オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。人見剛志 丹村飛竜を振り切り約2年ぶりの優勝
オッズが割れた優勝戦となったが、ハンデの利(10m前)で人見が一番人気に。30m大外の丹村飛竜、最イン・山本将之の順で人気は続く。3連単では平田雅崇が絡んでの3-4-7も3-4-8に続き人気筋に。2連単は3=4、4-8が10倍を切っていた。
30mからカマシ決めた丹村飛が人見のすぐ後ろに付けた序盤戦。池浦一博と祐定響を人見が自在にマシンを操り先頭へ。丹村飛は池浦を抜くのに時間かかり、その後ろには平田も姿を現した。丹村飛は少ない周回で差を詰めるべく、グリップ開けたが人見には追い付かず25年後期山陽No.1最初の優勝には届かなかった。結果、3連単3-8-7は3,430円と好配当。2連単の3-8も1,000円とマズマズだった。
最重ハンと互角の実力秘める人見は10m前で勝つのは本意ではないハズだが、優勝は優勝として今後最重ハンに返り咲いても、持ち味のスピードを武器に掲示板を賑わせてもらいたい。
次回出走は10月24日からの飯塚デイレースとなる予定。そのあとはSG日本選手権が控えている。
竹谷隆 晴れでも激走でパーフェクトV
2日間雨走路で勝ち進んだ6名での優勝戦。一番試走出したのは栗原佳祐だったが、総合力で勝る有吉辰也が人気の中心に。単騎0ハンの桜木公和も上位人気に推された。3連単は6-5-3と6-5-1が10倍を切る配当、2連単は6=5、6-3、6-1の順に売れた。
10mから竹谷が飛び出し田中正樹が続いて行く。竹谷が桜木をすんなりパスして先頭へ立ったのに対し、田中正は桜木をなかなか抜けず周回をロスしてしまう。人気の有吉は上がってこれず5番手でウロウロ。田中正が桜木を交わし栗原佳は3番手へ上がった。最終4コーナーの立ち上がりで竹谷は慎重になりすぎたのか、田中正に詰められたが微差振り切ってゴール。有吉は結局5着と期待に反してしまった。3連単は5万超、2連単も2万円を超えるビッグな配当に。
竹谷は3年と5か月ぶりの優勝。本人は『優勝は考えてなかった』とご謙遜だが、良走路でのVは格別だろう。このあとすぐ24日からのデイレースに追配出場となった。冷え込む走路になれば活躍のチャンスは十分にあるだろう。
青山周平が完全Vと通算1000勝を達成!
レースは0ハンから先行した新井裕の逃げで始まった。0ハンのもう一人、竹本もしっかりと追走し、10線単独の押田和は3番手をキープ。20線に5車並んだスタート争いは、最内の西原が先行。大外の青山周はカマシ気味に出て、西原の後ろに位置することができた。
レース中盤までは、逃げる新井裕に竹本と押田和が追走する隊形のまま周回が過ぎたが、青山周はまず西原をパス。その後も押田和、竹本、新井裕をインから交わすとそのままゴール。早川は後方から追い上げてきたが準優勝止まりだった。
青山周は初日からオール1着の完全優勝。今年11Vで通算では123度目の優勝となった。そして、この1着でデビューしてからの勝利数がちょうど1000に達した。デビューしたのが2011年だったので、わずか15年で大記録に到達した。これはかなり速いペースと言える。このスピードで白星を重ねていけば、次の節目に達するのもそう遠くないだろう。
丹村飛竜に本格化の予兆
7月の『G2小林啓二杯』から8月『SGオートレースグランプリ』を経て9月『G1プレミアムカップ』まで目立った活躍のできなかった丹村飛竜が、9月下旬の山陽デイレースからは右肩上がりで勝利数を増やしている。暑さの収まりつつある気候にエンジンや乗り方が折り合ってきたとみられる。
今回の準決勝戦では山本将之に敗れたが、残り周回および2番手の山本翔との車間から、優出権利を得られる2着まで届かせるのは難しそうにも見えた位置関係から最終6周回に山本翔を捕えた、レース終盤の行きアシを高く評価したい。
今季の平田は何か月も高水準の機力をキープしている。同期の丹村飛に先手先手の位置取りを保てればゴール地点でも先着することが十分に可能だ。
実力・実績からみて人見剛志のハンデが有利。この前団2車なら手こずることなく攻略できる腕の持ち主だ。
近況好調な稲原良太郎に追いついて2着まで浮上し優出できた佐々木啓も、丹村飛と同様に状態が上向いていると判断できる。
◎ 8 丹村飛竜
○ 7 平田雅崇
△ 3 人見剛志
▲ 4 山本将之
穴 6 佐々木啓
おすすめの買い目
8=7-346
穴なら
6=8-347
文/鈴木
経験の裏付けがある有吉辰也
所により雨との天気予報はあるが、日中から曇天が続いて走路温度が低めになれば、速いタイムの出る走路条件となり、スピードの高い選手を上位に評価したい。
有吉辰也は3か月弱の休養を経て、10月の初頭に復帰して2節目だった前節から今節にかけて通算4連勝。この決勝戦の顔ぶれでは実績・総合力が断然のトップ。もしまた降雨に見舞われても対応できる。
10月から適用が開始された最新の全国ランキングが前期A-25から今期S-12へジャンプアップした栗原佳祐は、経験値では有吉に全くかなわないが、キャリアを補える素質と可能性を秘めている。
このところ桜木公和のスタートが良化中だ。そして竹谷隆とは今月、晴雨おりまぜて3度対戦し全て先着している。車が伸びているので後続が抜きづらい走りをできている。
捌きの決め手は竹谷よりやや優勢な田中正樹が10線の大外枠から先行できれば速攻が決まるケースあり。
◎ 6 有吉辰也
○ 5 栗原佳祐
△ 1 桜木公和
▲ 3 竹谷隆
穴 4 田中正樹
おすすめの買い目
6=5-134
穴なら
4=6-531
文/鈴木