オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。黒川京介が今年16度目の優勝
最終12レースの発走1時間ほど前までは陽射しが走路を照らしていたのに第10レース発売中に降雨があり、濡れ走路での決勝戦が発走すると0ハンの鈴木清と10線の大木光はスタート遅れてしまい、1周回3コーナーで木村武之の外を伸びて前へ出た丹村飛竜が浅田真吾の逃げを追う展開。
3周回4コーナーで丹村飛が浅田を捲って先頭へ立ったのも束の間、それまで丹村飛のアウトに併走し続けていた金子大輔が4周回1コーナーで内へ飛び込むも2コーナー立ち上がりは回りきれず、丹村飛が差し返す形となったが、ずっと両者の背後に付けていた黒川京介が捲り攻めでねじ伏せて先頭へ躍り出た。その後は、競り合う金子大と丹村飛の2番手争いを尻目に独走ゴール。
2025年27度目の優出で16度目のVとなった黒川は、スーパースター王座トライアルを含めて今年あと3節に出場する予定となっており、『スーパースター王座決定戦』まで全ての節に優勝すれば年間20Vの大記録を打ち立てられる。
圧倒的なVで締めた青山周平
スーパーハンデでアフター5に参戦の青山周平。今回は4日間だったが、無キズで勝ち進んだ優勝戦。38期・鈴木景斗の逃げにも期待したいが、いかんせん試走38と大きい数字で30m後ろの渋沢憲司が対抗人気となり、吉原恭佑が続く。3連単は7-2=5、7-2-4が10倍を切るオッズ。2連単7-2は190円で2点買ったらガミの配当に。
発走。マズマズのスタート切った鈴木景。30mは新井淳が行きかけたが、渋沢が張り込んで先行して鈴木景がペース掴む前に先頭へ立つ。この時、青山周は4~5番手。ところが、新井淳と吉原を捌くと間髪入れずに渋沢のインに切り込む。ここで勝負あった! 吉原は3番手のまま進まず3連単、2連単含めて一番人気で決着。
青山周の上がりタイムは3.356。これでは前の選手はひとたまりもなかった。1011勝目で125Vとなり、このあと一路浜松の新走路へ赴く。年末に控えしスーパースタートライアルへ徐々に気持ちも機力も上がってくるというものだが、くれぐれもケガだけには注意を。
青山周平に不安・死角なし
準決勝戦を走り終えた青山周平は「最近の中では感じが一番良い」と発言。スーパーハンデで戦うことにも長年の経験ですっかり慣れて、10メートル前が不在であるため、かえって発走直後の加速も付けやすく、他6車をあっさり射程に捉えよう。
渋沢憲司が本走タイムを上げてきて、決勝戦の位置は絶好と、好勝負を期待できる条件だ。今季にハンデ軽化した吉原恭佑と田村治郎も調子を上げてきて、青山周に追いつかれてからどれだけ抵抗できるか注目。新井淳は準決勝戦後のコメントどおり、見た目の印象は「着順ほどの手応えはない」様子。
今回がデビュー初の伊勢崎出走である鈴木景斗が優出。正直、本走タイム比較では振り切れる公算は高くないが、素質の高さと今の勢いで番狂わせを演じてみせるか。
◎ 7 青山周平
○ 2 渋沢憲司
△ 6 田村治郎
▲ 5 吉原恭佑
穴 1 鈴木景斗
おすすめの買い目
7ー2=651
穴なら
1=7-265
文/鈴木
黒川京介がスタート一発でケリ付ける!
今節は3日間の短期決戦で、初日が良走路ではなかったため、エンジン評価は準決のみで行うしかないが、最も上がりタイムが良かったのは黒川だ。優勝戦は5車並んだ10線の大外に置かれたが、ここ一番でのスタートは切れるのでカマシ先行も十分あるだろう。そうなると、相手は0ハンの3車のみ。6周回をじっくり使って先頭まで躍り出る。
0ハン3車の中で仕上がり良いのは浅田。ここはスタートも先行しそうで、レース前半に大きなリードを作れれば優勝の可能性もある。0ハンの他2車の石貝と鈴木清は、機力的にやや厳しいか。10線から黒川がスタート決まらなかった場合は木村武の先行が有力。決め手を発揮し0ハン勢を攻略にかかる。捌き合いになれば強いのは金子大。10線最内の大木はスタートで踏ん張れるようなら上位争いに加わってくる。
◎ 8 黒川京介
○ 2 浅田真吾
△ 5 木村武之
△ 7 金子大輔
▲ 4 大木光
おすすめの買い目
8-2457-2457
別線 浅田の大逃げ
2-4578
鈴木圭一郎がエンジン立て直してV!
0メートルオープンで大事になるスタート争いは、3枠の佐藤摩が先行した。これに高橋義弘が続き、鈴木圭一郎も乗っていきそうだったが最内の佐藤貴が踏ん張った。しかし、佐藤貴の内を篠原が狙い、共にやや流れたところを鈴木圭がインすくって3番手を奪取。逃げていた佐藤摩だが4周1コーナーで高橋義弘がインに突っ込み先頭に立つ。鈴木圭も佐藤摩を捌くと、高橋義弘を追う態勢を整えた。勝負があったのは5周3コーナー。鈴木圭が高橋義弘のインに入り、そのままトップでゴール。後ろでは佐藤貴が高橋義弘を差し、準優勝となった。
鈴木圭は準決までの動きだと厳しそうだったが、優勝戦へ向けてしっかりと上積みができていた。試走は一番時計の3・28。数字も良いのだが、見た目もかなり良さそうだった。レースでは3~4番手からの競争で、悪くない位置につけられたのも勝利を手繰り寄せた要因となった。ここ最近は精彩を欠くレースも多かった鈴木圭だが、今回の優勝戦は鈴木圭らしいクレバーな走りが見られた。年末の大決戦へ向けてのボルテージも俄然、高まってくるだろう。