オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。長田稚也が青山周平・黒川京介をくだして2度目のグレード制覇
長田稚也が青山周平のシルクカップ6連覇を阻止した
前日の準決勝戦では好スタートの青山周平に敗れたが、それでも大きくは離されなかった長田稚也。この時は青山周が8枠で長田稚は7枠。決勝戦は長田稚は内寄りの2枠に入り、試走タイムは8名中3番目に速い3.25秒。準決勝戦の終了後は「決勝戦では見せ場を作れるように」と謙虚に語ったが、青山周や7枠の黒川京介よりもはるかに有利な枠であり、2号車を首位に採った車券も高い支持を集めたのはファンが勝利の可能性を感じていたことを示している。
レースは3枠の鈴木宏和がダッシュし、1周回1コーナーは長田稚の鼻先を押さえてトップ旋回。しかし長田稚は2周回1コーナー早くも鈴木宏を差して先頭に立てた。3号車をすんなり攻略できたことが大きな勝因といえそうだ。
4番手に出た青山周も、3番手発進した黒川を2周回バックストレッチで捌いて、先頭との差はほんの数メートル。この時点では大会6連覇への視界は良好かに見えた。だがしかし2番手の鈴木宏へ車間をあと一歩詰めきれないまま隊列が膠着。ようやく5周目に青山周は2番手へ上がったが、長田稚はハイペースの逃げで押し切り完勝。2023年の飯塚G1『ダイヤモンドレース』に続く2度目のタイトル獲得とともに、青山周の大会連覇を5でストップさせた。
今後の長田稚は飯塚G2と山陽G1に参戦し、2月の『全日本選抜』でSG初制覇をめざす。青山周も同じスケジュールでの出走を予定しており、両者の対決はこの冬のオートレースを一段と熱くしそうだ。
文/鈴木
12R《スーパースター王座決定戦》
青山周平が史上初めて6度目のスーパースター王座に輝いた
トライアル4戦に全勝して、枠番選択会で1枠を選び取った黒川京介が1番人気。ところが、発走時にタイヤが白煙を吐いてスタート大きく遅れてしまった。
試走トップタイム3.24秒を出した佐藤励も先手を取れず、1周回2コーナーで先頭へ立ったのは青山周平。今年2月にSG全日本選抜を優勝していたが、2025年度はここまでSG制覇がなかった。
2番手に出た金子大輔が何度となく先頭を奪うチャンスをうかがうが、鉄壁のブロックで無数の大レースを制してきた青山周の抜かせないテクニックは今回も冴えわたる。3番手に付けた佐藤励も、この両車が重なっては手も足も出ない。ドカ遅れした黒川が10周回の終盤に追い上げてきたが、佐藤励を交わしての3着にとどまった。
青山周は2023年の第38回以来、通算6度目のスーパースター王座決定戦V。SS王座6Vは史上最多の快挙であり、同一SGを6度制したケースも過去に飯塚将光・島田信広(ともに引退)しか成し遂げていない壮挙であった。
そして今年の獲得賞金も黒川京介を抑えて首位。自身6度目の年間賞金王に輝くとともに、自身4度目の1億円越えとなった。
11R《スーパースターシリーズ優勝戦》
平田雅崇が5戦5勝の完全V
地元川口の泉田修佑と小林瑞季がスタート先制。同じく地元の平田雅崇も3番手に出たが、1周回3コーナーで長田稚也が捲って小林瑞の後ろへ付ける。
2周回3コーナー、小林瑞が泉田を差して先頭。そのコースをなぞるように長田稚もイン浮上する。
4周回3コーナーでは長田稚が小林瑞の内へ飛び込んだが内が空いてしまい、小林瑞はすぐに先頭を奪い返す。
5周回3コーナーでも長田稚に捌かれた小林瑞が差し返すシーンが繰り返されたが、その競り合いの間に車間を詰めることのできた平田が6周回2コーナー立ち上がりで長田稚の内へ競り込んで2番手へ浮上すると、7周回バックストレッチで小林瑞へ突進を仕掛ける。その攻撃をしのぐべく車速を上げた小林瑞は4コーナー外へ流れてしまい、平田が首位に立った。
