昨日は川崎競馬場で、牝馬たちの戦い『エンプレス杯』が行なわれました!
【ヤマトマリオン】vs【ユキチャン】の3度目の戦いとあって、小雨が降る中、たっくさんのファンが集まりましたよ♪
レースは超不良馬場の中での発走。スタートして【ユキチャン】が出遅れ。船橋の【シスターエレキング】が元気良く飛び出してハナに行きます。2番手には【サヨウナラ】、内から【ダイワオンディーヌ】、高知の【アルファバービー】、内に【マキノチーフ】その外に【ヤマトマリオン】そして【ユキチャン】【ニシノナースコール】と続きます。
まず【ニシノナースコール】が一瞬かかるそぶりを見せますがすぐに落ち着き、その後は【ユキチャン】が行きたがるそぶり。1週回って来ると、1コーナーで3番手に迫り、向正面では先頭を捉える脚色。
が!しかし・・・
3コーナーで【ヤマトマリオン】が捉えにかかると、【ユキチャン】は4コーナー手前で失速・・馬群に飲まれてしまいました。
直線を向いても【シスターエレキング】が逃げる逃げる。これはもしや?と思った瞬間、【ヤマトマリオン】の後ろからものすごい伸び脚を見せたのが【ニシノナースコール】。並ぶ間もなく交わして行きました。
そして【ヤマトマリオン】【シスターエレキング】の2着争いは、クビ差で【シスターエレキング】が残るという結果でした。
1着ニシノナースコール:吉田豊騎手
「スタートした時、ユキチャンがあの位置でしょ?オレ、絶対ひっかけられる〜って思いましたよ。外外にふればいいかな、と思ったけど意外と折り合いつきました。いつもよりいい位置につけられたし、道中は自分で下がって馬の後ろに入ることが出来た。ああやって乗れると、しまいキレる馬ですから。幸騎手もラクに上がって行ってたけど、最後は脚色が違いましたね。
これで引退・・・正直もったいないって気持ちもあります・・」
2着シスターエレキング:桑島孝春騎手
「ユキチャンが出遅れたから、ラクに逃げられたのが良かったですね。本当によく頑張ってくれました!」
3着ヤマトマリオン:幸英明騎手
「4コーナーいい感じに上がっていって、勝てる手応えだったのに・・・伸びきれずに残念です。
せめて2着は確保したかったですね。」
5着サヨウナラ:岩田康誠騎手
「前々でいい形で競馬できたけど、去年のような踏ん張りがなかったなぁ〜・・
前走の時より、状態は良かったんだけどね。」
6着ユキチャン:武豊騎手
「残念です・・
返し馬の時から、馬場に関してう〜ん・・と思ってたんですけど、うまくリカバリー出来たと思ったんですけどね。
理想は逃げる形だし、今日は折り合いも欠いていた。不慣れな馬場状態で、慣れない中団からの競馬になってしまいましたからね。
なにより、身体が汚れてクロチャンになってしまい、かわいそうなことをしました。」
12着ボナンザーオペラ:花本正三騎手
13着アルファバービー:赤岡修次騎手
「かかってしまう馬なので、前に行かせようと思ってたけど・・
距離も今日は長かったですね。」
14着エイシンラビアン:大塚研司騎手
「今日はペースも速いし、距離も長かったよね。
こういう経験を積んでいけば成長するし、次は地元で巻き返します!!」
高知の赤岡騎手と笠松の大塚騎手。レース後は楽しそうに話してました!こういう機会がないと、なかなか会えませんからね。
地元に帰って、また活躍期待してます☆
21日、大井競馬場で行なわれた『TCK女王盃』。【ユキチャン】vs【ヤマトマリオン】の激突は、今回も【ヤマトマリオン】に軍配が上がりました!
『クイーン賞』のあとの『名古屋グランプリ』で、並み居る牡馬たちと戦って4着に頑張ったので、さすがに疲れがあるかしら・・・なーんて想像は甘かったですね!出遅れながらも強かったですね!!
