通常は12レース制で行われているばんえい競馬の開催ですが、今週の土曜日(9日)は、全11レースでメインは第10レースとなりますのでお気をつけください。なおこの日の第1レースの発走時刻は普段より30分繰り下がって11:30となっています。
またスカパー!の放送チャンネルが、11日(祝・月)のみ241chから795chに変更となりますのでご注意ください。
2月9日(土)のメイン第10レースは北斗七星特別(500万円未満)。
傑出馬不在で混戦模様ですが、前走(1月20日)、平場の500万円未満を制したイナノプリンセスに期待します。その前走は離れた障害2番手から逃げるコトノカツマを追走。残り30メートルで並びかけるとそのまま突き放す楽勝でした。これで7カ月の休養明け後、このクラス(混合戦含む)では2戦2勝。休養前には特別戦でも好走していた実績があり、今回は連勝なるかに注目です。
このクラスの上位安定勢力であるコトノカツマ、ストロングペガサスも争覇圏。先行力あるブランドボーイも軽馬場なら軽視できません。
2月10日(日)のメイン第11レースはダイヤモンドダスト賞(5歳オープン)。メンバー中5頭が1月13日のポプラ賞(4・5歳)に出走していました。
ホクショウダイヤは今シーズン、世代限定戦での8戦中7戦が4着以内と安定した成績を残しています。今回は735キロでトップハンデですが、他馬との重量差も許容範囲で心配はないでしょう。追い込み一手なので展開に左右される面はありますが、連軸としての期待が持てます。
ポプラ賞は不出走だったエメラルド、ニシキユウの牝馬2頭は軽ハンデが魅力。特にエメラルドの690キロはいかにも恵まれた印象で先行して粘り込む場面も考えられます。
ポプラ賞の1、2着、ツジノコウフクとヒロノドラゴンは登坂力を生かし再度の上位進出も考えられるでしょう。好調続くコーネルも侮れないところです。
2月11日(祝・月)のメイン第11レースは然別賞(オープン)。前開催の睦月特別のメンバー中7頭が出走を予定しています。
今回は、その睦月特別(1着)を含めオープンで7戦連続連対中だったカネサブラックが不出走。となればその前走で障害6番手から鋭く追い込み、3番手以下を離しての2着だったフクイズミに注目が集まります。
睦月特別は不出走でしたが、実力ではヒケをとらないトカチプリティーが相手筆頭。牝馬ワンツーの可能性も十分です。
障害力上位のミサイルテンリュウ、このところ末脚に安定感があるスーパークリントンも差はありません。睦月特別は5着も、障害は崩れていないナリタボブサップの巻き返しも考えられます。
この日の第10レースは、3歳オープンによるつばき特別です。
ヤングチャンピオンシップ(12月30日・1着)以来となる実力馬ホクショウジャパンの取捨がカギとなりそうです。前々走(12月24日)の2歳A1戦では牝馬と最大45キロものハンデ差を課せられ6着。デビュー以来初の掲示板外に沈みました。続くヤングチャンピオンシップは最大15キロ(牝馬とは35キロ)差で勝利しましたが、馬場水分7.5%の高速決戦だっただけに参考外。今回は最大重量差がさらに5キロひらいて20キロ(牝馬とは40キロ)となることから厳しい戦いが予想されます。
ここは前開催の若駒特別(3歳オープン)の1、2着、スピード自慢のニシキボスと、障害巧者オレワスゴイを中心とした争いとなりそうです。
前々走まで3戦連続連対で、若駒特別では好位追走から僅差の3着に追い込んだ上がり馬カイセテンザンや、実績上位のウメノタイショウも有力視できます。