オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。青山周平がライバルたちを打ち破った
黒川京介と鈴木圭一郎が無敗の5連勝で優出し、枠番選択で1枠を手に入れた黒川が1番人気。試走の3~4コーナーから直線にかけて鈴木圭一郎へ詰め寄る動きを見せた青山周平が2番人気に支持された。
さすがスター選手が揃った大一番、0mオープンから8車が美しく横一線で発進し、スタートライン過ぎでは青山周と鈴木宏和が先頭へ出かけたが、1周回1コーナーでは黒川が最内枠の利を生かして先回り。8周回の準決勝戦を本走タイム3.322秒でブッチ切ったスピードを再び発揮して、このまま独走に入るか、と思われたのだが...
1周回3コーナーでの長田稚也のイン差しを封じて2番手をキープした青山周が、2周回2コーナーで黒川への切り返しを敢行。これが全国ランキング3期連続S1の底力。一発で勝負を決めた。そして今回はコースを抑え込んで粘るスタイルではなく、スピードを上げて黒川に近寄らせない、捌く態勢を作らせない走りで、まさに完勝。前回大会に続く全日本選抜2連覇、通算3度目のVを飾り、ウイニングランを経ての表彰式では、浜松名物のシャンパンファイトで文字どおり勝利の美酒を、詰め掛けたファンとともに味わった。
青山周のSG制覇はこれで20度目。もうひとつ制覇すれば高橋貢と並ぶ史上最多21度目のSGタイトル獲得となる。
文/鈴木
長田稚也が山陽スピード王を初制覇!
10メートルオープンのスタート争いは最内の森下が先行。そこに、4枠の小林瑞、5枠の長田稚が続いていった。長田稚は1周バックストレッチで小林瑞を差すと、2周3コーナーで森下を交わし先頭に立った。そこからは森下を徐々に引き離し、一人旅状態に持ち込んだ。後方の動きはあまりなかったが、唯一、黒川が周回ごとに番手を上げ、最終周回のホームストレッチで森下を交わし準優勝。
長田稚は前節の地元G2で不本意な結果に終わったが、今回は見事に挽回してみせた。今年は記念レースを3節走って2回の優勝。早くも快進撃を見せている。本人のさばきは冴えているし、エンジンも良い状態にある。次の出番は浜松のSG全日本選抜オートレース。まさに機は熟した。悲願のSG初優勝へ、最高の状態で臨めそうだ。
木山優輝が記念レース初優勝!
10メートルオープンのスタート争いは最内の木山がしっかり先行。長田稚も2番手をキープし、4枠の鈴木宏が平田を押さえて出た。他は8枠の黒川がややカマシ気味に出ていった。
レースは序盤で波乱があった。1周バックストレッチで長田稚が急減速し、鈴木宏が外から交わしにかかった。その後の3コーナーで長田稚がインから抵抗したが、鈴木宏を落車させてしまう。その後ろでは金子大が平田に突進し、共に落車。さらに、すぐ後ろにいた荒尾も巻き込まれる形で落車。
競走していたのは先頭を走る木山、それを追う長田稚と有吉、そして事故を見事に回避した黒川の4車のみとなった。木山は先頭を走っていたが3周3コーナーで長田稚に交わされてしまう。後ろでは3番手を走っていた有吉を黒川が交わしていた。ゴール入線は長田稚、木山、黒川、有吉の順だったが、長田稚が審議の結果、失格になり、繰り上がりで木山が優勝となった。
レースではアクシデントこそあったが、木山にとっては嬉しい記念初優勝。それができるだけの技量は身に付いているし、最終的に勝利を手繰り寄せる何かを持っている。今回はG2開催だったが、今後はG1やSGでも同様の活躍が見られるものと思われる。
長田稚也が青山周平・黒川京介をくだして2度目のグレード制覇
長田稚也が青山周平のシルクカップ6連覇を阻止した
