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2006年9月30日 アーカイブ

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10/1岩見沢記念予想 矢野吉彦

2006年9月30日(土)

ミサキスーパーから馬単勝負!

 3カ月間にわたって行われてきた岩見沢ロングラン開催もいよいよ最終週。さぁ、今週は伝統の大一番、岩見沢記念です。ばんえい競馬には、ばんえい記念のほか、4場にそれぞれ1レースずつGI競走が組まれていますが、岩見沢記念は、ばんえい記念に次いで格の高いGIだと思います。ばんえい記念が凱旋門賞で岩見沢記念はキングジョージのようなもの。これは気合いが入ります。

 今年はアンローズの3連覇なるかが焦点ですが、一昨年、去年から10kg増の810kgという重量が微妙なところですね。他馬との比較、前走からの増量という点では、そんなに気にする必要はないのですが、この馬自身が過去2回の岩見沢記念より増量されたということは、牝馬らしい切れ味が多少なりとも抑えられてしまうような気がします。
 となれば、ここは、ばんえいグランプリでもお世話になったミサキスーパーの出番でしょう。あのときは明らかに夏負けの兆候が見られましたが、それでもいい脚で追い込んで2着。前走の金杯では、夏負け気味で走ったグランプリの反動もなく、実にスムーズな走りを見せて久々の勝利にあと一歩のところまで迫りました。そこで馬体重がわずかでも増えていたのは好材料。涼しくなった今なら、もう夏負けは心配ないでしょう。ばんえい記念3年連続2着の実績が示すように、スーパーペガサス不在の高重量戦なら、頭を取って何の不思議もありません。古牡馬の大将格。2004年の帯広記念以来となるビッグタイトル制覇を果たしてもらいたいものです(そうじゃなきゃ、来年3月のばんえい記念がおもしろくないですから!)。
 そこで今回は、ミサキスーパーを頭の馬単を買います。相手はアンローズを厚めに、ミサイルテンリュウ、トモエパワーへ。アンローズはいいとして、高重量戦では今ひとつのミサイルテンリュウとトモエパワーですが、前者は金杯で、第2障害に最後に到達しながらひと腰でこれを越えて差のない3着と復調をアピール、後者も同レースでやや決めてに欠ける走りながらも4着を確保、さらに今回は坂本騎手へ手替わり。これは買い、でしょう。
 サダエリコは、前走でまたやっちゃいましたね。金山調教師と安倍騎手が懸命に立て直しているとは思いますが、ガラリ一変は難しそう。プリンセスサクラコは10コースで大幅減点、スターエンジェルは初の800kg台の荷物でこのメンバーでは苦戦必至、シンエイキンカイの激走も望み薄。もしもう1頭加えるなら、ようやく前走でちゃんとしたレースを見せたヒカルセンプーの復活ってところですか。
 というわけで、ミサキスーパーからの馬単で勝負ですが、押さえは同馬からの馬複。これで行きます。今年の岩見沢記念は、凱旋門賞を見にパリへ行っているので、馬券も現地からパソコンで投票します(斎藤編集長もそうですよね?)。中山のスプリンターズSも含めて、注目のGIが3つもあるなんて。10月1日は忘れられない一日になりそうです。では、みなさんもがんばってください!

10/1岩見沢記念予想 斎藤修

アンローズ不動も、トモエパワーにも期待

 ちょっと前の話になるけど、ばんえいグランプリのときに「BANBA王」の番組内で「ここでアンローズを本命にしなくて、今まで何のためにばんえい競馬を見てきたのか」(細かいニュアンスは違ったかも)と力説しておきながら、ミサキスーパーを本命にして万馬券を的中された矢野さんには感服いたしました。
 どうもこの夏場にミサキスーパーは買いにくいんですよね~。