「もともとあまり前に行きたいタイプじゃないし、ちょっと控えた方が最後までしっかり走ってくれる馬。ゲートの中でうるさかったし、まぁ出遅れてもいいかな・・くらいには思ってましたけど、あんなに出遅れるとは思いませんでしたね(笑)。
距離も問題ないし、牝馬同士では力が上。今日もユキチャンが人気でしたけど、ミユキチャンとヤマトマリオンもよろしくお願いします!!」
爽やかなミユキチャン☆スマイルでした。
2着【ユキチャン】
武豊騎手
「スタートで滑ってしまって1,2コーナーは理想的な形ではなかったんです。向正面から行った方がいいかなと思って早めに行きました。最後まで止まってないし、よく頑張ってくれました。でも勝った馬とは一瞬の脚の差がでましたね。それを警戒して早めに動いたんだけど・・・
状態もすごく良さそうだったし、少し右にもたれる面があるので右回りは問題なかったですよ。」
後藤調教師
「最後も差し返しているだけに、差はちょっとなんだよなぁ・・・次は(エンプレス杯・2100m)距離が伸びるので、スタミナを生かすレースをしたいですね。」
4着は【ラピッドオレンジ】
7着は休養明けの【サヨウナラ】
岩田康誠騎手
「レースの流れに乗れたし、リズムよく走れたんだけど・・・マイナス体重(−19キロ)と休み明けの分なのかな、追ってから全然手応えがなかったですね。これを使って変わってくると思います。」
15着は笠松から遠征した【ボナンザーオペラ】
今回初のダートグレード挑戦を経験して、どんな風に強くなってくれるのか・・楽しみですね♪
今回の新人王でも、出場全騎手のインタビュー動画を撮って来ました!
新人王特設サイトにアップ予定なので、チェックしてみて下さいね〜♪
一人一人と話してみて、しかもカメラを向けてみて、とても恥ずかしそうにしていたのが印象的でした!そりゃそうですよね、いきなりハンディ向けられたら・・・私だって恥ずかしいもの(笑)。
動画を見ていただけたらわかりますが、中にはかなりブッキラボウな感じのジョッキーもいます。
でも〜
インタビューが終わると急に笑顔になり、「今のどこで見られるんですか?」とか、「今のでオレ、大丈夫でした?」とか、「あ〜変なこと言っちゃった〜!」とか・・・・・その素の表情が撮りたかったのにぃ!!!カメラマン赤見は悶えました・・・まだテクが足りないんだわ・・。
集合写真を撮る時なんかは、なかなか並ばず・・・
「はい!並んで並んで〜」
やんちゃなところも見せてくれました♪
その後、騎手紹介があったのですが、プレゼンターはなんと井上オークス氏!
しかも、普段プレゼンターを務める女性用の制服を着用☆オークスファンとしては、もうちょっとミニスカ希望だったけどぉ〜・・・かわゆかったです(≧▼≦)
新人騎手を代表して、挨拶したのは川島正太郎騎手!
ちゃんと言葉を考えて来たんですね〜。落ち着いてハッキリと挨拶してました。とても18歳に見えないです。でもマイクの持ち方は若者らしく、かっこいい☆
こちらはレースが終わった後の、JRA勢2名。
[左から、丸田恭介騎手、藤岡康太騎手]
2人でしゃべっていると・・・まるでコントのように面白い!取材している記者さんたち、笑いっぱなし。ナイスコンビネーションでした♪
今回インタビューするにあたって1つ困ったことが・・・・
それは、「写真と顔が違う」こと。だってみんな坊主だったりデビューしたばっかりで幼い写真なんだもの。
面識がある騎手がほとんどだったのに、デビュー前に取材した時とは全然変わってるんだもの。
髪が伸びたことでもけっこう変わりますが、やっぱり騎手として自信をつけて、顔つきがキリリっとしたんですよね。たった1,2年で、すごい成長です(o^∀^o)
レースでの勝った負けただけではなく、ジョッキーたちの人柄を伝えていきたい・・・と切に思っている私です。まだまだ修行が足りませんが・・。今回もいい経験をさせていただきました!
この日の1レースを快勝した、北海道の笹木美典騎手。北海道のシーズンオフを利用して、2月1日まで高知で騎乗します。
[別府真衣騎手と♪]
:高知に来てどうですか?
「いっぱいレースに乗せてもらえるし、いい馬にも乗せてもらえる。今、競馬が本当に楽しいですね!」
:高知の名所には行きました?
「全然(笑)。休みでも部屋にいますね。雑誌読んだり〜WiiFitしたり〜。今は仕事が充実してるし。」
:2月1日まであと少しですが、どう過ごしたいですか?
「とにかくいっぱい勝ちたいですね!」
:高知に来て、変わったところはありますか?
「まわりから言われるのは、レース中に余裕が出て来たとか。判断もいいって言われました。気持ち的に余裕が持てるようになったのかな。
今年デビュー8年目なんですけど、もっと早く高知に来てたら良かったなって思いました。来年もぜひ来たいですね!」
:別府真衣騎手や森井美香騎手の存在はどうですか?
「競馬の時は女と思ってないですね。他の人たちと同じでそんなに意識はしてないです。
でもこの前、真衣ちゃんと叩き合いになって2着に負けた時は、本当に悔しかったですけど。」
:2009年は、どんな年にしたいですか?
