ
○ (2)キサラキク
▲ (7)キクノカチドキ
△ (3)フェアリードール
△ (8)メモリアルサマー
馬複
2-5 1500円
5-7,3,8 500円 計1500円
3連複
5-2,7,3,8 500円 計3000円