
地元決戦を制した丸山智史 2年ぶりのV!
オール地元勢での優勝戦は完全良走路で試走タイムも3.30が出た丸山智史が人気の中心に。前節優勝してる番田隆弘の連続優勝にも期待かかったが、いかんせん相手が揃って苦しい戦いに。2連単は4-2、4-6、2-4 3連単は4-2-6、4-6-2が10倍を切る配当だった。
番田の逃げで始まった優勝戦は、20mから先行した丸山智が接近し簡単に抜き去ってしまう。これで番田の連続Vの夢は断たれ、先頭立った丸山智は試走タイム通りグングンとリードを拡げて安全圏へ。山本翔は松尾啓史に捌かれた。佐々木啓がゴール前で山本翔を捕え3連単4-6-5は中堅配当に。
丸山智は2022年5月以来の優勝で通算11度目のV。このあとはすぐ25日からのオーバーミッドに出場予定。
三浦に好機が到来
予選中から鋭いスタートを披露してきた選手が多く勝ち上がり、今開催のサブタイトルは『A級選手権』だが、決勝戦はさながらダッシュ王決定戦。その中でも野本佳章の出足の切れ味は頭ひとつ抜きん出ている印象だ。
だがここで注目したいのは三浦康平。初日からの3走は全て大外7枠。それでも良走路での2日目・3日目は中団ないし後方から追い上げて好走した。準決勝戦は山田真弘が内容の濃い走りをしていたからこそ、それを攻略した三浦の評価も上がる。そして迎えた決勝戦は抽選により決まった枠が内から2番目と絶好の位置。早い段階で内へ潜り込めそうで、距離ロスのないレース運びをできる。
2日目は残り2周回でペースダウンした新井淳が、準決勝戦では逆にレース後半は先頭の野本へ詰め寄る動きを見せており、機力アップと判断。
中山光は2日目に試走29秒でレースも強烈に伸びたのに、3日目の準決勝戦は試走35秒に低下してレースでも先頭の岩田行雄へ仕掛けられなかった。試走タイムが本走のスピードへ直結するタイプなだけに、決勝戦で試走タイムが上がれば大勢逆転の可能性まである。
◎ 2 三浦康平
○ 5 野本佳章
△ 7 中山光
▲ 4 山田真弘
穴 1 新井淳
おすすめの買い目
2ー5=741
穴なら ブロックの巧い新井淳は最内枠を有効活用したい
1=7-245
文/鈴木
松尾啓史が底力を誇示
1日2回乗りだった2日目の2走目、準決勝戦は急な降雨に見舞われた松尾啓史。いったん交わした山本翔に逆転される形にはなったが2着は確保し、さすがの対応力を見せた。
決勝戦は、丸山智史が同ハン内枠の2名を包み込む態勢で先制攻撃。佐々木啓はスタート行けそうになく、松尾啓がアウト伸びて丸山智を直撃する展開か。
今月18日の前節ミッドナイト決勝戦は今ひとつ進まなかった山本翔と人見剛志が、ここで枠ナリにスタート出て外枠3車を抑えながらも再び自身の伸びを欠くようだと、前節の再現で番田隆弘が連続優勝への逃走劇を披露するかも。
◎ 6 松尾啓史
○ 4 丸山智史
△ 3 人見剛志
▲ 2 山本翔
穴 1 番田隆弘
おすすめの買い目
6=4-321
穴なら
1=6-432
文/鈴木
颯爽とゴール線突き抜けて中村颯斗が初優勝!
曇り空で走りやすくなったのか、一番試走を出した牧瀬嘉葵が3.32で断トツ人気を背負った優勝戦。3連単は6-4=7、2連単は6-4、6-7が人気を集めた。
今節300勝を飾って波に乗る水口寿治をこれまた好調な石川岳彦が差したが、中村颯斗のイン攻めが決まる。中野政則を強引に切り込んだ牧瀬嘉葵が2番手浮上から中村颯を追う展開。石川岳を辻大樹が差し3番手へ浮上も残り周回少なく、中村颯が振り切った。自身初めての優勝となり、35期のなかでは11人中8人目のVホルダーとなる。このあとは月末のデイレースに出走予定。
BANBAN逃げた番田隆弘 区切りの10V!
2節連続で行われる山陽ミッドナイトの初節は山本翔・人見ら優勝候補よりも試走が良く見えた番田隆弘。人気は割れ気味で3連単は6-5-2、6-2-5。2連単は5-6、5-2、6-5、2-5の順。
戸塚茂が逃げたが番田がマークから車をねじ込み先頭へ立つ。戸塚茂は後退し、番田のペースは徐々に上がり、離れて遠藤誠が2番手へ。青旗で落合巧が遠藤を差して山本翔と人見剛志は全くいいところなかった。
昨年1月に優勝してから間が空いたが、番田はこれで10度目の優勝。2節連続Vへ8月19日の初日は3Rに登場する。