11度目の正直で有吉辰也
4月下旬のSGオールスターから今回で11節目の連続優出となった有吉辰也。その間1度も優勝できなかったが今度こそ決めて、次節の山陽G2小林啓二杯へつなげたい。
今月10日の飯塚デイレース決勝で有吉の内枠から先行してゴールでも先着し勝利した久門徹が相手。単騎0ハンの稲原良太郎が初日からスピードに乗っていて逃げ残り十分。10線最内枠の中村颯斗が初優勝へ向けてスタート勝負に出るか。
◎ 7 有吉辰也
○ 6 久門徹
△ 1 稲原良太郎
▲ 5 石本圭耶
穴 2 中村颯斗
おすすめの買い目
7ー6-154
穴なら 中村颯の逃げに稲原良が喰い下がる前残りは好配当
2=7-146
文/鈴木
黒川京介がキューポラ杯初制覇!
試走タイムは鈴木圭と同じで26だった黒川。10メートルオープンのスタートは7枠から2番手発進を決めた。トップスタートは2枠の岩見。岩見が逃げる展開でレースが始まった。1周3コーナーで黒川は岩見を捲りにかかるが、岩見が抵抗した。その後もインで粘る岩見に対し、アウトから圧力をかけていく黒川の構図。動きがあったのは3周3コーナーだった。黒川が岩見をアウトからパス。ついに先頭に立ってみせた。その後は2番手以下を引き離す力強い走りを披露した。岩見は2番手で粘っていたが、最終周回で鈴木圭が攻略。準優勝は鈴木圭だった。
黒川の勝因は何といってもスタート。10メートルオープンの7枠という不利な位置からいきなり2番手に付けられたのだから、レース展開はだいぶ楽になった。岩見に対してもエンジンは強めだった。コース取りが巧い岩見の動きを落ち着いて見ていた。なるべく仕掛け損ねることなく動向をうかがい、チャンスとみるや捲りを敢行していけた。余裕を持って走れるエンジン作りにも成功した。これでG1は2度目のタイトル。次は山陽でG2小林啓二杯が待っている。今の勢いなら2節連続での記念優勝も夢ではない。
伊藤信夫が久しぶりに優勝を決めた!
試走一番時計の伊藤信は33を叩き出し、二番手以下に3つ以上のタイム差をつけた。スタートも30線大外からカマシを決め、絶好の展開に持ち込めた。その後のレース運びも落ち着いたもの。前団では逃げる今田を和田が交わしていたが、伊藤信は楽に先頭まで浮上することができた。2着には和田が残り、3着は鈴木健を交わした花田が入線した。
伊藤信は約1年ぶりの優勝となった。本人の実力を考えればもっと前に優勝していてもおかしくないが、優勝するというのはそれだけ簡単ではないという事か。これで伊藤信は通算94V。100Vの大記録まであと6に迫った。すぐに達成とまではいかないだろうが、ゆっくりとでも着実に数字を積み重ねていくだろう。
地元33~35期が果敢に挑む
現時点の捌きの完成度では鈴木圭一郎や永井大介にかなわないが、33期の黒川京介・34期の上和田拓海・35期の佐藤励が若武者らしい思いきった走りを見せてくれそうだ。
スタート後に少しでも良い位置を取ろうと1周回1コーナーの内寄りへ各車が殺到しそうな、その外を黒川が豪快に伸びて行くか。内枠すぎずスタート切りやすい永井や佐藤摩弥も序盤に良い位置へ付けそう。鈴木圭は角度のある10メートル8車並びの大外枠ではトップスタートは難しいかも。パワー満ちあふれる加賀谷建明は出足に不安が残り、発走後に外枠勢へ前へ出られると厳しくなる。
◎ 7 黒川京介
○ 6 佐藤励
△ 8 鈴木圭一郎
▲ 4 永井大介
× 5 佐藤摩弥
おすすめの買い目
7=6-845
穴なら 前年覇者の看板はダテではない
5ー8=4761
伊藤信夫が勝利をもぎ取る
昨年7月に優勝して以降14度の決勝に臨みながら勝てていない伊藤信夫だが、昨年の後半7度の決勝は全て4着以下だったのが、今年に入ってからの7度の決勝は2着3回に3着2回と着取りがハッキリ上向いており、今回のメンバーを見渡してズバ抜けた実績を誇る点から是非とも勝ちきりたい一戦だ。今節2走はこなしているが敵は天候、雨だろう。
最重ハンでも安定した走りをできるようになった浅田真吾が最内枠から先制攻撃。渡辺篤はトップスタート行けないと車群に揉まれて進めない恐れもある。
20線は準決勝戦のタイムは鈴木健吾の方が速くても、スピードは花田一輝が上位とみる。
◎ 7 伊藤信夫
○ 5 浅田真吾
△ 4 花田一輝
▲ 3 鈴木健吾
穴 6 渡辺篤
おすすめの買い目
7-5=436
穴なら 前節決勝は伊藤信より先行してゴールも先着した渡辺篤
6-7=5432
文/鈴木