上がり馬カイシンゲキに期待
ばんえい競馬のクラシック第1弾のばんえい大賞典。例年、実績馬vs上がり馬の対戦図式となります。実績馬はハンデが積まれることもあり、過去の傾向は上がり馬優勢。また、馬場が軽い年はハンデの軽い牝馬が活躍しています。特に今年はイレネー記念の勝ち馬ホクショウマサルは不出走で、他の重賞勝ち馬ホクショウメジャー、ブラックニセイ、キサラキクは近走不振。となると、"今年もやっぱり上がり馬"となる可能性が高いのではないでしょうか。
よって◎は、前回のはまなす賞でも本命にした上がり馬カイシンゲキ。この馬は2歳時の成績がイマイチで特別戦にも出られませんでしたが、今シーズンは絶好調で初戦3着のあとは9連対とまさに快進撃。苦手な障害を克服して、急激に力をつけました。特に前走のはまなす賞では4歳馬のトップクラスを相手に惜しい2着。実績馬や他の上がり馬と比較してハンデが10㎏軽いことや障害を降りてからの脚もしっかりしていることから、惨敗するイメージが沸きません。勝てずとも上位入線するのではないでしょうか。
○は近走3連勝しているように、ここへ来て急激に力をつけたシンザンボーイ。確かに近走の着差は勝ち馬とわずかで破壊力に欠ける一面もありますが、粘り強さは一級品。地味に強いタイプです。
▲はナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップ、イレネー記念と全て勝ち馬が入れ替わった中で、常に上位争いに加わってきたハクタイホウ。今シーズンも古馬の実力馬と戦って、互角以上の走りを見せていて、実績、勢いともにメンバー中で一枚上と言える存在です。いつ重賞を勝っても不思議ではない馬なのですが、常にレース運びが勝つというよりは、優等生的な運びで・・・推定1番人気を考えると、つい狙い下げたくなる馬です。
△にナナカマド賞の勝ち馬ホクショウメジャー。この馬は障害巧者で、スピード勝負の軽量戦は苦手ですが、ナナカマド賞のように馬場が重くなればチャンスがあります。馬場が重かった前々走では2着と善戦しているように、重馬場の高重量戦ならば望むところでしょう。
あとはナナカマド賞の2着馬ゴールデンフジ。この馬はこれまでレース中に若さを見せる競馬で、無駄にエネルギーを喪失するところがありました。しかし、最近はきょろきょろするところがなくなり、レースに集中するようになってきたので、大駆けがあるかもしれません。
他では黒ユリ賞の勝ち馬でイレネー記念でも3着のキサラキク。確かに近走はやや不振ですが、前走2着が示すように極端に不振というわけではなく許容範囲です。軽ハンデ670㎏を生かせば、チャンスはあるでしょう。
◎ (2)カイシンゲキ
○ (6)シンザンボーイ
▲ (9)ハクタイホウ
△ (7)ホクショウメジャー
△ (3)ゴールデンフジ
△ (1)キサラキク
馬複
2-6 1500円
2-9 2000円
2-7,3,1 各500円 計1500円
3連複
2-6,9,7,3,1 各100円 計1000円