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2/20黒ユリ賞回顧

ヤマトホマレが世代女王に君臨!

 20日(日)は重賞・黒ユリ賞(3歳牝馬オープン)が行われ、単勝1.9倍の断然人気に推されたヤマトホマレが優勝。重賞初制覇を飾り、名実ともに2歳シーズン女王の座に就きました。

 馬場水分は1.7%と重めで全馬未経験の620キロだけに、道中は各馬とも慎重な構え。馬群をリードしたのはアアモンドマツカゼで、これにブラックパールが続く展開。ヤマトホマレはこれを見るかたちの3番手。差なくトモエウンカイが追走して第2障害を迎えました。
 各馬が障害下にそろう前に、早くもアアモンドマツカゼが登坂を開始。人気上位の3頭、ヤマトホマレ、トモエウンカイ、ブラックパールもそれに呼応するように動きました。この3頭が抜群の掛かりを見せ、各馬ふた腰目、横並びで障害をクリア。まさに巴戦の様相を呈して、最後の直線を迎えました。
 抜群の末脚を見せたのはヤマトホマレで、残り30メートル付近で1馬身半ほどリードを広げます。2頭も懸命に脚を伸ばしますが、食い下がるのがやっとで、差はいっこうに詰まりません。結局そのままヤマトホマレが逃げ切り、重賞初制覇の栄冠を手にしました。これを追撃しつつ一進一退の攻防を続けていた2頭ですが、残り5メートルでブラックパールが前に出て、1馬身ほどの差で2着入線を果たしました。

 牡馬相手で苦戦が続いていたヤマトホマレですが、さかのぼればA-1戦でも勝利を挙げているように地力は確か。その実力馬が牝馬限定のここを照準に仕上げられ、きっちり結果を出しました。父スピードカザンは数少ない産駒(登録は4頭)から重賞ウイナーを輩出。定年11歳(当時)まで長く活躍した父のように、今後ヤマトホマレにも息の長い活躍を期待したいと思います。

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細川弘則騎手「とりあえず勝って一安心したのと、嬉しいのと両方です。障害さえうまく越えられれば、と思っていましたが、ほかの2頭も接戦でしたし、油断のできないレースでしたね。これからますます楽しみな1頭だと思います」

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