ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

« 2006年12月19日 | メイン | 2006年12月23日 »

2006年12月22日 アーカイブ

1

12/24ばんえいダービープレビュー

2006年12月22日(金)

 24日(日)に3歳三冠の最終関門、ばんえいダービー(3歳オープン)が行われます。ばんえい大賞典はニシキユウ、ばんえい菊花賞はエメラルドと、ここまでの三冠戦線はいずれも牝馬が優勝しています。振り返れば昨年まで4年連続牝馬が優勝しているこのばんえいダービー。今年は果たしてどういった結果になるでしょうか。
 まず注目馬として挙げたいのは、ホクレン賞馬ニシキセンプー。今季は格付けの問題もあって目立った活躍ができませんでしたが、ばんえい菊花賞で3着に食い込むと、その後2連勝。いずれのレースでも、世代の中心と見られていたホクショウダイヤを同斤量で下しており、ここへきて一気に上昇気流に乗った印象です。帯広コースは[4-3-2-2]と相性もよく、このままの勢いを保てれば頂点奪取も十分に期待できるでしょう。トカチプリティーの全弟としての底力にも期待したいと思います。
 対するホクショウダイヤ。三冠戦線は4、7着と精彩を欠きましたが、トップクラスの実力を持っているのは証明済み。イレネー記念2着など、帯広コースでの実績も十分です。しかしばんえい菊花賞後の2戦は、ともにニシキセンプーの2着。対戦成績で考えれば分が悪いといえるでしょう。その空気を振り払うことができるか、また名実ともに世代の頂点に立てるか、ホクショウダイヤにとっては正念場の一戦といえます。
 特に注目してみたいのはナカゼンスピード。ホクレン賞4着、イレネー記念3着、ばんえい大賞典3着、そしてばんえい菊花賞2着と、重賞レースでつねに上位争いを演じており、近走もばんえい菊花賞を含め4戦連続連対を果たしています。確かに勝ち味に遅い印象はありますが、今回のような混戦時にはひょっこり顔を出してきそうなタイプ。単穴としておもしろい存在だと思います。
 ばんえい大賞典2着のカネサテンリュウは、前走の勝入混合別定390万円未満で、ニシキセンプーとホクショウダイヤに屈して4着。安定度はありますが、兄カネサブラックに見られるような、突き抜ける迫力を感じられません。しかし有力馬の1頭であるには違いなく、もしここを勝って一皮むければ、のちのオープン戦線でも楽しみでしょう。
 ばんえい菊花賞馬エメラルドは真価を問われる一戦。前走ばんえいオークスは最低人気のキキリンドウに屈しての2着で、あまり評価できる内容ではありませんでした。帯広コースは未勝利ということもあり、越えなければならない壁は、かなり高いといえます。
 ほかメジロショウリキツジノコウフクあたりが好勝負を演じられそう。ニシキユウはばんえい大賞典勝ちがフロックと言われないためにも、ここが正念場となります。

出馬表はこちら

【参考レース】
9/17 ばんえい大賞典(勝ち馬:ニシキユウ)
11/19 ばんえい菊花賞(勝ち馬:エメラルド)
12/9 勝入混合別定470万円未満(勝ち馬:ニシキセンプー)
12/10 ばんえいオークス(2着:エメラルド)
※ばんえい大賞典、ばんえい菊花賞、ばんえいオークスの映像はこちら

今週のみどころ(12/23〜12/25)

 先週のレースをご覧になって、おそらくみなさんもお気づきのことかと思いますが、18日の後半5レースですべて大外枠の馬が勝利。さらに第9~11レースは外枠2頭、すなわち枠連複(8-8)での決着となったのです。冬の帯広は外枠が来やすい傾向にありますが、これだけ顕著に出たのは珍しいでしょう。もちろん3日間のなかでも馬場は刻々と変わるわけで、今週もこの傾向が当てはまるとは言い切れません。力比較を慎重に行いつつ、馬場状態も併せて考えていただければと思います。
 23日(祝・土)はサホロ特別(3歳以上オープン)が行われます。ここは、オープン1組に入ってもヒケを取らないトカチプリティーが中心となるでしょう。前走は3着も、勝ったのはカネサブラック、2着ミサイルテンリュウといった相手。そうしたなかで単勝1番人気に支持された実力は、ここに入ればズバ抜けているといえます。8月以来、3着を外していない堅実さも強調材料。1月の重賞戦線へ向けて、勝っておきたい一戦でしょう。ほか、前走4着と気を吐いたスターエンジェルも争覇圏。ヒカルセンプーの一発駆けにも期待したいと思います。
 この日の第10レースはヤングクラウンズカップ(2歳産地限定)。これは秋シーズンに行われた南北海道・北央・北見・釧路・十勝の各産駒特別戦の上位2頭ずつ、計10頭で争われる一戦です。中心は釧路産駒特別からの2頭、アローファイターシベチャタイガー。釧路・根室管内産駒のみならず、今季の2歳勢を牽引する2頭だけに、やはりここも争覇圏です。もちろん3連勝中の牝馬ニシキガールも好勝負できるでしょう。
 また、この日の第7レースに行われる3歳以上650万円未満の一戦には、カネタマルやエンジュダイヤがエントリーしており、見逃せない一戦となりそうです。
 24日(日)のメインレースには重賞のばんえいダービー(3歳オープン)が行われます。こちらは別掲のばんえいダービープレビューをご覧ください。
 この日の第10レースは2歳オープンによるクリスマス特別。シベチャタイガーをはじめとする2歳トップクラスが前日のヤングクラウンズカップにまわったため、コーネルフジプリンセスモモにチャンスが巡ってきました。またサムライキングにも注目で、おおよそ3頭による主役争いと見られるでしょう。
 第9レースは3歳以上混合別定800万円未満。16日のグリーンパーク特別、18日のオリオン特別出走組による2度使い勝抜戦です。ホクリュウイチやエビスオウジャ、スーパーロイヤルが出走してくれば争覇圏、スーパークリントンなども注目です。
 25日(月)はサンタクロース特別(3歳以上550万円未満)が行われます。中心は帯広得意のコブライチで、近2走も2、1着。世代限定戦を除けば、9月の岩見沢から馬券圏内を確保し続けています。確実な末脚は信頼性抜群で、ここも連軸として十分期待できるでしょう。前走は障害で詰まって7着に崩れたコマタイショウですが、力比較でいえばここも上位争いは必至です。ほか、一発あるチヨノキング、キョウエイボーイに注目。またヤマサンダンサーやタカラテンクウといった面々も侮れません。

1
Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.