金沢競馬場に新しい名物グルメが誕生しました!
昨年夏にオープンした馬笑屋さんの看板メニュー、その名も「ジャンボチキンフライ」300円。
拳大くらいのかなりジャンボなチキンフライが、3つで300円ですよ?!
安すぎませんか、これは...。
しかもこんなにジャンボなのにお肉がとってもジューシーで柔らかいんです。
いったいどうやってこんなに柔らかいまま中まで火を通しているのでしょう。
お味がついているので、ソースなどをかけずにそのままいただきます。
他の方の記事では、盛岡競馬場名物のジャンボ焼き鳥に対抗して、というようなことが書かれていましたが、このジャンボさと美味しさは十分対抗出来ます!!
金沢競馬場に行ったら、ぜひ馬笑屋さんのジャンボチキンフライ、召し上がってみてくださいね。
さて、この日(白山大賞典当日)の最終レースでは、久しぶりの実戦復帰となったエムティアンジェの姿がありました。
昨年金沢プリンセスカップを勝ち、兼六園ジュニアカップはエンリルの2着に敗れたものの、ラブミーチャン記念、金沢ヤングチャンピオン、ライデンリーダー記念と重賞3連勝を果たした名牝です。
今年の春に地元の3歳A級を勝って以来、休養していましたが、秋の鞍に出走予定ということで楽しみにしていたところ、熱発のため急きょ取消。
しかし軽い症状で済んだということで、この日のレースで復帰となりました。
レースは久しぶりの上に古馬との初対戦、さらに距離も初の1900mと厳しい条件でした。
途中までは好位を進んでいたものの、早め失速で6着。
レース後、栗原大河騎手にお話を伺いました。
「春の頃に比べて、より走りがしっかりした印象です。ただ今日は熱発明けで距離も長かったので、負けたのは悔しいですが、次はもっと良くなると思います。いつも一生懸命頑張ってくれる馬なので、また応援していただけたら嬉しいです」
秋の鞍の直前まではとても順調に進んでいたそうですが、乳房炎になってしまい、熱発したそうです。
今回は休み明けで力を発揮出来ませんでしたが、また次に出走して来る日を楽しみに待ちたいと思います。
そして、今年の金沢で2歳の主役と言えるのが、デビューから無傷の5連勝で金沢プリンセスカップを勝ったショウガタップリ。
何度もいいますが、生姜たっぷりではなく賞がたっぷりです!
まさに名前の通りの活躍が期待出来そうですね。
高橋俊之調教師のお話では、前走後も順調そのものだそう。
この後は10月18日の金沢シンデレラカップから、11月8日川崎のローレル賞を目指すプランがあるそうです。
まだ本気で走ったことがないというショウガタップリ。
このまま順調に進んで、ぜひ全国の舞台で活躍して欲しいです!!!
今年の白山大賞典は、2番人気ケイアイパープルが強い競馬で重賞2勝目を挙げました。
パドックに登場した時から落ち着いて堂々としていて、王者の風格。
レースは楽に3番手外の位置取りにつけて、早め早めに押し上げて行く形。
早め先頭から押し切るこの馬の強い競馬を見せてくれました。
藤岡康太騎手
「いつもいい仕上げをしてくれる陣営に感謝しています。今日も返し馬から状態の良さを感じていました。
ゲート自体はそんなに速い馬ではないのですが、スムーズな競馬がしたいと考えていました。最初のコーナーでは周りに囲まれてあまりいい位置ではなかったのですが、早めにいいポジションが取れたことが大きかったですね。
中央だと他頭数でなかなか自分の形にならないのですが、地方だとバラけやすい面があって、この馬にとって理想の展開が作りやすいと思います。
今回しっかりと結果を出すことが出来て良かったです」
村山明調教師
「位置取りも理想的でしたし、ジョッキーが馬の癖をよくわかっていて、遅れないよう早め早めに促してくれましたね。55キロの斤量も良かったですし、この手ごたえならば大丈夫だなと思いながら見ていました。
大きく崩れない馬で、オープン同士で揉まれて、実戦で力をつけてくれたと思います。
スタミナとパワーがあるので2000m以上の距離が合いますね。次は名古屋グランプリを目標に、その先は佐賀記念、名古屋大賞典を目指していきたいと考えています」
ということで、先々の展望まで伺いました。
佐賀記念の時もそうでしたが、4コーナー先頭で押し切るというのがこの馬の勝ちパターンですね。あまり揉まれ込まずにいい位置が取れるかどうか。今後予想する時にはそこをポイントに考えようと思います。
2着は最後に内からグイッと伸びたラーゴムでした。
