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やっぱり馬が好き(第40回) 旋丸 巴

大好評マグカップ

 ナイター競馬が終わった途端に、ばんえい競馬にも秋風が吹いて、ちょっと売り上げが心許ない。いや、売り上げだけではなく、競馬場に来る観客も目に見えて少なくなった。

 この時期は、北海道は秋の収穫期。特に、農業が基幹産業の十勝では農家だけではなく、関連する様々な産業が大忙しの時期であって、だから、競馬場の入場人員や売り上げが低下するのも、ある意味仕方ないのだけれど、しかし、「仕方ない」と言って手をこまねいている訳には行かないので、ばんえい競馬応援団としては、あれやこれやと考えるのだけれど、色々な人の意見を聞いてみると、しばしば、「ばんえい競馬を、もっと魅力的に」というような意見に出くわすのである。特に、あまり競馬に親しんでいない方からは、そういう御意見を頂戴する……のだけれど……いや、ちょっと待って。本当に、今の、ばんえい競馬って、そんなに魅力がないの?

 情報局の読者諸氏なら御存知通り、答えはNO! そうなのである、ばんえいは既に充分な魅力を持った競馬なのである、スポーツなのである、競技なのである。

 ただし、である。その魅力が、充分に伝わっていない。いや、充分に伝えていなかった、という方が正しいかもしれない。

 という訳で、「ばんえい競馬の魅力を伝えよう!」と、私なりに奮起。勿論、私の本業は物書きであるから、各メディアでピーアールするのは当然だけど、もうひとつ、私が実験的に着手したのは「名馬グッズ」の作成。

 個性的な名馬達を知れば、ばんえい競馬の面白さ倍増すること間違いなし。だから、百花繚乱のヒーロー、ヒロインをグッズで紹介し、一人でも多くの人に彼らの個性を知ってもらおう、と考えたわけである。

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 という訳で、最初に作った名馬グッズが「フクイズミ・マグカップ」。先日(10月14日)のオープン戦・狩勝特別でも、ゴール前、怒濤の差し足でキッチリ差し切ったフクイズミ。厩舎サイドからも作成について快諾していただいたので、この愛しの芦毛ちゃんのマグカップを作って、競馬場の売店リッキーハウスで販売したのだが……。

 価格1500円という、ちょっと高めの値段設定にも関わらず、これが大好評でアッという間に売り切れ。慌てて増産する、ということに相成った。しかも、嬉しいことに、お客様からは「他の馬のはないの?」と尋ねられることも、しばしば。

 それでは、ということで、先日、第2弾として、「アンローズ・マグカップ」も販売開始したのだけれど、これまた売れ行き上々で、まずは一安心というところである。

 因みに、フクイズミ・マグカップは1種類、アンローズについては2種類のマグカップを作ったけれど、いずれにも小さな「紹介メモ」を入れた。生年月日や戦績の他、この馬の特徴なんかも記して、少しでもファンに楽しんでもらおう、というのが狙い。このマグカップで一人でもディープなファンが増えてくれれば嬉しいのだけれど……。

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 そんな名馬マグカップだけれど、関係者からは早くも「次は、どの馬のマグカップ作るの?」とか「あの馬のマグカップを作ったらいいのに」というような御意見を多数いただいていて、はてさて、どうしましょうか? 私個人としては、次はミサイルテンリュウかな、などと考えているのだけれど、貴見いかが?

付記:一昨日、フクイズミの厩務員ヤスさんから、「アン姐さんだけ2種類なんて、ズ・ル・イ ズ・ル・イ」というメールが届いた。「そのうち、マグカップの売り上げで大儲けしたらフクイズミの別バージョンも作りますけん」とお返事メールを出して、しかし、1個につき利益は40円。なので、余程売れない限り「大儲け」には、ほど遠く……。

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