
圧倒的な走りを見せる鈴木圭一郎!
準決で強烈な上がりタイムを出した鈴木圭。優勝戦でも10線大外からカマシ気味に出て、一気に勝負をつけそうだ。金子大輔も素晴らしいタイムをマークした。優勝戦は鈴木圭の一つ内枠で、優勝を狙うとなると鈴木圭を突っ張って出るしかない。その状況になれば、先攻めで先着も考えられなくはない。
他の6車は地元勢。0ハン単騎の泉田は展開有利だが、タイム比較から押し切るのは厳しそう。準決で若井を逆転した池田が枠ナリのスタートを切れれば優勝争いに参加できる。佐藤励はとにかくスタートがカギ。外枠勢に行かれるようだと準決のように苦しい展開になるが、枠ナリか、もしくは内枠勢を何車か置いて出ればパワーを発揮できる。堅実な走りを見せているのは若井。レース序盤である程度の位置に付けられれば上位争いに加わってこれる。
◎ 8 鈴木圭一郎
○ 7 金子大輔
△ 3 池田政和
△ 4 佐藤励
▲ 6 若井友和
おすすめの買い目
8=37-3467
優勝戦は22期両者の争い!
準決11Rの試走後に降雨があり、11R以降は重走路になった浜松オート。準決12Rでは今節の主役であった木村武が走路に苦しみ4着敗退。優勝戦へは進めなかった。
0ハンから先行するのは平塚か。しかし、どこまでペースが上がるのかは疑問。同ハン勢も平塚を抜くのに時間がかかりそう。そうなると実力上位の10線勢の出番となる。スタート行きそうなのは笠木で、0ハン勢を攻略にかかるが、今節の動きが良いのは青島の方。こちらを重視する。このベテラン両者がインから攻め上げる。
展開面が良いのは先述のとおり平塚。トップスタートからペースが上がれば逃げ残りもある。その平塚のスタートに乗っていき、10線勢が来る前に先頭に立てれば面白いのが辰巳。吉田恵もスタート次第で悲願の初優勝が見えてくる。
◎ 7 青島正樹
○ 6 笠木美孝
△ 3 平塚雅樹
△ 4 辰巳裕樹
▲ 2 吉田恵輔
おすすめの買い目
7ー63=2346
2年連続大みそか制覇へ 石本が激走!
0・10m・20mのハンデ戦となった優勝戦。準決で岩見を振り切った石本。藤川幸に離されず付いて行けば絶好の展開となる。昨年はFのおまけもあったが、見事に初優勝を遂げており『師匠(故・重富大輔)にいい報告ができます』とコメントが印象的だった。スタートも切れており期待度はUP。逃げる藤川は序盤のペースを中盤以降も落とさず逃げられるかがキーポイント。石本が進まない展開になるなら29期コンビの田中正、阿部仁の差しがあるかも。格上の岩見は今年V3と実績では優っているが、前団のペースが速いと届かぬこともある。滝下は岩見にアドバンテージを持って攻めないと厳しいか。
◎ 2 石本 圭耶
○ 7 岩見 貴史
△ 3 田中 正樹
▲ 6 滝下 隼平
穴 5 松尾 隆広
2=7-3 2=7-6 2=6-3
地元の藤岡一樹が先制攻撃!
4日間の走りを振り返ると、藤岡一樹は初日いきなり本走3.35秒台を計時している。すでに高い仕上がりを得ており、あとは準決勝戦~優勝戦まで状態を崩さないように維持してきたように見える。準決勝戦では長田恭徳にマークされる展開だったが、相手に攻める隙を与えなかった。優勝戦の10線4名の中で先行力が最も安定しており、0ハン2車を先に突破して同ハンの追撃を振り切ろう。
岩科鮮太や松山茂靖はスタートが決まれば好勝負できる。ただ出足の安定感は藤岡に一歩譲る感。長田恭も鋭いダッシュ力のあるタイプではなく、先述したように道中の伸びは藤岡を超えるものではなかった。
永島潤太郎も今節は普段に比べると仕掛けが早くなく、スタートが常に切れていてガードの固さに定評のある塚越浩之に苦しむ可能性もある。
◎ 4 藤岡一樹
○ 5 岩科鮮太
△ 6 長田恭徳
△ 3 松山茂靖
▲ 1 塚越浩之
おすすめの買い目
4=5631
穴なら
5=312
文/鈴木
木村武之が地元勢を退ける
SSトライアルの16名だけでなくSSフェスタの出場選手欄にも木村武之の名前がないことが意外であり違和感がある。それだけの実力と実績、存在感をオートレース界に刻んできた彼が今年ラストの開催として臨んでいる今節の状態は正直、100%には見えない。準決勝でいったんは10m前の中野光公に反撃されかけた。それでも今回はエンジンの心臓部であるクランクを交換しており、実戦や練習などでエンジンを回しているうちに馴染んでくれば、現状以上の動きを獲得する見込みが十分に立つ。前団にハイペース独走タイプが不在なのも有利なファクター。8名の車間が拡がらず周回する展開になりそうで、木村武は前へ追いつきさえすれば次々と捌いて番手を上げられよう。
同じ26期の桜井晴光が、前節アフター5ナイターに続いて高いスピードを示している。内枠に並ぶ同ハン3車いずれも大きなコースをあまり通らないタイプなので、桜井にとって捲りやすいといえる。
11月レース中の落車から公傷休養を経て復帰した新井淳が、いかにも速攻派らしい俊敏な走りを見せており、0ハン両者を早い段階で突破するシーンも大いに考えられる。
◎木村武之
○桜井晴光
△新井淳
▲岩沼靖郎
おすすめの買い目
8-6=3217
文/鈴木