「高知で勉強した事を生かして、北海道のみんなに変わったところを見せたいです!!」
いつも笑顔で元気な美典ちゃんですが、いつにも増して素敵な笑顔☆高知での充実ぶりが伺えますね。お肌もツルッツルでした〜♪
そして、真衣ちゃん、美典ちゃん、美香ちゃんの3人とも、オッズパークLJSジャンパーを愛用してましたよ(o^∀^o)
[ブーツを拭いている森井美香騎手]
そしてこの日は『新人王争覇戦競走』の前に、JRA交流の『はりまや盃』がありました!
昨年JRAに移籍した、鷹野宏文騎手が凱旋騎乗。約1年ぶりの高知での騎乗だったんです。
「レースは散々だったけど(12着)、久し振りに高知に来て楽しくレース出来ました。まわりのみんなもいつもと変わらない雰囲気でした。」
1度もJRAに遠征騎乗したことのない騎手として、初めてJRA試験に合格した鷹野騎手。あなたは地方ジョッキーたちの、希望の星なのです☆
高知のジョッキーたち、関係者たちは本当に人柄が温かく、今回も楽しく取材ができました!
でも・・・
むっちゃくちゃ寒かった〜(T_T)朝雪が降ったらしいです・・・南国・土佐のはずだよね?
本日、四国・高知にて、2009年の新人王が決定しました!
まずはレース前の模様からお伝えしましょう♪
[左から、田中直人(佐賀)、川島正太郎(船橋)、早田功駿(大井)、郷間勇太(川崎)]
久し振りに会った同期や学校時代の先輩後輩たち。高知競馬場が初めてのジョッキーばかりでしたが、そこはフレッシュヤングたち☆かなり元気に楽しそうでした!見ているこっちまで嬉しくなってくるような、そんな笑顔が溢れていましたよ。
[後列左から、瀬沢宙(園田)、藤岡康太(JRA)、濱田達也(船橋)、田中直人(佐賀)、早田功駿(大井)、阪野学(名古屋)
前列左から、丸田恭介(JRA)、國分祐仁(浦和)、郷間勇太(川崎)、持原大志(名古屋)、黒澤愛斗(北海道)、川島正太郎(船橋)]
集合写真でも、昨年の4月から高知で武者修行中の郷間騎手が音頭をとって、例年にない盛り上がり。笑いが絶えず、なかなか写真が取れないくらいだったんですよ(o^∀^o)
でも・・・・
いざパドックで騎乗する時には顔がキリリと引き締まり、いきなりプロの顔に!
レースも、あらかじめ「行け行けドンドン」予想をしていましたが、それを上回る激しいデットヒートを見せてくれました!!
まず内枠を利用して、ハナを切ったのは郷間騎手。2コーナーを回ると好位勢がガンガン攻めて来て、相当速い展開に。この時点で中団の川島正太郎騎手の手が動いていたほどです。
3コーナー手前で最後方から黒澤愛斗騎手がひとマクリ!直線でもバツグンの手応えで突き抜けました☆2着には好位で粘った國分騎手、3着は中団から追い上げた持原騎手でした。
1着:黒澤愛斗(北海道)
「ゲートでちょっと遅れてしまったので、後ろで我慢していました。前潰れないかな〜と思ってたんですよ。今北海道はシーズンオフで、約2ヶ月ぶりのレースだったから、ちょっと心配もあったんですが・・快勝でした。
4コーナーで、イケるのかなって思いましたね。最後方から追い込んで来て、すごく気持ちよかったです!同期や先輩の中で勝てて、嬉しいですね。」
笑顔がキラキラ☆眩しかったです(≧ω≦)
所属調教師である、北海道の恵多谷豊先生も応援に来ていました!素敵な師弟関係を見せていただきました♪
上位3人
左から、3着持原騎手、1着黒沢騎手、2着國分騎手。
2着:國分祐仁騎手(浦和)
「ちょっとジャンプスタートになってしまって、思ったよりは前に行けなかったんです。でも前はゴチャついてたから、かえってよかったのかもしれないですね。
直線向いた時は、勝てるかな〜と思ったんだけど・・・でも、2着でも満足のレースが出来ました!」
3着:持原大志騎手(名古屋)
「前がゴチャついていたのでその後ろにつけていました。終いバタバタになる馬ではないので、3,4コーナーも焦らずに乗ったんですけど。4コーナーでマクって来た勝ち馬の脚色が全然違いましたね。悔いはないです!」
成人の日に、爽やかかつ熱いレースを見せてもらいました☆やっぱり新人王戦は面白い!11頭ゴボウ抜きですからね♪