鮫島克駿騎手
「コーナー6回のコースでコーナーごとにズブさを見せていましたが、馬群がバラけた分、自分自身の飛びを邪魔されることなく走ることが出来ました。しぶとく最後まで伸びてくれましたね」
芝で活躍したラーゴムですが、地方のダートでもしっかりと結果を出してくれました。
鮫島騎手のコメントを伺うと、あまり揉まれず、窮屈にならないポジション取りがカギになりそうですね。
3着は3歳馬カフジオクタゴン。
最後に内から差されて3着だったものの、初の小回りでも上手に走っていました。
4着は大井のセイカメテオポリス。
スタートがいまいちで後方からとなりましたが、よく伸びて4着を確保。
本田正重騎手
「スタートで半馬身くらい遅れてしまいましたし、いつもはあまりないことなんですが、砂が違うからかキックバックを気にして思った以上に進んで行きませんでした。それでも最後は4着まで追い上げて来て、改めて力を付けているなと感じました」
渡邉調教師のお話では、今後も長い距離を中心に使って行くとのこと。いつかダートグレード制覇にも手が届きそうな逸材です。
5着は3歳馬ブリッツファング。1番人気でしたが、中団から伸び切れずというレースでした。
池添謙一騎手
「今後のことも考えて、砂を被ることも想定していたのですが、思った以上に砂を嫌がって進んで行きませんでした。向正面からステッキを入れる状況になってしまい、直線は外が伸びるのはわかっていましたが、内々を距離ロスなく進まないと追いつけないと判断しました。結果が出せず残念ですが、まだ3歳で初めて揉まれるレースを経験したので、これがいい経験になればと思います」
砂を嫌がってかなり頭を上げたりしていたので、今回は本来の走りが出来なかったブリッツファング。
でもまだ3歳ですから、今後の成長に期待しています。
そして地元金沢の女王ハクサンアマゾネスは逃げて11着。
このメンバー相手に自分の競馬が出来たのはさすがだと思います。
吉原寛人騎手
「今回は休み明けで強いメンバーが相手でしたが、それでも逃げることが出来たので、そこは良かったです。一度使った方が動きが良くなる馬ですから、また次頑張ります」
女王ハクサンアマゾネスの次走も楽しみにしています。
久しぶりの盛岡競馬場、まさに快晴と言える青空が広がっていました。
寒いかなと思ってジャンパーを着て行ったのですが、暑い暑い。半袖を着ている方が多かったです。
盛岡競馬場に行ったらまず食べたいのがこちら!
ジャンボ焼き鳥500円。
タレもありますが、わたしは塩が好きです。
これだけのジャンボ焼き鳥ですが、お肉がとっても柔らかくてジューシー。
食べ応えがあってとても美味しいです。
ジャンボ焼き鳥でかなりお腹がいっぱいになりますが、どうしてももう1品食べたくて。
単品のホルモンにしようか迷いましたが、やっぱりがっつり食べたくてホルモン丼700円にしました。
なぜこんなにもホルモンが柔らかいのでしょうか!
まったく臭みがないし、しつこくなくてパクパク食べられてしまいます。
お味噌汁までいただいて、かなり満腹になりました。
この日のメイン絆カップについては一つ前の記事に記載しました。
キラットダイヤが順調に進んで、JBCスプリントに出走して来ることを願っています。
レース後、私服に着替えた関本玲花騎手にお会いできました。
長かった髪の毛をバッサリと切ってからは初対面です。
ショートカットもとてもお似合いですね。
ネットでレースを見て常々思っていましたが、この日生観戦して改めて感じたのが、騎乗フォームが変わった、カッコ良くなった、ということです。
そのことを伺ってみると、
「意識して乗っていますが、今日も(山本)聡哉さんに、フォームが崩れている!と注意されました。まだまだですね」と話していました。
ご本人の向上心ももちろん、近くに注意してくれる方がいるというのは、騎手としてさらに上を目指せるとてもいい環境。
しかも注意してくれるのが岩手のトップジョッキー山本聡哉騎手ですからね。
関本騎手は今年ここまで24勝を挙げ、通算92勝。100勝へのカウントダウンが始まっています。
ということは、ヤングジョッキーズシリーズ出場は今年が最後になりそうですね。
昨日船橋で行われたトライアルに騎乗し、現在地方東日本地区で第5位につけています。10月19日浦和で1騎乗が残っていますので、ぜひ好ポイントをゲットしてファイナルに出場して欲しいです!!
25日(日)、久しぶりに盛岡競馬場に行って来ました!
