岩手のラブバレットが、東京競馬場で行われた根岸ステークスに出走しました。
初めての府中でしたが、パドックでも堂々とした歩きを披露。
レースでは好位につけ、直線は持ったままで先頭を伺う勢いに、かなり力が入りました!!
最後は外から伸びて来た馬たちに屈しましたが、初めてのJRA挑戦で見せ場十分の内容でした。
菅原勲調教師
「直線で一瞬伸びて来た時には、お!と思いました。府中の坂が最後堪えましたね...。
でも、見せ場十分の競馬をしてくれました。
今までは1400mにこだわって使っていましたが、今日は楽に好位につけられましたから、これならば1200mにも挑戦できるなと感じました。
結果は10着でしたが、自分の競馬をすることができたし、今後の幅が広がって収穫のあるレースでしたね。
JRA初挑戦ということで、調教師の方が緊張しました(笑)。
ここに使うために、一週間美浦で調整できたこともいい経験になりました。
この馬は本当に真面目なので、頭が下がりますね。真面目さはメイセイオペラに通じるところがあります。
メイセイオペラが去年亡くなって、今記念碑建立委員会などでたくさんのファンの方が改めてメイセイオペラを思い出してくれているこの時期に、
こうやって府中に挑戦しに来られたことはすごく嬉しいです。
今後は馬の様子を見つつ、JRAで挑戦できるレースも含め、ダートグレード中心に考えます」
山本聡哉騎手
「周りが行かなければ逃げてもいいと思っていましたが、速い馬がいたので控えました。
道中はとてもいい手ごたえで、直線に入ってからも追い出しをギリギリまで我慢したんですけど、最後はいっぱいになってしまいました。
それでも、このメンバー相手に見せ場が作れたことは自信になりましたし、いろんな展開に対応してくれて、本当にすごい馬です。
コンビを組んで約1年、もともと真面目な馬ですが、毎回一生懸命走ってくれますね。
今日のレースで、これから先がまた楽しみになりました」
応援に来ていた吉井友彦騎手、佐藤友則騎手と。
今後は1200mの東京スプリントなども視野に入れて調整するということで、さらに挑戦の幅が広がりましたね!
9日に佐賀競馬場で行われた、レディスヴィクトリーラウンド第3ラウンド佐賀競馬場の模様をリポートします!
まずは騎手紹介式。
僭越ながらMCを務めさせていただきました。
写真はすべて大恵陽子ちゃんからいただいたものです。
まずは5名の参加女性騎手をご紹介し、1人1人から抱負をお聞きしました。
たくさんのファンの方が詰めかけて、大きな声援が飛びましたよ♪
さらに。
ここでもう一人、女性騎手をご紹介したのです。
地元佐賀所属、岩永千明騎手。
昨年の3月に落馬負傷し、長らく入院していましたが、今は退院してリハビリをがんばっているそうです。
岩永騎手の登場には、ファンの方はもちろん、他の女性ジョッキーたちも本当に喜んで、感激の涙を流していました。
そして、ご本人も涙を流しながら、ファンの皆さんにご挨拶。
「ファンの方に元気な姿をお見せしたくて、今日ここに来ました。皆さんにお会いできて、本当に嬉しいです。
今日は一緒にレースに乗ることはできませんが、女性騎手のレースをとても楽しみにしています。それから、地方で九州唯一の競馬場である佐賀競馬場、九州産馬たち、佐賀のジョッキーたちの応援もよろしくお願いします」
用意していた挨拶のメモを読みながら、涙ながらにファンの皆さんに語り掛ける姿には、本当に感激しました。
5名の女性騎手一人一人に花束を手渡し、エールを送りました。
もともと恥ずかしがり屋さんの岩永騎手。
紹介式の前はかなり緊張していましたが、ファンの皆さんの前で、とても素敵な笑顔を見せてくれました☆
さぁいよいよレースのお話。
第1戦は木之前騎手が逃げる展開になりましたが、途中から下村騎手が積極的に動いて早め先頭へ。直線は4頭大接戦になりましたが、力強く伸びた別府騎手が差し切って勝利。かなり見ごたえのあるゴール前でした!
