
実績上位の桝崎陽介が復調ムード
3月末を最後に優出から遠ざかり、4か月以上も勝利できていない桝崎陽介が、小雨まじりの準決勝戦を突破して決勝戦へ進出。3日目が恵みの雨なら最終日4日目も降雨の可能性が予報されており、さらに同ハンが牧瀬嘉葵ならスタート先行するケースも十分で、捲りを主体に追い込もう。
中村颯斗が今節スタートの切れ味よく、0ハン両車を一気に交わせると好勝負できる。だが水口寿治もまた直線の伸びを増しているので後続に抵抗できそうだし、気合を前面に出すタイプの石川岳彦は外へ併走されたら突っ張ってこよう。
0ハンの後ろで10線の内枠勢が乱戦に巻き込まれると、牧瀬嘉葵や中野政則の差しが決まるシーンもあるか。
◎ 7 桝崎陽介
○ 6 牧瀬嘉葵
△ 3 中村颯斗
▲ 1 水口寿治
穴 2 石川岳彦
おすすめの買い目
7=6-312
穴なら
2=6-175
文/鈴木
人見剛志と山本翔の全勝対決
今月9日の前節山陽ミッドナイト決勝で人見剛志は序盤は山本翔を離れて追う展開になったが、終盤に差を詰めると最終6周回3コーナーで内へ切り込んで2着へ浮上。山本翔は今節も素早い攻めが連日決まっているが、2連対を目下10走継続している人見が今回も追撃して攻める。
準決勝戦で初日から大幅にタイムを上げて独走勝利した番田隆弘が再び早めに逃げ展開を築くと一発十分。インコースを外さず走るタイプの遠藤誠が同ハン外枠勢を抑える展開になれば、更に有利となりそうだ。
◎ 6 人見剛志
○ 5 山本翔
△ 4 落合巧
▲ 3 遠藤誠
穴 2 番田隆弘
おすすめの買い目
6=5-432
穴なら
2ー3=654
文/鈴木
青山周平がオートレースグランプリを完全Vで3連覇達成!
スタート争いは5枠の鈴木宏がトップ旋回を決めた。最内の青山周は何とか2番手発進を死守。以下、佐藤摩、鈴木圭と続いていく。先頭を走っていた鈴木宏はペースが上がらず、青山周が序盤で差し込んでいく。今度は青山が逃げる番になった。いつも通り自分のコースを丁寧に走っていた青山周。後方では鈴木圭が番手を上げ、青山周の後ろに付けた。ここからは青山周と鈴木圭の一騎打ちになった。エンジン的には強めな鈴木圭が捲りを仕掛けていくが、交わし切るまではいかない。なかなかチャンスどころを見出せないでいた鈴木圭は7周1コーナーで青山周のインに車をねじ込んだ。これで青山周を交わしたかにみえたが、立ち上がりでやや流れ、青山周はすかさず逆襲の差し。再び先頭に立ち、そのままゴールを迎えた。
今回の青山周も強かった。しっかりと自分の走りを貫き通してみせた。エンジンが劣勢でも勝ち切る勝負強さは全選手の中で一番だ。これでオートレースグランプリは3連覇で5度目のV。SGは通算で17回の優勝となった。まだまだ青山周時代は続くだろう。
無敗でグランドスラマーの仲間入りへ鈴木圭一郎
6日間の長丁場もいよいよファイナル。1番目に1枠を選んだ青山周平、2番目は鈴木圭一郎が枠1つ空けて3枠をチョイス。その間に入ったのが黒川京介。そして、佐藤摩弥は4枠となった。
青山周はグランプリ3連覇と大会5度目の栄冠を狙う。鈴木圭はなかなか手が届かない『グランプリ』のタイトル獲ってSGグランドスラムへ、いざ行かん。1コーナーの入りが重要になるが、4枠から佐藤摩が起死回生のスタート狙って虎視眈々。
若井友和は2004年のグランプリで優勝しており、夢よ再びと言ったところ。SG初優勝がグランプリだった木村武之もひと頃の不振がウソのように躍動してる。展開次第ではチャンスありそう。記念Vに縁遠い鈴木宏和がいきなりSGのタイトルを獲るには、よほどのアドバンテージを作らないと厳しいか。
心情的には佐藤摩の女子レーサーSG初優勝に期待したいが、タイム不足は否めない。青山周と鈴木圭の2強を倒せるスピード秘めるのは黒川だが、百戦錬磨の青山周、鈴木圭を序盤で突き放すことができるかがカギ。5100mのオーバルコースに壮大なドラマが繰り広げられる。
◎ 3 鈴木圭一郎
○ 1 青山 周平
× 2 黒川 京介
△ 4 佐藤 摩弥
▲ 7 木村 武之
穴 6 若井 友和
《おすすめ車券》
3-1=2、3-1=4、123BOX
《期待を込めて》
4-1-2、4-1-3
《穴なら》
6=7-流し
スタート決めた井村淳一が今年の初v達成!
0ハンから先行したのは水崎だったが、すぐに佳元が交わして先頭に立った。和田も素早く佳元を差していったが、1回目は流れて佳元に差し返されてしまう。しかし、2回目の攻撃はしっかりと回り切り、和田が逃げ態勢を作った。その後ろに付けていたのは井村。井村は20線3車のスタート争いを制していくと、水崎や佳元を冷静にパス。和田と一対一に持ち込むとインに突っ込み1着ゴール。田中茂は猛追撃を見せていたが、終3コーナーで和田を捕えるまでがいっぱいで準優勝だった。
井村はこれが今年の初優勝。今回の勝因は何といってもスタートだろう。20線に3車並んだ真ん中に置かれていたが、レース前の想定では遅れてしまうのではないかと思っていた。しかし、実際にはトップスタート。レース序盤の展開が大きく変わった。そこからはしっかりとチャンスをものにする走りができた。今後もスタートが安定してくると優勝の量産が見込まれるだろう。