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2006年12月 8日 アーカイブ

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12/10ばんえいオークスプレビュー

2006年12月 8日(金)

 10日(日)に重賞ばんえいオークス(3歳牝馬オープン)が行われます。ばんえい大賞典を制したニシキユウ、ばんえい菊花賞を制したエメラルドも出走予定。ばんえいダービー(12月24日)を控え、5年連続の牝馬ダービー馬を目指す各馬の挑戦が始まります。
 注目はやはりエメラルドでしょう。2歳時から牝馬の中では上位と見られ、黒ユリ賞では1番人気に支持されたほど(結果は8着)。今季は夏の岩見沢から170万クラスで常に上位争いを演じ、近走も好調を維持。ばんえい菊花賞では軽馬場を生かして見事に優勝しました。実績馬有利の定量戦、ここは素直に中心視できると思います。
 黒ユリ賞の勝ち馬キタノパワーも争覇圏。今季はまだ1勝も挙げておらず食指が動きにくいですが、もともと2歳シーズンはエメラルドか、この馬かといわれた実力の持ち主。徐々に体調も上向きつつあるようで、大舞台での復活が期待できそうな雰囲気。注目の1頭といえます。
 ばんえい大賞典を制したニシキユウは、その後が惨敗続き。もちろん一気にクラスが上がったことが大きく影響しているわけですが、そのばんえい大賞典もハンデに恵まれた印象が残ります。ただ黒ユリ賞で2着の実績もあるだけに底力は軽視できず、ここもそう簡単に圏外とはいえません。真価を問われる一戦として、レースぶりに注目したいと思います。 2走前の3歳雌馬混合220万円未満を勝ったサクラガサイタも、上位争いが期待できそう。2歳時から上記3頭に次ぐ存在として活躍。前述の2走前もキタノパワーをわずかに下すなど、実力はヒケを取りません。しかし成績に波があるのが、少し気になるところ。
 前走を制したヒメカワキタは軽馬場で力を発揮するタイプだけに、馬場の重い帯広では手を出しにくい印象。しかし、雨となれば話は別で、天気予報によると土曜の夜から雪模様。浮上する可能性も十分に秘めています。

出馬表はこちら

【参考レース】
7/16 ばんえいプリンセス賞(勝ち馬:サクラガサイタ)
9/17 ばんえい大賞典(勝ち馬:ニシキユウ)
11/19 3歳雌馬混合220万円未満(勝ち馬:サクラガサイタ)
11/19 ばんえい菊花賞(勝ち馬:エメラルド)
11/27 3歳牝馬勝入混合別定220万円未満(勝ち馬:ヒメカワキタ)
※ばんえいプリンセス賞、ばんえい大賞典、ばんえい菊花賞の映像はこちら

今週のみどころ(12/9〜12/11)

 北見開催終了時点で、リーディングジョッキー争いが熾烈を極めてきました。これまでベテラン坂本東一騎手が108勝でトップを独走していましたが、ここへきて藤野俊一騎手が躍進。勝率15.6%(勝率順位2位)、連対率30.46%(連対率順位1位)と抜群の数字をたたき出し、3勝差の105勝まで接近しました。また2000勝まであと4勝と迫っている鈴木勝堤騎手も97勝でまだチャンス十分。今後のリーディング争いから目が離せません。
 9日(土)に行われるのは狩勝特別(3歳以上オープン)。オープン1組による一戦で、なかなかの好メンバーが揃いました。注目したいのはカネサブラック。前走も、15キロよけいに背負っていたにもかかわらず、調子が上向いていたナリタボブサップをしぶとく下しました。今回は歴戦の古馬との混合戦のうえに重量も積まれていますが、底力はなんらヒケを取りません。ここも中心視できると思います。トカチプリティーは前走レディースカップを制し、相変わらず好調の様子。重量も730キロと軽量でチャンス十分です。トモエパワーは765キロがどうか。自身重量負けはしないタイプですが、他の馬との兼ね合いで考えれば不利と思われます。
 10日(日)のメインは重賞のばんえいオークス(3歳牝馬オープン)。このレースについてはばんえいオークスプレビューをご覧ください(後刻掲載予定)。
 この日の第10レースは十勝産駒特別(2歳産地限定)。実績からすれば青雲賞を勝ったホッカイノリキが抜けている印象ですが、近走精彩を欠いているだけに、信頼は置けません。そうであれば、エビスオニワカやマルニゼウスあたりに十分チャンスがありそうです。
 11日(月)は日勝特別(3歳以上800万円未満)が、メインレースとして行われます。ここも4、5歳を中心に好メンバーが揃いました。どこから狙っても面白いと思いますが、ここはエンジュダイヤが中心となりそうです。旭川記念以降休養に入り、北見開催から復帰すると常に上位争いを演じています。前走は荷物が重くなかった割に5着と精彩を欠きましたが、着差は5秒4だけに、着順ほど負けた印象はありません。調子は悪くなく、ここも勝利を狙ってくるでしょう。ほか、安定感あるギャンブラークインとスーパークリントン、アオノキセキなども好勝負圏内に食い込んでくるでしょう。

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