 で、岩見沢開催のクライマックス、岩見沢記念。
 別定の条件を事前にちゃんとチェックしてなかったので、さすがにグランプリを勝ったアンローズは10kg増でサダエリコと同じ820kgになるのかと思ってたら、なんと810kg。こういうすべての条件がそろったときに本命馬がコロッと負けちゃって荒れるのがばんえい競馬なんだけど、ここはアンローズ以外の馬が勝つイメージが沸かない。なのでアンローズに3連覇といってもらうことにする。
 相手は坂本東一騎手に乗替ったトモエパワー。830kgなら逆転の可能性もアリと見る。
 さらにはミサイルテンリュウに、忘れたころに激走するシンエイキンカイまで。
 820kgのサダエリコは、ここのところの障害を苦戦している感じから今回は見送り。そのぶん、北見、帯広で期待したいところ。
 アンローズは今回人気になると思うので、それほど手も広げられないだろうからミサキスーパーは、きちゃったらごめんなさい。
 ◎アンローズ
 ○トモエパワー
 ▲ミサイルテンリュウ
 △シンエイキンカイ
 馬券としては、◎→○の馬単を厚めにその逆も押さえる。あとは◎-▲△を馬連複で。

 実は今回、ぼくも矢野さんと同じくこの週末はロンシャンだったりします。
 「BANBA王」は、GyaO全体が海外からは見られないように制限がかかっているので残念だけど、ばんえい競馬のオフィシャルページの動画でチェック。もちろん馬券はネットで買います。
 ちなみに凱旋門賞は、日本人が大挙して訪れ単勝ではディープインパクトに人気が集中するだろうから、結局は鞍上がスミヨンでおさまったシロッコを狙う。非国民と言われようと馬券は馬券だっ!

10/1岩見沢記念予想 古林英一

ばん馬の女神・アンローズに死角なし……かなあ?

 小生、このブログを参考にされている全世界のばんえいファンのみなさんに断固として宣言する。小生の予想する買い目をはずして買えば勝率アップは間違いなし!

 女神アンローズが目下3連勝。順風満帆で大一番の岩見沢記念に歩を進めてきた。
 王者スーパーペガサスのいないここなら大いばり。岩見沢は好相性で、昨年・一昨年とこのレースを連覇。今季これまでの岩見沢は6戦4勝2着1回というすばらしい戦績である。ちなみに、昨年も岩見沢記念までに6戦したのだが、石狩川特別の1勝のみで2着が2回だった。こうなればどう見てもアンローズの相手探しといわざるを得ない。
 アンローズ命の小生とすれば、大喜びでフランス・ロンシャンを蹴って、岩見沢に突撃のはずなのだが、なぜかよからぬ胸騒ぎがするのである。悪い胸騒ぎの原因はいくつか思い当たる。

【胸騒ぎの原因その1】アンローズは1番人気になるとこけやすい。1番人気で26戦9勝(勝率34.6%)。2番人気のとき18戦5勝(同27.7%)。3番人気で15戦6勝(同40.0%)。今回は1番人気が予想されるのだが、1番人気のときの勝率は34.6%しかない。一見するとそんなに低くはないように見えるが、9勝のうち、6勝は2~4歳のときである。どうも期待を裏切るタイプのおねえさんである。

【胸騒ぎの原因その2】岩見沢記念で連覇を達成した馬は、1971年以降、トクヨオーザ(1974・1975年)、キンタロー(1985・1986年)、マルゼンバージ(1997・1998年)、スーパーペガサス(2002・2003年)、そしてアンローズ(2004・2005年)と5頭いるが、3連覇は1頭もいない。もっともアンローズ以前には牝馬の制覇はなかったのだから、歴史を塗り替える可能性がないわけじゃない。

【胸騒ぎの原因その3】これが実は一番大きな理由であるが、小生、半世紀近いこれまでの人生で熱を上げたおねえちゃんにいい目を見せてもらったことが一度もない。

 以上を総合し、「信じる者は救われる」という格言(もっとも競馬・競輪では往々にして「信じる者はアホを見る」のであるが)を信じて、アンローズを◎、相手には男の子の底力を期待して、○ミサイルテンリュウ、▲ミサキスーパー、△トモエパワー、さらに馬場が軽くなるようならプリンセスサクラコに、重いようならサダエリコに×ということにする。
 馬券的には、迷わずアンローズから上記5頭へ!と言い切りたいけど、ミサイルテンリュウから馬複でミサキスーパー、トモエパワー、サダエリコ、プリンセスサクラコへというのも多分買うと思う。
 いかがでしょ、両巨匠?

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