前日の準決勝戦では好スタートの青山周平に敗れたが、それでも大きくは離されなかった長田稚也。この時は青山周が8枠で長田稚は7枠。決勝戦は長田稚は内寄りの2枠に入り、試走タイムは8名中3番目に速い3.25秒。準決勝戦の終了後は「決勝戦では見せ場を作れるように」と謙虚に語ったが、青山周や7枠の黒川京介よりもはるかに有利な枠であり、2号車を首位に採った車券も高い支持を集めたのはファンが勝利の可能性を感じていたことを示している。
レースは3枠の鈴木宏和がダッシュし、1周回1コーナーは長田稚の鼻先を押さえてトップ旋回。しかし長田稚は2周回1コーナー早くも鈴木宏を差して先頭に立てた。3号車をすんなり攻略できたことが大きな勝因といえそうだ。
4番手に出た青山周も、3番手発進した黒川を2周回バックストレッチで捌いて、先頭との差はほんの数メートル。この時点では大会6連覇への視界は良好かに見えた。だがしかし2番手の鈴木宏へ車間をあと一歩詰めきれないまま隊列が膠着。ようやく5周目に青山周は2番手へ上がったが、長田稚はハイペースの逃げで押し切り完勝。2023年の飯塚G1『ダイヤモンドレース』に続く2度目のタイトル獲得とともに、青山周の大会連覇を5でストップさせた。
今後の長田稚は飯塚G2と山陽G1に参戦し、2月の『全日本選抜』でSG初制覇をめざす。青山周も同じスケジュールでの出走を予定しており、両者の対決はこの冬のオートレースを一段と熱くしそうだ。
文/鈴木
12R《スーパースター王座決定戦》
青山周平が史上初めて6度目のスーパースター王座に輝いた
トライアル4戦に全勝して、枠番選択会で1枠を選び取った黒川京介が1番人気。ところが、発走時にタイヤが白煙を吐いてスタート大きく遅れてしまった。
試走トップタイム3.24秒を出した佐藤励も先手を取れず、1周回2コーナーで先頭へ立ったのは青山周平。今年2月にSG全日本選抜を優勝していたが、2025年度はここまでSG制覇がなかった。
2番手に出た金子大輔が何度となく先頭を奪うチャンスをうかがうが、鉄壁のブロックで無数の大レースを制してきた青山周の抜かせないテクニックは今回も冴えわたる。3番手に付けた佐藤励も、この両車が重なっては手も足も出ない。ドカ遅れした黒川が10周回の終盤に追い上げてきたが、佐藤励を交わしての3着にとどまった。
青山周は2023年の第38回以来、通算6度目のスーパースター王座決定戦V。SS王座6Vは史上最多の快挙であり、同一SGを6度制したケースも過去に飯塚将光・島田信広(ともに引退)しか成し遂げていない壮挙であった。
そして今年の獲得賞金も黒川京介を抑えて首位。自身6度目の年間賞金王に輝くとともに、自身4度目の1億円越えとなった。
11R《スーパースターシリーズ優勝戦》
平田雅崇が5戦5勝の完全V
地元川口の泉田修佑と小林瑞季がスタート先制。同じく地元の平田雅崇も3番手に出たが、1周回3コーナーで長田稚也が捲って小林瑞の後ろへ付ける。
2周回3コーナー、小林瑞が泉田を差して先頭。そのコースをなぞるように長田稚もイン浮上する。
4周回3コーナーでは長田稚が小林瑞の内へ飛び込んだが内が空いてしまい、小林瑞はすぐに先頭を奪い返す。
5周回3コーナーでも長田稚に捌かれた小林瑞が差し返すシーンが繰り返されたが、その競り合いの間に車間を詰めることのできた平田が6周回2コーナー立ち上がりで長田稚の内へ競り込んで2番手へ浮上すると、7周回バックストレッチで小林瑞へ突進を仕掛ける。その攻撃をしのぐべく車速を上げた小林瑞は4コーナー外へ流れてしまい、平田が首位に立った。
永井大介はスタート張られて6番手発進となり、最終8周回3コーナーで泉田を捌いて3着まで。穴人気に支持された中山光は悪くないスタートを切れたが、1周目にグレードホルダーたちから次々と攻め込まれて番手を下げ、持ち前の快速を発揮できなかった。
平田は前節から8連勝して2節連続の完全V。今年4度目、通算22度目の優勝を飾った。
文/鈴木