11月25日(日)のメインに第28回北見記念が行われます。9月に行われた岩見沢記念同様、今季の獲得賞金による別定重量で争われます。今回のメンバー10頭中8頭がその岩見沢記念に出走と、ほぼ再戦となりました。
トモエパワーは岩見沢記念の覇者。障害先頭から粘り込みを図るミサイルテンリュウが一杯になった隙に差し切りました。昨季のばんえい記念勝利の実績が示すとおり高重量戦は望むところ。今回は、ほとんどの馬が岩見沢記念から20キロの加増なのに対し、この馬は30キロのプラスとなりますが、ミサイルテンリュウ、カネサブラックと同じ870キロだけに、さほど不利にはならないでしょう。重賞連勝の可能性もあります。
岩見沢記念では、最後はカネサブラックにも交わされ惜しい3着のミサイルテンリュウ。当時10キロ軽かったトモエパワーと今回は同重量になることから、俄然巻き返しの期待がかかります。
フクイズミは、未経験の820キロを課せられた岩見沢記念は追い込み届かず5着。同レースを除いた近6走のオープンは4勝、2着2回と好調ですが、700キロ台前半の負担重量がほとんど。これまで連対時の最大重量は800キロであり、岩見沢記念の敗因は重量にあるとも考えられます。今回はトモエパワー同様、さらに30キロ加増された850キロでもあり見送りが妥当でしょう。
カネサブラックは850キロを課せられた岩見沢記念で2着。それまで760キロが連対時の最大重量だっただけに大健闘でした。しかしフロックだった可能性も否定できず、当時からさらに20キロ増の今回は、期待より不安のほうが上回ります。
岩見沢記念で4着タケタカラニシキ、6着シンエイキンカイは、前開催の霜月特別はともに740キロで、1、3着に好走しています。今回のような高重量戦ならさらに走りに安定感が増し、穴に一考できるでしょう。
昨年の優勝馬・アンローズは、帯広コースはいまだ未勝利。変わり身が期待された夏の帯広でも1度も連対できませんでした。帯広で行われる北見記念では評価を下げざるをえません。
ほか、岩見沢記念10着ながら前走混合オープンで今季初勝利のナリタボブサップ、岩見沢記念不出走で霜月特別は6着スーパークリントン、岩見沢記念8着のサダエリコが出走します。
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【参考レース】