思い切ってコウドウフジ
先週の北斗賞は雨馬場予想がうまくハマリました。それにしても、今年の帯広はどうしてこんなに雨が続くんでしょう? これはもう完ぺきな梅雨ですよ。今週のばんえい大賞典も雨馬場を想定して予想します。
当然ながら、同じ雨馬場で行われた6月7日のとかちダービーが参考になると思います。アオノレクサスが第2障害の手前で息を入れることなく直行、先頭でこれをクリアして、キタノタイショウの猛追を振り切り快勝しました。今度はその時より30キロの増量。しかもトップハンデともなりましたから、同じ芸当はできないでしょう。とかちダービーが参考になるとは言っても、負けた馬の巻き返しを考えたほうがおもしろそうです。
その時の上位馬のうち、2着のキタノタイショウと4着のジャングルソングは欠場。となると、3着のアアモンドヤマトが浮上してきます。ただし、先週の北斗賞予想でも書きましたが、雨馬場になると1コースと10コースの馬は苦しいですね。10コースに入ってしまったアアモンドヤマトには?が付きます。
それじゃぁ、5着のワタシワスゴイと6着のウィナーミミはどうでしょう? 同世代の牝馬の中では1、2を争う存在。でも、牡馬に混じると成績は今イチです。とかちダービーでも前に行けませんでしたし、そのレースでアオノレクサスとは30キロの差があったのに、今回は20キロ差。逆転は難しいかもしれませんね。
オッと、肝心なことを忘れてました。とかちダービーのウィナーミミは10コースでしたね。ということは、この6着は度外視できそう。たとえアオノレクサスとの重量差が縮まったとしても、この馬にはチャンスがあると思います。
そこまで言うのであれば、コウドウフジも侮れませんよ。とかちダービーでは2番人気に推されながら、1コースでほとんど動けず惨敗。ところが、この馬、2歳王者決定戦のイレネー記念で5着に健闘しています。その時の優勝馬キタノタイショウ、3着馬のホクショウバンクは不在、2着アオノレクサスとは10キロのハンデ差がつき(イレネー記念は同重量)、4着のキンノカミは1コース。アッと驚く大逆転の目は十分にあるはずです。
では結論。ここは思い切ってコウドウフジを狙ってみます。買い目は、この馬を頭にした馬単総流しと、1着ウィナーミミ、アオノレクサスから2着コウドウフジへの馬単。高配当が期待できるでしょう。
思ったほど雨が降らず、馬場水分が5%台にまで下がるようだったら、アアモンドヤマトが浮上してくると思いますが、まずは馬場状態をよく見極めてから馬券を買ったほうがよさそうです。早く天候が回復して、夏の北海道らしい夜空の下でのレースを見たいですね。では、今回はこのへんで。