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9/16銀河賞回顧

ニュータカラコマが久々の重賞2勝目!

 16日(日)は重賞・銀河賞(4歳オープン)が行われ、単勝5番人気のニュータカラコマが優勝。昨年のイレネー記念以来となる、重賞2勝目を挙げました。

 クリテンホウが出走取り消しとなり8頭立て。馬場水分は2.6%と、やや力の要る馬場状態で行われました。フジダイビクトリーが先手を奪いますが、以下はほぼ横一線。隊列に大きな変動はなく、そのまま第2障害を迎えました。
 じっくりためたフジダイビクトリーが最初に仕掛け、早くも天板に脚を掛ける勢い。それを見て各馬も一斉に登坂を開始し、なかでもブラックパールが抜群のかかりを見せます。その間にフジダイビクトリーは先頭でクリア。やや遅れてブラックパールが続き、さらに1馬身ほどの差でアグリコトブキも障害を突破。以下オイドン、ニュータカラコマ、タカノテンリュウと続きました。
 先頭を行くフジダイビクトリーは徐々に脚いろが鈍り、追いかけるアグリコトブキ、ブラックパールも重い脚どり。そんな中、軽快に脚を伸ばしてきたのがニュータカラコマ。残り30メートルを切ったあたりで早くも先頭に躍り出て、一気に他馬を突き放しに掛かります。残り5メートルでいったん脚を止めますが、2番手追走のアグリコトブキの脚も止まったために事なきを得て、先頭でゴールを果たしました。立て直したアグリコトブキが2着で、ゴール前で鋭く脚を伸ばしたブラックパールが3着で入線しました。

 各馬が脚を止める、イレネー記念同様のサバイバルレースを制したニュータカラコマ。昨年のはまなす賞2着、そしてばんえい大賞典、ばんえいダービーでともに3着と、世代屈指の力があることはこれまでも証明していました。ただ今回のレースで見えてきたのは、いわゆる消耗戦で底力を発揮するタイプということ。今後、重量が増えてくる古馬の重賞戦線でも活躍が期待できそうです。
 牝馬のアグリコトブキ、ブラックパールがそれぞれ2、3着。消耗戦となったことで牝馬20キロ減が生きた印象もありますが、牡馬一線級を相手に互角以上の立ち回りを見せたことは収穫でしょう。11月のクインカップはもちろんのこと、1月の天馬賞でも互角のレースを見せてくれそうです。

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藤野俊一騎手「馬場水分2.6%のこのレースは、流れは向いていたと思います。この馬は障害をいかにうまく越せるかがポイントで、障害を降りた位置取りでは勝てるかなと思いました。イレネー記念勝ちからも力はあるので、これからも頑張りたいと思います」

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