松尾啓史が川口の強豪を撃退
1番人気と2番人気の座を川口の黒川京介と永井大介に奪われた松尾啓史が地元の意地を見せた。
10線からスタート飛び出した藤川竜は藤川幸宏の逃げを攻略するのに手間取り、20線から先制した黒川京介も町田龍駿を差せずに車を引いた。そこを松尾啓が捲って3番手へ上がると、4周回3コーナーでダブル藤川をまとめて差して首位。
黒川はレース終盤に滑り気味で3着に終わったが、連続開催となる16日から始まる山陽ミッドナイトでは、参加選手ただ1人のS級レーサーとして最高の成績を挙げたいところだ。
文/鈴木
永井大介が今年の初Vを狙う!
0ハン単騎から逃げる藤川幸に絶好の展開になりそう。10線は枠ナリ発進も考えられるが、大外の西村龍がカマシ気味に出ていくか。ただし、今節の上がりタイムの比較で言えば藤川幸を捕まえる仕上がりにはない。藤川幸の逃げ切りも十分あるが、20線から先手を取る永井が猛烈な追い上げで先頭まで立ちそう。初日から連勝で来ており、優勝戦も制して完全Vを狙う。
黒川は本来の動きではないが、エンジンの底上げに成功すれば永井の攻めに付いていける。道中で永井に隙があればイン突っ込んで行くかもしれない。10線最内の町田は、しっかりとスタート行ければ藤川幸をマーク差しできる仕上がり。松尾啓は動き上々だが、外の2車にスタートで包まれる恐れがあるので評価を下げた。
◎ 6 永井大介
○ 7 黒川京介
△ 1 藤川幸宏
△ 2 町田龍駿
▲ 4 西村龍太郎
おすすめの買い目
6=7-124
後続が競り合えば藤川幸の残りも
1-2467-2467
意外? 菅野仁翔が地元初優勝!
雨はやんだが乾かず濡れ走路。初優勝狙う吉田恵輔が期待料込みで一番人気を背負った。3連単は5-6=7と谷津圭治からの7絡みや大月渉、菅野仁翔の6=1あたりが人気筋も10倍切る配当はなし。序盤に吉田恵が突き抜けようとして滑り、そのインを大月が突っ込み番手取る。終始安定して菅野が逃げ態勢作り、大月は差を詰められない状態。吉田恵は3番手あたりをウロウロするのみで最後は谷津に交わされてしまい、またしても初Vはお預けに。菅野は2023年の9月に川口で2度優勝してるが、地元の伊勢崎は初優勝。通算V3をひっさげ次は筑豊の地、飯塚ナイターに5月19日から参戦予定。
菅野仁翔の逃走劇
菅野仁翔はスタート切れており、序盤にグリップ開けて大きく回るので、10線の最内枠からスタート叩きにくる新井淳を振り切って逃げ態勢に入れる。
抑え込みの上手い新井淳は、前を追うより同ハンたちの追撃を防御するためコースを固めて走る形になりそうで、そうなると菅野はみるみる車間を拡げられるだろう。外めコースを通って伸びている谷津圭治と大月渉がレース中盤以降に新井淳を捲りで攻略するか。準決勝戦のゴール間際に内山高秀を逆転した渋沢憲司もエンジン状態は良い。
◎ 1 菅野仁翔
○ 7 谷津圭治
△ 6 大月渉
▲ 2 新井淳
穴 5 吉田恵輔
おすすめの買い目
1=7-624
雨なら 吉田恵輔が初Vのチャンスを今度こそ掴むか
5=7-613
文/鈴木
鈴木圭一郎ゴールデンV4
スタートが切られて1周回1コーナーでは荒尾聡が先頭へ出かかったが、伸び返した小林瑞季が先頭を奪取。レース前半は2番手で荒尾と、グレードタイトル初獲得に燃える鈴木宏和が出入りの激しい競り合いに。そこへ佐藤励も加わろうとしたが、鈴木圭一郎が直線一気に抜き去って番手を上げるとレース中盤に荒尾、次いで鈴木宏を捌き、7周回ホームストレッチで小林瑞を捕えて先頭に立ち、5日間5戦5勝の完全優勝ゴールをトップで通過した。
ゴールデンレースは通算4度目のVで、昨年に続く2連覇。このあと6月にかけては地元開催に多く出走する予定で、地元ファンに活躍を見せ続けそうだ。
文/鈴木