先週土曜日(20日)の第2レースで、今年1月にデビューした西謙一騎手が50勝目を挙げました。ばんえい競馬では重賞・特別競走を除き、通算50勝未満の男性騎手は10キロ、女性騎手は20キロの減量特典があります(さらに女性騎手には50勝到達後も10キロの減量がされます)。
これで一人前の騎手の仲間入りとなった謙一騎手。2000勝ジョッキーである父・弘美騎手にも負けない活躍を期待したいところです。
10月27日(土)のメイン第11レースは帯広スーパーSS特別(430万円未満)です。
近4走の430万円未満で1度も連対を外していないミスターセンプーの安定度が一枚上でしょう。02年のナナカマド賞(当時は重賞)勝ちをはじめ2歳時から息の長い活躍をしている同馬。自慢の登坂力を生かし粘り込む場面も十分です。
9月29日、10月6日の430万円未満で、それぞれミスターセンプーを破っている銀河賞2着ヒロノドラゴン、同5着メジロショウリキの両4歳馬も上位争いを期待。確実に使える末脚が武器のイチショウリも侮れません。
10月28日(日)のメイン第11レースは日勝特別(オープン)です。
今回のメンバー中8頭が、前開催の狩勝特別に出走していました。
その狩勝特別を障害6番手から豪快に差し切ったのがフクイズミ。今回は2、3着馬が不在のメンバー構成だけに連勝の期待がかかります。
混戦の2着争いを演じたカネサブラック、スーパークリントン、ミサイルテンリュウらも上位に食い込んでくるでしょう。
ギャンブラークインは、狩勝特別では障害で腰が入らずに最下位に敗れましたが、オープン入り2戦目の今回は変わり身も期待できそうです。
この日の第10レースに第30回ナナカマド賞(2歳オープン)が行われます。
前回の2歳A1戦は一時調子を落としていたオレワスゴイが快勝。2歳A2からの連勝を飾りました。しかし、青雲賞2着ホクショウジャパンや、北央産駒特別1着ウメノタイショウが不出走での結果だけに、これら一線級が揃った今回は試金石となる一戦です。
これら3頭に、青雲賞1着で前回のA1戦を僅差4着のコトブキタイガー、白菊賞を制し2歳牝馬ナンバー1・カネヅルを加えた面々による大混戦が予想されます。
10月29日(月)のメイン第11レースは高松市愛と幸福の都市交流記念(500万円未満)です。
ここはエメラルドと、ライジングサンの一騎打ちが濃厚です。
エメラルドは、前々開催の同条件戦・神無月特別で、障害先頭から粘るライジングサンをゴール前で強襲。昇級初戦を白星で飾りました。前開催は、4歳牝馬重賞・クインカップで、ニシキユウとともにトップハンデ670キロを課せられたものの3着と健闘。力のあるところを見せました。
一方のライジングサンは、前開催のいちょう特別は“エメラルドの居ぬ間に”とばかりにしっかり勝利を収めています。
この2頭に割って入るとすれば、いちょう特別2着のコトノカツマ。3走前(9月17日)の混合600万円未満でもライジングサン(3着)とコンマ3秒差4着に健闘しており人気薄でも侮れません。
ほか、同レース3着のテンカ、同7着ツジノコウフクも無視できない存在です。