6日(土)に行われた黒岳特別(3歳以上混合550万円未満)は、ミスターセンプーが優勝。オープンから降級して5戦目で、今季の初勝利を挙げました。
第2障害は1番人気のナリタボブサップが先頭で抜け、ミスターセンプーは2番手から。夏井功騎手懸命のムチにこたえて脚を伸ばすと、残り30メートル付近で先頭へ。その後もしっかりした脚取りを見せて、先頭でゴールしました。2着は障害を3番手で越えたスーパーロイヤル。逃げたナリタボブサップは、こらえきれずに3着に敗れました。
この日の第10レース470万円未満は、アローコマンダーが1番人気にこたえて快勝。第2障害を2番手でクリアするとグイグイ脚を伸ばして、逃げるユウセイマーチを差し切りました。接戦の2着争いはユウセイマーチに軍配。コマタイショウが3着。
7日(日)のメインレースはさつき特別(3歳以上オープン)。ここはミサイルテンリュウが貫禄を見せて圧勝しました。第2障害はこの馬らしい一発抜け。今季初戦のブランクもまったく問題なく、道中はひとり旅を展開しました。今年も重賞戦線で存分に活躍してくれそうです。2着はトモエパワー。第2障害を2番手で越えると、うしろにシンエイキンカイがぴったりくっついてきましたが、逆に突き放すレースぶり。勝ち馬はともかく、この馬の力は発揮できたでしょう。これで今季は4戦3勝、2着1回。戦った相手も考えれば十分評価でき、重賞タイトルも決して夢ではないでしょう。3着シンエイキンカイは、最後トモエパワーに突き放されたのが気になるところ。ただ毎回好勝負を演じており、4着のトカチプリティーともども、今後に期待が持てそうです。
8日(月)の天人峡特別(3歳以上混合800万円未満)は、1番人気のキタノスサノオが勝利。2着に8番人気のホシマツリが入り、中波乱となりました。前走同様、障害の間をハイペースで飛ばしたキタノスサノオは、第2障害も先頭でクリア。その後も着実に脚を伸ばし、後続の追撃を完封しました。レーススタイルを確立できており、このクラスではまだまだ主役を張ることができそうです。2着のホシマツリは第2障害を2番手で通過。この馬自身はよく伸びており、勝ち馬の末脚をほめるべきでしょう。3着は近走好成績を残していたイッスンボウシ。
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