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2006年1月 4日 アーカイブ

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レース回顧(12/29~1/4)その1

2006年1月 4日(水)

 12月29日(木)に行われたえりも特別(3歳以上オープン)は、5番人気のキョクシンオーが優勝。ツルマキシンザンとの接戦を、わずかに制しました。第2障害ではタメにためて、ツルマキシンザンが先頭で障害を越えたのを見てから動き出し、そしてひと腰でクリア。そこから驚異の末脚を発揮すると、ツルマキシンザンとほぼ同時にゴールしました。測ったような差し切り勝ちとはこのことで、山本正彦騎手の見事な手綱さばきが印象的でした。なお、その前の第10レース(650万円未満)はダービー馬エンジュダイヤが、第9レース(4歳)フクイズミがそれぞれ優勝しています。
 30日(金)のメインレース、ワイン城特別(800万円未満)ホシマツリが優勝。単勝1番人気にこたえる走りで、2連勝を飾りました。先頭で障害を抜けたのはタカラボーイで、ホシマツリは5番手からこれを追う展開。残り10メートル付近で、スーパーミントも加えた3頭の争いとなり、わずかにホシマツリが先頭でゴールしました。タカラボーイが逃げ粘って2着を確保。3歳馬カネタマルは9着に敗れました。
 1月1日(祝・日)は新春特別(800万円未満)が行われ、ライジングサンが優勝しました。障害を先頭で越えると、そのまま後続を完封。堅実な末脚が印象的でした。接戦の2着争いはシンザンウィークに軍配。レオユウホーも懸命に粘りましたが、5キロの重量差が最後に響いたのかもしれません。同日に行われた第10レースの初日の出特別(220万円未満)は、イナノプリンセスが優勝。今季は19戦して、そのほとんどが3着以内と安定した成績を残しています。

1/4ホクレン賞回顧

ニシキセンプー障害力で逃げ切る!

 4日(水)に行われたホクレン賞(2歳オープン)は、単勝1番人気のニシキセンプーが優勝。前走ヤングクラウンズカップに続く連勝で、世代チャンプに王手をかけました。
 終始先行して、第2障害下にも先頭で到着。障害にも真っ先に挑み、そしてひと腰でこれをクリアするという完璧なレースを見せたニシキセンプー。ゴール前では脚が鈍ったものの、それでもセーフティーリードを生かして後続の追撃を振り切りました。他馬を寄せつけない圧倒的なレースぶりに、今後の期待も大きくふくらみました。
 2着にはメダマ。終いにきっちり伸びてカネサテンリュウを交わしたあたりが、この馬の安定ぶりを物語っています。今後の成長次第では、世代の筆頭として活躍できるでしょう。
 人気の一角メジロショウリキは障害で詰まって5着。ただ今回ばかりは、あまりにあっさりとニシキセンプーが障害をクリアしたことで、ペースが狂ったのかもしれません。今後のレースぶりで、あらためて真価が問われるでしょう。

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鈴木勝堤騎手
「初めて騎乗しましたが、パワー、闘争心がまるで違う感じです。ハナから先行して障害をいかにまとめるかが作戦だったのですが、第2障害に掛けた瞬間に勝利を確信しました」

小林勝二調教師
「ずっと好調を維持していたのですが、ハナを切るタイプなのでどうしてもゴール際で詰まってしまう不安は少しありました。それでもゴール10メートルくらい前では勝てるだろうと思いました。闘争心が非常に強く、競走を理解しているすばらしい馬。騎手が乗替りでしたが、作戦どおりうまくまとめてくれました。今後はオーナーと相談して大事に使っていきたいと思います」

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