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2008年12月29日 アーカイブ

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12/30ヤングチャンピオンシップ予想 矢野吉彦

2008年12月29日(月)

軽い馬場、軽い荷物でタワノアヤカ

 前回、ばんえいダービー予想の結びに、「よいお年を」なんて書いちゃいましたが、まだヤングチャンピオンシップがあったんですね。大井のふるさとコーナーで場立ち予想会を開催する日のメインレースなのに! スミマセン、気合いを入れて予想します。

 まず、30日の帯広は雪の予報。28日の馬場はちょっと重くなっていたようですが、一転して軽馬場になりそうです。取りあえず軽馬場を前提に考えてみました。
 青雲賞、ナナカマド賞を制したホクショウバンクが600キロの荷物。馬場水分4.4%、1分30秒6で走った北見産駒特別からは30キロ増です。一方、ナナカマド賞で同馬より20キロ軽い荷物を曳いて3着に入ったタワノアヤカは、今回570キロ。ホクショウバンクとは30キロの差になりました。これなら、2頭は互角と見てもいいでしょう。ただしタワノアヤカは、やはり馬場水分4.4%だった釧路産駒特別の走破タイムが1分43秒0。そこからは30キロ増なので、単純に計算すると分が悪いわけですが。
 もう1頭、馬場水分3.9%の十勝産駒特別を1分41秒5で走ったキタノタイショウも、今回はそこから30キロ増。タワノアヤカとは横並びと考えられます。
 取りあえずはこの3頭の三つどもえだと思います。でも、3頭ボックスじゃぁあまりにも平凡な予想になっちゃいますね。そこで、敢えて軸馬を決めます。ここはタワノアヤカに期待しましょう。釧路産駒特別ではゴール前がちょっと甘くなりましたが、今回はその時より軽い馬場になると見ました。軽い荷物の牝馬がピュンピュン飛ばして行ったとき、荷物の重い牡馬がついていこうとすると、第2障害への仕掛けが一瞬早くなりがち。そこでちょっとでも引っ掛かれば、先へ行った牝馬にわずか届かず、という結末になるかもしれません。そこを狙うわけです。
 馬券は、まずタワノアヤカとホクショウバンクの馬単オモテウラ。あとはタワノアヤカを頭に、キタノタイショウ、アオノレクサスへ流します。雪馬場だった若駒特別のキタノタイショウの切れ味も捨てがたいですが、今回はこれに決めました。

 さて、あちこちでお知らせしているとおり、30日は大井ふるさとコーナーで年末恒例の場立ち予想会を実施します。当日の予想は、当然ながら馬場状態をにらみながら、となりますので、ひょっとしたらこのコラムとは違う結論になるかも。それは当日のお楽しみ、ということにしておきましょう。 
 では、そこでお会いできないばんえいファンのみなさん、改めてよいお年を!