なぜこのタイミングで盛岡に遠征したかと言えば...キラットダイヤの走りを近くで見たかったから。
7月の岩鷲賞を圧倒的なスピードで連覇し、クラスターカップにもしも出走していたら面白い戦いになったのではないか、と想像しています。
しかし夏場は休養に充てて英気を養い、絆カップで秋1戦目を迎えました。
板垣調教師を遠目に発見した時、「JBCスプリントに出る予定はあるのでしょうか?」という質問をしたくてたまらないところをグッと堪え、平静を装ってパドックを拝見しました。
2か月の休み明けだったキラットダイヤはプラス4kg。
まったく暴れたりキョロキョロしたりすることなく、のんびりと厩務員さんに寄り添って歩いていました。
ちょっと落ち着き過ぎな印象を持ちましたが、歩くたびに筋肉の発達がしっかりと見て取れて、さすがサウスヴィグラス産駒という体つきに感動。
鈴木祐騎手が跨ってもカリカリしたところはなく、いつもこんなに落ち着いているのだろうか?とちょっとびっくりしました。
スピードのある牝馬はカリカリしている、という印象が強かったのですが、キラットダイヤはものすごく落ち着いていて、オンとオフがしっかりしているのだなと感心。
レースはスタートこそいつもの速さがなかったものの、2番手につけてあっさり先頭に立つと、後は余裕の走りで連覇達成。
休み明けであれだけの走りをしたというのに、上がって来てもまったく興奮していないし、息もすぐに入っていたことに心底驚きました。
鈴木祐騎手は、「逃げるよりも実は2番手の方が乗りやすいです。今日は余裕がありましたし、もっと強い相手と走れば時計は十分詰められると思います。今日は休み明けでしたが、使った方が動きが良くなるタイプです」と話していました。
これは...JBCに向けてかなり前向きなコメントを聞くことが出来ました。
板垣吉則調教師は、「いい内容で勝ってくれましたね。レース後馬の状態を見て、オーナーと相談してからになりますが、私の気持ちとしては岩手代表としてJBCスプリントを目指したいです」とのこと。
盛岡で開催されるJBCで、地元期待の馬が出走となれば相当盛り上がりますし、しかもキラットダイヤは出走するだけではなく重い印が付くレベルの馬です!
レース後無事に過ごして、ぜひともJBCスプリントに最高の状態で出走して欲しいと切に願っています。
つづいて、新名古屋競馬場について関係者の方々にお話を伺いました。
まずは実況を担当している畑野謙二アナウンサー。
「実況席は3階になり、以前よりもゴール板が近い分、実況しやすくなりました。1500mのスタートは遠いですし、これまでとは違う面も多々あるので試行錯誤しているところです。レース傾向は直線が長くなった割には逃げ切りが多いなという印象です。まだ馬場の状況も安定していないですし、ジョッキーたちも手探りだと思いますから、今後どういう傾向になっていくか注意深く見て行きます」
実況席から撮らせていただいたコースの様子。
今年キャリアハイのペースで活躍している加藤聡一騎手。
「施設はとてもキレイですし、コンパクトにまとまっている分、動線的にも動きやすいですね。ただ馬場が本当に難しいです。昨日(11日)の途中までは外が使えたんですが、今はとにかく逃げたもん勝ちの馬場になっていて、また雨が降ったらどんどん変化していきそうです。毎朝調教でも使いますから、馬場状態をしっかり見極めて挑みたいと思います」
今年の1月1日に怪我からの復帰を果たした木之前葵騎手。
「復帰の時は、ここまで長く休んだことがなかったので、勝ち方を忘れたらどうしようと不安もありましたが、復帰戦で勝つことが出来て良かったです。新しい競馬場はすごくキレイで使いやすい面も多いですね。ただ馬場が本当に難しいです。初日(8日)は内が重いということだったんですけど、2日目(11日)に岡部(誠)さんが内を使っていいレースをしたので、そこからはみんな内に行き出して。岡部さんはやっぱりすごいなと思いました。競馬場への移動がなくなった分、自由に使える時間が増えましたし、これまで以上に入念にストレッチをしてレースに向かっています」
東海の帝王・岡部誠騎手は13日現在110勝を挙げて全国リーディングトップを走ります。私が取材した日(12日)にはなんと1日5勝を挙げていました。
「以前の競馬場が終わってしまうというのは淋しい気持ちもありましたが、新しい競馬場の開催が始まったら、とにかく馬場や傾向のことばかり考えていますね。最初は内が重いということで空けて走っていたんですけど、朝調教でも乗ってみて、本当に内は使えないのか自分なりに考えました。それで2日目(11日)の1レースになったわけですけど、みんなが外を走るのに1頭だけ内を走るのは勇気が要りますよね。それでも冒険して結果を出せてよかったです。ただ、それからは内に殺到するような競馬で、逃げれば勝つというような流れになりました。それでは見ている方はつまらないですから、馬場管理をして下さる方々とも話し合いしながら、より良い馬場作りが出来たらいいなと思います。新しい名古屋競馬も、ファンの皆さまに楽しんでいただけるよう頑張ります」
12日は12レース中11レースが逃げ切り勝ちという極端な馬場でしたが、翌13日は差しも決まっていました。まだまだ馬場の傾向を掴むのは難しいですね。
しばらくは前半のレースで岡部騎手がどこを通るのか、勝ち馬はどんなレースをしたかをしっかりチェックして、後半のレースに挑みたいと思います。