永井大介はスタート張られて6番手発進となり、最終8周回3コーナーで泉田を捌いて3着まで。穴人気に支持された中山光は悪くないスタートを切れたが、1周目にグレードホルダーたちから次々と攻め込まれて番手を下げ、持ち前の快速を発揮できなかった。
平田は前節から8連勝して2節連続の完全V。今年4度目、通算22度目の優勝を飾った。
文/鈴木
鐘ヶ江将平がグレード初制覇
準決勝戦のおこなわれた4日目に続いて最終日5日目も天候が崩れて『第67回スピード王』決勝戦は、丹村飛竜が制した2022年の第63回大会ぶりとなる濡れ走路で争われた。
0ハン2車並びの外枠からダッシュした西翔子が逃げて、1~2車身の差で0ハン内枠の斎藤正悟が追走する形でレースは進行。
展開に大きな変化が生じたのは2周回3コーナー。斎藤正悟に対する仕掛け不発で車間の開いた浅田真吾が、再び加速したところでタイヤが滑って落車。車券の1番人気となっていた岩見貴史が大きな影響を受けて争覇圏外へ去ることとなってしまった。
そのとき5番手に付けていた鐘ヶ江将平は3番手へ浮上したが、0ハン勢との差はおよそ10数メートル。それでも周回ごとに先頭集団へ少しずつ接近し、6周目あたりでは2番手の斎藤正悟へ追いついた。
そして運命の7周回3コーナーがやってきた。今度は西翔子がタイヤを滑らせてコースを外してしまい、すかさず斎藤正悟が内を突いて先頭へ立つ、のも束の間、鐘ヶ江将平が前輪を斎藤正悟のインへ切り返す形で首位奪取。残り1周を冷静に回って、初めてのグレードタイトル獲得となった。
大健闘を見せた西翔子は、ここまでの成長と充実の機力を武器に、来週の川口デイレース『スーパースターフェスタ2025』の初日『スーパースターガールズ王座決定戦』へ臨む。
高橋義弘が大会初制覇
夕闇の迫る冬本番の伊勢崎デイレース最終12レース。念願のグレード初制覇へ向けてスタート勝負に出た西原智昭が、先行の竹谷隆を1周目に差して逃げる展開へ持ち込んだが、高橋義弘も1周目に竹谷を軽々と捲って2番手へ進むと、4周目に西原の内へ突っ込んで首位を奪取。そのまま残りの周回を押し切って、今年3月の川口G1『開設記念グランプリレース』ぶりとなる14度目の優勝を飾った。G2獲得は初めてで、グレード制覇は通算5度目。そして通算白星は555勝目となった。
西原は抜かれてからも懸命に粘り、レース中盤に三浦康平、終盤に中村雅人と同期たちの追撃をしのいで準優勝。今回はかなわなかったが、来年1月の伊勢崎G1『開場記念シルクカップ』でグレード初優勝をめざす。
文/鈴木
鈴木圭一郎がエンジン立て直してV!
0メートルオープンで大事になるスタート争いは、3枠の佐藤摩が先行した。これに高橋義弘が続き、鈴木圭一郎も乗っていきそうだったが最内の佐藤貴が踏ん張った。しかし、佐藤貴の内を篠原が狙い、共にやや流れたところを鈴木圭がインすくって3番手を奪取。逃げていた佐藤摩だが4周1コーナーで高橋義弘がインに突っ込み先頭に立つ。鈴木圭も佐藤摩を捌くと、高橋義弘を追う態勢を整えた。勝負があったのは5周3コーナー。鈴木圭が高橋義弘のインに入り、そのままトップでゴール。後ろでは佐藤貴が高橋義弘を差し、準優勝となった。
鈴木圭は準決までの動きだと厳しそうだったが、優勝戦へ向けてしっかりと上積みができていた。試走は一番時計の3・28。数字も良いのだが、見た目もかなり良さそうだった。レースでは3~4番手からの競争で、悪くない位置につけられたのも勝利を手繰り寄せた要因となった。ここ最近は精彩を欠くレースも多かった鈴木圭だが、今回の優勝戦は鈴木圭らしいクレバーな走りが見られた。年末の大決戦へ向けてのボルテージも俄然、高まってくるだろう。