12/30ヤングチャンピオンシップ予想 斎藤修

4連勝の勢いでキタノタイショウ

 ◎キタノタイショウ
 ○タワノアヤカ
 ▲ホクショウバンク
 △アオノレクサス

 詳細は、オッズパークのブログをご覧ください。

12/30ヤングチャンピオンシッププレビュー

 12月30日(火)のメインは今季から重賞に格上げとなった第10回ヤングチャンピオンシップ。11〜12月にかけて5戦行われた2歳産地別特別の上位馬による一戦です。
 ここは、ハイレベルなメンバー構成だった十勝産駒特別(12月7日)の勝ち馬キタノタイショウ、北見産駒特別(11月30日)の勝ち馬ホクショウバンクの一騎打ちでしょう。
 キタノタイショウは目下4連勝。近2走の十勝産駒特別、前開催の若駒特別(2歳オープン)も好位から力強く抜け出しています。4連勝はいずれもタイム差以上の完勝と充実一途の近況だけに、5連勝でのタイトル奪取も十分ありそう。ホクショウバンクとの10キロ差を生かしたいところです。
 ホクショウバンクは重賞ナナカマド賞(9月28日)勝ち以降、3戦して未勝利でした。とはいえ他馬より10キロ以上重いハンデを課せられながら、毎回きっちり末脚を伸ばしてくるレースぶりからは貫禄さえ感じさせます。前走北見産駒特別を豪快に差し切って再び上昇気流に乗りました。その後2開催あけて、ここへ向け調整されてきたローテーションも魅力です。
 この2頭に割って入るとすれば最軽量牝馬のタワノアヤカ。釧路産駒特別(11月23日)を制した実力馬です。逃げ差し自在の脚質ですが、テンが速いウィナーミミが出走回避したことで、ここは行ってしまいそう。展開しだいではそのまま押し切ってしまう可能性も否定できません。
 十勝産駒特別2着のアオノレクサスも実力的にはそん色ありません。しかしこのところやや障害が甘いところがあり、今回の負担重量増は歓迎ではありません。

出走表はこちら

【参考レース】

11/23 釧路産駒特別(勝ち馬:タワノアヤカ)
11/30 北見産駒特別(勝ち馬:ホクショウバンク)
12/ 7 十勝産駒特別(勝ち馬:キタノタイショウ)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

12/28ばんえいダービー回顧

ライデンロック二冠達成!

 28日(日)に行われたのはばんえいダービー(3歳オープン)。2番人気のライデンロックが勝利し、ばんえい大賞典と合わせて二冠を達成しました。

 道中はライデンロック、オレワスゴイといった上位人気馬が先行。しかし、各馬ほぼ一団のまま進み、勝負どころの第2障害を迎えました。
 オレワスゴイが真っ先に仕掛けるも、天板までは届かず。それを見るようにライデンロックが動くと抜群の掛かりを見せ、ひと腰で障害を越えていきました。一歩遅れてオレワスゴイも障害をクリアし、一騎打ちの様相。やや遅れてカイセテンザンとウメノタイショウが続いていきました。
 しかしライデンロックの逃げ脚は快調。一気に後続を突き放すと、楽な手ごたえのまま残り10メートル。脚いろこそやや鈍りましたが余力は残っている印象で、ゆうゆうと二冠のゴールを果たしました。2番手追走のオレワスゴイは脚取りが重く、外から伸びたカイセテンザンが残り10メートルでこれを競り落として勝負あり。内からニシキエースが飛んできましたが、これも振り切ったカイセテンザンが2着を確保しました。オレワスゴイはゴール寸前で脚が止まってしまい、結果6着に敗れました。

 ばんえい菊花賞こそ障害でのヒザ折りが響いて9着と大敗を喫したライデンロック。しかし今回は、それとは対照的に本来の目の覚めるような登坂を見せました。もちろん馬自身のパワーアップもさることながら、リズムよくレースを進めることができたのが大きかったでしょう。世代ナンバー1の座に就くにあたって、それに恥じないレースぶりだったと思います。
 5連勝と波に乗っていたカイセテンザンが、勢いそのままに2着。ばんえい大賞典ではゴール寸前でウメノタイショウに交わされての3着だっただけに、なんとか粘りきることができたのは地力強化の証明。これまでの重賞4戦を見てもいつかは順番が回ってきそうな走りっぷりで、今後も目が離せない1頭です。
 牝馬三冠を達成したニシキエースが3着。今回は障害5番手と中団からになったのが結果に直結した印象ですが、もっとも目立った伸びを見せていたのも事実。同世代なら牡馬相手でもなんらヒケを取らず、牝馬20キロ減を味方に、さらにタイトルを積み重ねることでしょう。引き続き注目です。

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映像はこちら

尾ヶ瀬馨騎手「今日は万全の仕上がりでしたし千葉先生が調教をびっちりつけていますから、折り合いをつけて走ることができれば勝てると思っていました。道中の流れも落ち着いたし、この馬向きの展開になりましたね」

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