オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。黒川京介が佐藤励へ前節の雪辱を期す
スタートの鋭さと内枠の利で黒川京介が佐藤励より先制攻撃を図る。今月3日の山陽ミッドナイト決勝戦で小林瑞季と黒川京介を捌いて優勝した佐藤励が再び勝ちきるシーンもありそうだ。
佐藤裕二が今回の準決勝戦で佐藤摩弥に攻め込んで勝利。本走タイム比較の比較では微妙な情勢だが、速攻力を生かして先頭に立ち、外枠勢をブロックして粘り込むか。
黒川と佐藤励が競り合ったり、両者に佐藤摩弥が抵抗をみせたりする展開になった場合、伊東玲衣の逃げを直撃できる影山伸の一発が高配当。最近の影山はスタートが良化している。
◎ 6 黒川京介
○ 7 佐藤励
△ 3 佐藤裕二
▲ 5 佐藤摩弥
穴 2 影山伸
おすすめの買い目
6=7-352
穴なら
2=6-753
文/鈴木
植村愛悠斗が史上最年少での優勝
3連単オッズは、早めの抜け出しを期待できるハンデ位置に置かれた2号車の小栗勝太が人気を集めて、試走トップタイムの3.29秒を出した8号車の長田稚也が2番人気。単騎0ハンの植村愛悠斗は伏兵と評価されている印象だった、が。
まずスタートに残念ながら紛れが生じた。4号車の古城龍之介が発走直後に失速して、10m後ろの浜野淳と長田稚也は影響を受けてしまった(判定は故障妨害)。
過去、山陽での自身最高タイムが3.416秒であった植村が、この決勝戦は3.400秒のハイペースで逃走。小栗勝太は自己最高記録に迫る3.381秒で懸命に追いかけ少しずつ車間を詰めて、最終6周回3コーナーついに届いたかと思わせたが、あと一歩およばなかった。
植村は今年8月の川口ナイターに続く通算2度目の優出で初優勝。初優出した開催も3日制の初日と2日目準決勝戦に連勝したが優勝戦は7着。今度は3日制の3走とも勝利して完全Vとなった。
さらに記録がひとつ加わっていた。黒川京介が2018年1月に樹立した『最年少優勝記録』を、植村が塗り替えてみせたのだ。従来の記録は19歳と168日だった。今回の植村は19歳と25日での初優勝。黒川が当時デビュー半年あまりだったのに対して、今回の植村もデビュー1年弱。黒川がSGレーサーへと飛躍していったのに倣って植村も大成するか、今後の活躍がますます楽しみになった。
文/鈴木
植村愛悠斗の初Vを阻止する小栗勝太
準決は走路温度が上がって波乱の結果もあったが、小栗勝太と古城龍之介の調子はずっといい状態をキープしてる。0ハンから逃げて初優勝狙う植村愛悠斗だが、小栗にとっては目標がある絶好の展開になりそう。準決に出した本走3.376の時計は抜け出せばハイペースの証拠。それを追う古城はもうワンパンチ欲しい感じ。最重ハン(40m)大外の長田稚也はスタート、攻めともに早く序盤の位置取り次第では植村や小栗を捌くことは十分可能か...。あえて、穴を探すなら植村が3.41か、それを切るタイムを出して独走入った際。
◎ 2 小栗 勝太
○ 8 長田 稚也
△ 4 古城龍之介
▲ 7 浜野 淳
穴 1 植村愛悠斗
《おすすめの買い目》
2=8-471
《穴なら》
1-2-847
浜野翼 今年V3を飾る!
4日間開催の飯塚ミッドナイト優勝戦は走路温度7℃と絶好のコンディション。初優勝狙う0ハン38期の壷井亜羅汰、37期の石橋啓士のペースがキーポイントになりそうだったが、試走終わって壷井が3.34と好タイムも石橋啓は3.38で劣勢。一番試走は3.28と2級車ながらバツグンのタイム出した浅倉樹良だが、人気は吉松優輝から同期・村瀬月乃丞への4-5が人気に。壷井を絡めた車券も売れており、浅倉は最重ハン(30m)の大外と展開が厳しい印象で2・3着までの評価。3連単は4-5-1、4-5-3、4-5-7も割れ気味、2連単は4-5、4-1のみ10倍を切っていた。
発走。赤ランプ点灯し5の表示が出た。人気の一角、村瀬である。仕切り直して2度目の発走。0ハンの主導権争いは壷井の外から石橋啓が出て行こうとするが、壷井が張り込むも車が流れてしまい石橋啓が逃げる展開。浜野翼が直後に付けて差しペース上げ、吉松優と村瀬が続く。浅倉は4番手まで上がるが、無情にもゴール線。結果は3連単3-4-5 5,290円と好配当。2連単は3-4 1,850円でこれまたいい配当でした。
浜野翼は今年4月23日に初優勝を挙げてから、7月3日に飯塚、そして今回と3度目の優勝となった。このあとは12月12日からの飯塚ナイターに出場の予定。
高橋義弘が大会初制覇
夕闇の迫る冬本番の伊勢崎デイレース最終12レース。念願のグレード初制覇へ向けてスタート勝負に出た西原智昭が、先行の竹谷隆を1周目に差して逃げる展開へ持ち込んだが、高橋義弘も1周目に竹谷を軽々と捲って2番手へ進むと、4周目に西原の内へ突っ込んで首位を奪取。そのまま残りの周回を押し切って、今年3月の川口G1『開設記念グランプリレース』ぶりとなる14度目の優勝を飾った。G2獲得は初めてで、グレード制覇は通算5度目。そして通算白星は555勝目となった。
西原は抜かれてからも懸命に粘り、レース中盤に三浦康平、終盤に中村雅人と同期たちの追撃をしのいで準優勝。今回はかなわなかったが、来年1月の伊勢崎G1『開場記念シルクカップ』でグレード初優勝をめざす。
文/鈴木