
福岡鷹が8連勝&2連続V
開催最終日3日目は湿り気の残った走路状態で開幕したが、日没後にもかかわらず走路の乾きは早く、第4レースから本走3.3秒台のタイムが計時されるようになり、決勝戦は完全な良走路へ回復。3連単オッズの上位4位までがひとけた配当で、その全てが2枠の福岡鷹を首位に採った組み合わせだった。
今月16日の山陽ミッド決勝戦で福岡に捲られた田中崇太は、今節の準決勝戦のあと「同期(=福岡)に負けたくない」と述べたが、今の福岡の勢いは止められなかった。前日の準決勝戦の勝利で自身最多タイの通算7連勝を遂げた福岡は、2連続優出となった今回の決勝戦は田中崇を前回のように外からでなく内から交わして一気に先頭へ立つと、前日の準決勝戦と同タイム3.376秒のハイペースで逃走。レース前に宣言していた「8連勝を狙っていく」を有言実行。今年2度目、通算6度目の優勝を決めてみせた。
30線のスタートは、4車並び最内枠の角南一如が大きく遅れて丹村飛竜が先行。結局そのまま6周回離れて追走しての2着ゴール。更に離れた後方で別府敬剛が藤岡一樹を抑え続けて3着に入った。
文/鈴木