1着 別府真衣騎手
2着 下村瑠衣騎手
3着 山下裕貴騎手
4着 宮下瞳騎手
5着 村松翔太騎手
第2戦はこれまた木之前騎手が逃げるところを早めに下村騎手が動いて先頭へ。最後までよく粘りましたが、ゴール前で山下騎手が捉えて勝利となりました。
1着 山下裕貴騎手
2着 下村瑠衣騎手
3着 別府真衣騎手
4着 鈴木麻優騎手
5着 村松翔太騎手
1着3着だった別府騎手と、2着2着だった下村騎手が同ポイントとなりましたが、2戦目の上位ということで下村騎手が1位となりました。
佐賀ラウンドの結果はこちら↓
1位 下村瑠衣騎手
2位 別府真衣騎手
3位 宮下瞳騎手
この結果により、総合ポイントはこちら↓
1位 鈴木麻優騎手 30P
2位 別府真衣騎手 28P
3位 宮下瞳騎手 25P
4位 下村瑠衣騎手 24P
5位 木之前葵騎手 18P
ファイナルラウンドは2月22日の高知競馬場!
第2戦の勝利ジョッキーにはポイントがプラスされるので、まだまだ全員に優勝の可能性があります。
LVR初代女王に輝くのは、どのジョッキーでしょうか♪
30日に名古屋競馬場で行われたレディスヴィクトリーラウンドは、岩手の鈴木麻優騎手がラウンド優勝し、総合ポイントで暫定1位に躍り出ました!!
まず第1戦、
鈴木騎手がすんなり先手を奪うと、勝負所で後ろからプレッシャーをかけられても落ち着いた騎乗ぶりで、直線もうひと伸びして後続を突き放しました。
鈴木麻優騎手
「すごく乗りやすい馬でした!大人しくて乗りやすいので、テンパらずに穏やかな気持ちで乗ることができました。
本当に馬のお蔭です。もう、可愛すぎる!!」
と、がんばってくれたキタノキャンパスにしきりに愛撫して感謝の気持ちを伝えていました。
3着に下村瑠衣騎手、4着別府真衣騎手、6着宮下瞳騎手、7着木之前葵騎手という結果でした。
第2戦は、別府真衣騎手が大逃げの形に持ち込みましたが、2番手に付けた宮下騎手が勝負所で捉えて1着となりました。
宮下瞳騎手
「逃げていた馬はいつも乗せてもらっていたので、あまり楽に行かせるとまずいなと思っていました。直線で前を捉えてからは、ヘイゲル(鈴木麻優騎手騎乗/2着)がどれくらい迫って来るか気になりましたが、最後までがんばってくれました!
地元で勝ててホッとしているし、息子たちの前で勝つことができて本当に嬉しいです」
2着に追い込んだ鈴木麻優騎手、3着は逃げた別府真衣騎手、7着下村瑠衣騎手、9着木之前葵騎手という結果でした。
第1ラウンドの盛岡からポイントを総合すると、
1位鈴木麻優騎手 26P
2位宮下瞳騎手 20P
3位木之前葵騎手 15P
4位別府真衣騎手 13P
5位下村瑠衣騎手 9P
となりました。
第3ラウンドは1月9日の佐賀競馬場で行われます!!
GWダートグレード戦線のトリを飾ったのは、例年以上に超豪華メンバーが集結したかしわ記念。
ソルテが逃げる形になり、2番手を追走したコパノリッキーが、2014年に続く勝利を挙げました!
1着コパノリッキー。
武豊騎手
「今日は僕が乗った中で一番落ち着きがありました。メンコを着けていたのもあるかもしれないけど、レース前は心配になるくらい落ち着いていましたね。
スタートして揉まれるポジションになることを心配していましたが、1コーナーで上手く外に出せたので、そこが大きかったです。
道中もいい感じで走ってくれたし、終始手応えがよかったです。
ここ3走は本来の走りができなくて、なんとか巻き返したいと思っていました。だから、勝ててとても嬉しいです。
本当に力のある馬で、スピードもあるし2000前後も問題ないけどマイルもいいですね」
村山明調教師
「タルマエが出ていたら完全にベストメンバーと言えるくらい、すごく強いメンバーが揃った中でよくがんばってくれました。
スタートして包まれるかと思ったけれど、上手く外に出して砂を被らない位置が取れました。
この後は馬の様子を見てですが、夏はお休みして、南部杯に行くかアメリカのブリーダーズカップに行くかオーナーと相談します」
2着は南関東で破竹の7連勝を飾っていたソルテ。
古馬になって初のダートグレード挑戦でしたが、逃げてマイペースで進み、コパノリッキーに抜かれてからもよく粘りました。
吉原寛人騎手
「ハナに行くかどうかはリッキー次第と思っていましたが、スタートが決まったので行きました。
いいペースで行けたし、絡んで来る馬もいませんでしたね。
欲を言えば、もう少しリッキーを閉じ込められていればなと思います。
でも、抜かれてからももうひと踏ん張りしてくれたし、ダートグレードでも通用するレベルだということがわかりました。
本当に力を付けているし、負けはしたけれど次に繋がるレースができたと思います」
寺田新太郎調教師
「このメンバー相手に、本当によくがんばってくれましたね。
この後は馬の様子を見ながらですが、京成盃グランドマイラーズを予定しています。
今後の最大目標は川崎のJBC(1400m)です」
3着は3番手を進んだベストウォーリアが踏ん張りました。
戸崎圭太騎手
「この馬自身よくがんばってくれましたが、前残りの展開になって、前2頭に行かれてしまいました」
4着は追い込んで来たノンコノユメ。
加藤征弘調教師
「今日は小回りということもあって、この馬本来の脚を使うことができませんでした。
レースから戻って来て、ケロっとした顔してるんだから...
