11日(日)のメインレースに重賞のポプラ賞(4・5歳オープン)が行われます。4歳からはダービー馬ナカゼンスピードが単騎参戦。ほか、カネサブラックを筆頭とする5歳馬9頭が出走を予定しています。
注目はやはりカネサブラック。前走の睦月特別は、フクイズミやミサイルテンリュウといったオープン各馬を相手に快勝。障害先頭クリアから追い込み勢を退ける危なげないレースを展開しました。当欄でしばしば取り上げているように、いまや世代トップのみならず、ばんえいの頂点を伺う存在まで成長。世代限定戦で10キロハンデ差ならば、ここは完勝を期待したいと思います。
ダービー馬ナカゼンスピードは、昨暮から目を見張るような成長を見せ、1カ月ほどで390万クラスから650万クラスまでジャンプアップ。それに比例するように力をつけており、現在3連勝をマークしています。さすがに今回のメンバーでは、とも思いますが、勢いは抜群だけにここも激走が期待できそうです。
銀河賞勝ち馬のスーパークリントンは、その後2戦して6、8着。相手がオープン一線級ではありましたが、前走睦月特別は勝ち馬がカネサブラックだけに分が悪いといえます。とはいっても、2歳時からこの世代のトップクラスとして活躍してきただけに、底力は超一流。ここも十分に勝負なるといえましょう。
しかし、同じ銀河賞上位組ならばスーパーロイヤルのほうが期待大かもしれません。2走前の柏林馬事公苑特別ではエビスオウジャの3着、睦月特別も5着と、まずまずの走りを見せています。現在800万クラスだけに、ハンデも対カネサブラックで20キロ、対スーパークリントンで10キロと恵まれている印象。一発が十分期待できると思います。
障害巧者ナリタボブサップは、ニューイヤーカップで追い込むレースを見せて3着。2着のカネサブラックとは同重量で0秒4差と、好勝負を演じてみせました。睦月特別は6着といっても6秒3差だけに、ここも無視できない存在といえます。
牝馬2頭ウィナーサマーとエンジュダイヤは、近走精彩を欠く内容だけに巻き返せるか注目。銀河賞4着のコブライチ、軽ハンデのコマヨシニセイ、キタノカイザーも一発を狙います。
出馬表はこちら
【参考レース】
1/3 銀河賞(勝ち馬:スーパークリントン)
1/6 幸福特別(勝ち馬:ナカゼンスピード)
1/8 ニューイヤーカップ(2着:カネサブラック)
1/9 柏林馬事公苑特別(3着:スーパーロイヤル)
1/21 睦月特別(勝ち馬:カネサブラック)
※幸福特別以外の映像はこちら。ほか2カ月前までの映像はオッズパークにてご覧いただけます