オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。 篠原睦と長田稚也で一騎打ちムード!
0ハン単騎の帆景は準決で良い上がりタイムが出ており、優勝戦も軽快に逃げそうなのでレースは速い流れになる。単純な上がりタイム比較で言うと内山雄では追い抜けないか。40線勢の中でも帆景を追うことができるのは長田稚と篠原。それに、田中茂といったあたり。
40線は5車並んでいるので内枠が断然有利だが、外の2車がカマシ気味に出ていくケースも十分だ。長田稚が内山雄や帆景を追う展開になるとチャンスだが、ここでは総合力から篠原を重視したい。多少、展開に紛れがあっても経験でカバーできる強みがある。
内山雄の後ろで40線勢が競り合うような展開になれば帆景の逃げ切りも考えられる。初優勝へ向け、必死の逃走劇を見せるか。田中茂は枠ナリスタートが最低条件。外枠勢に行かれると、道中で捌いていかなければならず、帆景を追うのに手間がかかってしまう。しかし、トップスタートが切れれば、前の2車を追撃できる機力はある。内山雄は準決よりもエンジンに上積みあれば怖い存在になる。
◎ 7 篠原睦
○ 6 長田稚也
△ 1 帆景岬
△ 3 田中茂
▲ 2 内山雄介
おすすめの買い目
7=6-123
別線 帆景の逃げ切り
1-2367
鐘ヶ江将平がグレード初制覇
準決勝戦のおこなわれた4日目に続いて最終日5日目も天候が崩れて『第67回スピード王』決勝戦は、丹村飛竜が制した2022年の第63回大会ぶりとなる濡れ走路で争われた。
0ハン2車並びの外枠からダッシュした西翔子が逃げて、1~2車身の差で0ハン内枠の斎藤正悟が追走する形でレースは進行。
展開に大きな変化が生じたのは2周回3コーナー。斎藤正悟に対する仕掛け不発で車間の開いた浅田真吾が、再び加速したところでタイヤが滑って落車。車券の1番人気となっていた岩見貴史が大きな影響を受けて争覇圏外へ去ることとなってしまった。
そのとき5番手に付けていた鐘ヶ江将平は3番手へ浮上したが、0ハン勢との差はおよそ10数メートル。それでも周回ごとに先頭集団へ少しずつ接近し、6周目あたりでは2番手の斎藤正悟へ追いついた。
そして運命の7周回3コーナーがやってきた。今度は西翔子がタイヤを滑らせてコースを外してしまい、すかさず斎藤正悟が内を突いて先頭へ立つ、のも束の間、鐘ヶ江将平が前輪を斎藤正悟のインへ切り返す形で首位奪取。残り1周を冷静に回って、初めてのグレードタイトル獲得となった。
大健闘を見せた西翔子は、ここまでの成長と充実の機力を武器に、来週の川口デイレース『スーパースターフェスタ2025』の初日『スーパースターガールズ王座決定戦』へ臨む。
天を味方に平田雅崇が雨を制す!
ナイトレースの初日に勝って年間最多勝を更新し(昨年は鈴木圭一郎の114勝)今年の勝ち星を115とした黒川京介。2日目も勝って優勝戦も磐石と思えたが、思わぬ邪魔が...。雨である。小雨だったのが徐々に本降りに。試走終えた時点で3.69は2番時計。3.66の平田が存在感を示した。一番人気は3連単7-4-5、4-7-5。佐藤摩弥の内枠に位置した中村雅人は3着や2着で売れていた。上原大輝の3着残りも人気に。2連単は7=4、7-5の3点が10倍を切る配当。
発走。早津康介がスタートで40線勢に呑み込まれ、平田が上原を早めに捕え先頭に立つ。中村雅も好スタートから平田をピタリとマークする。この時、黒川はまだ4番手あたりをウロウロ。残り2周で中村雅が平田のインをのぞくが入れず。青旗過ぎに黒川は上原を差すが、前の2車とは絶望的な距離。
結果4-5-7で2100円は3連単9番人気。4-5は1720円とマズマズの配当。
平田雅崇はこれで今年3度目の優勝。このあとは、いよいよ今年の集大成、27日から『スーパースターフェスタ』。平田はトライアルには乗ってないが、近況は1着が多い印象で状態は上向きだ。そして、トライアル初日12Rに佐藤励と同じ組になる黒川京介。11Rでは中村雅人と佐藤摩弥が青山周平と鈴木圭一郎に挑む。
枠番は前検日に選択なので現時点では不明。最強最速の川口2トップが12Rで顔合わせとあって、今から胸の高まりは抑えられない。
誰にもチャンスがある一戦
青山周・鈴木圭一郎らが準決勝戦を敗退して、グレードレース優出経験の多くない顔ぶれが散見される異色のメンバー構成となった決勝戦。加えて最終日5日目も天候の見通しが不透明なので、SGホルダーが2名いるが、実績やランキングが下回る選手の台頭があるかもわからない。
それでも本命は伊藤信夫に期待したい。かつては連対率の高くなかった濡れ走路を近年は乗りこなすシーンが増えて、今回の準決勝戦も後続をチギっての圧勝。走路状況に関わらず持ち前の速攻力を発揮できる点が強みだ。若井も準決勝戦くらい早めに動ければチャンス十分。2017年の浜松デイレースG2『ウィナーズカップ』決勝戦を0ハンからの発進で勝利した浅田真吾は、今回は10線の最内枠という絶好の位置から速攻を狙う。
西翔子は先月の川口ナイトレースで速い本走タイムを計時し、月末に新走路で再開した浜松1節目いきなり3連勝。今節を迎えるまで今年23走して1勝しかしていなかった濡れ走路で今回の準決勝戦に勝利。総体的に上向いて充実している今、勢いに乗って初のグレードタイトル獲得なるか。
◎ 8 伊藤信夫
○ 7 若井友和
△ 3 浅田真吾
▲ 4 滝下隼平
× 2 西翔子
おすすめの買い目
8=7-342
穴なら
2=7-834
文/鈴木

スタート伸びていく黒川京介
近1か月の黒川京介は今節を含めて4節に出場して12戦11勝、2着1回。山陽ミッドナイト決勝戦で佐藤励に敗れた1戦を除けば負けていない。この決勝戦は40線5車並びの大外枠とスタート出にくい位置・角度ではあるが、1周回1~2コーナーにかけて外めのコースをスピードに乗って駆け上がり同ハンのライバルたちを抜き去ろう。
中村雅人は外枠の佐藤摩弥にスタート伸びられそうだが、巧みな捌きで着実に番手を上げる。小林瑞季は40線の最内枠なら角度的に30線の早津康介をスタート叩いて出るケースが考えられる。準決勝戦で佐藤摩弥を捌きゴールでは大きな差を付けた平田雅崇も上位争い可能。
今節の初日、2日目と自己最高タイムを塗り替え続けている上原大輝が、本走3.3秒台までタイムを上げられるようだと一発逆転の目が出てくる。
◎ 7 黒川京介
○ 5 中村雅人
△ 3 小林瑞季
▲ 2 早津康介
穴 1 上原大輝
おすすめの買い目
7-5=321
穴なら
1=7-235
文/鈴木