次は帝王賞の予定なので、巻き返したいと思います!」
5着はサウンドトゥルー。
大野拓弥騎手
「久々のマイルでしたが、道中は感じよく進めました。
ただ、時計の掛かる馬場が少し堪えたのか、脚を取られてました...。
その中でよくがんばってくれたと思います」
1番人気に支持されたモーニンは8着という結果に。
ミルコ・デムーロ騎手
「スタートはまぁまぁだったし、砂を被っても大丈夫でした。
ただ、3コーナーで手前を変えてからフワフワしていました。初めて4つのコーナーのコースを経験したので、戸惑ったのかもしれません」
GWのダートグレード第2弾は、3歳重賞『兵庫チャンピオンシップ』。
ここまで3戦3勝を誇ったゴールドドリームが一番人気に支持されましたが、
地元の名手・川原正一騎手が騎乗したケイティブレイブが、7馬身もの差をつけて逃げ切り勝ち。
川原マジックがさく裂しました!
1着ケイティブレイブ。
川原正一騎手
「馬が強かったですね。
目野先生から、『よーいドンの競馬になると厳しい』と聞いていたので早めに行きました。
道中はフワフワして物見をしていたし、まだ余裕がありますね。
前半スローで行けて、ペースがハマりました。
まだまだ成長の余地があるのでこれから楽しみです。
目野先生には前からお世話になっていたので、ここで勝つことができてすごく嬉しいです!」
目野哲也調教師
「調教の時の併せ馬でも負けたことがないし、本当にいい根性をしている馬です。
ここまでずっと強い相手と戦ってきたことで、だいぶ成長してくれました。
先行できるスピードがあるので、どんな競馬でも対応できるのが強みです。
次走はこれから馬の様子を見てですが、使えるところは使いに行きたいです。
(ユニコーン、ジャパンダートダービー?)そうですね、その辺りを行くつもりです」
2着は1番人気ゴールドドリーム。
小回りを意識してこの馬としてはかなり早めに動いたものの、初の黒星となってしまいました。
川田将雅騎手
「ゲートは予想通りあまり速くはなかったけれど、最初のコーナーで3番手に付けられたし、スムーズに流れに乗れました。
2周目の3コーナーでは前と1馬身くらいだったのに、最後は千切られてしまいました。
初めての小回りというのもあったと思います。改めて次に期待したいです」
3着はグランセブルス。
松若風馬騎手
「勝負所で少し窮屈になって、追い出しを直線まで待たされてしまいました。
もう少し早めに外に出せていたらとも思いますが、このメンバー相手によくがんばってくれましたね。
先が楽しみです」
4着はミルコ・デムーロ騎手騎乗のレガーロ。
ミルコ・デムーロ騎手
「いいスタートだったけど、めちゃめちゃペースが遅かったです。
初めての4つのコーナーにちょっと戸惑っていたし、馬場も重かったし、直線は伸びたけどもたれました。
初のコースでいろいろありました」
地方勢最先着は、地元兵庫のエイシンニシパ。
2番手から道中もいい手応えで進み、直線半ばまで踏ん張りました!
吉村智洋騎手
「がんばりました!こういう形になると強いとは思っていましたが、このメンバーでよくあそこまで踏ん張ってくれたと思います。
今日は相当メンバーが強かったけど、今後のためにも攻めのレースをしました。
かなりしんどい流れだったけど、兵庫ダービーに向けていい経験になったと思います」