引き続き、佐賀競馬情報です♪
今年もリーディングに君臨しているのは、Mr.ほとんどパーフェクトこと山口勲騎手ですが、第2位争いが激化しています!
現在キングシャークは意外にも5位。第4位で頑張っているのが、若手のホープ石川慎将騎手。
「まだ始まったばかりなので何とも言えないですけど、今年は今のところ馬たちに恵まれて、順調に来ています。このまま離されないように、しがみついていきたいですね。
デビュー6年目になりますけど、まだまだ新人の気持ちです。期間限定騎乗で門別に乗りにいかせてもらって、すごく勉強になりました。佐賀とはコースも流れも全然違いますから。遠征したことも勉強になりましたし、別の場所を見たことで改めて佐賀の特徴も考え直しました。先行有利な中でも、勝負所がどこに来るかはレースによって違いますから。その中で、本当にワンチャンスなんですよね。そこを見極めていかないと。
またどこかに行きたいという気持ちもありますけど、今はまず地元で頑張って結果を出したいです。まだまだ上位の人たちには及ばないので。全然力が足りないですよ。乗り替わった時にポンと勝つし、よく「展開がハマった」っていう人いますけど、その展開を作るのも騎手の腕ですから。
これまでは上位の人たちの背中も見えないくらいだったんですけど、今年は影くらい踏めるようになりたいです!」
続いては、石川騎手と同期デビューの村松翔太騎手。
今年はここまで8勝を挙げ、リーディング10位圏内に。この好調の秘訣は???
「秘訣ですか?特にないですけど、ちょっと乗り方は見直しました。なんかフォームが汚くなって来ていたのでキレイにしようと。そういう部分が成績に繋がっているのかもしれないです。
あとは...結婚したことですかね(照)。
嫁さんと子供が出来て、責任も感じています。大変ですけど、心境的にはそこが一番大きいかもしれないですね。
今年デビュー6年目ですけど、ここまではやっぱり甘くなかったです。2年目で42勝させてもらったんですけど、そのあとガクッと成績が落ちて...。ここ数年は試行錯誤を続けて来ました。今年はそれが少しは実を結んだのかなと。
同期デビューの石川くんや山下(裕貴)くんに負けてられないので、ここは倒したいです!」
今年の佐賀は世代交代が起こるのでしょうか?
それともまだまだベテラン勢が立ちふさがるのか...今後の動向に注目です!
先週行われた佐賀記念の日、佐賀競馬場に取材に行って来たわけですが。
佐賀記念以外のことも、取材して来ました!!
まずは、九州産馬のダービーとも言える、『たんぽぽ賞』のリポートから。
勝ったのは1番人気に支持された、JRAのクリノヤクマンでした。
好ダッシュからハナを奪うと、そのまま軽快なリズムで逃げ切り勝ち☆
ここでは力が違いましたね。
騎乗した北村宏司騎手は、佐賀競馬初騎乗初勝利となりました!
北村騎手
「スタートも上手に出てくれましたし、道中のペースもそれほど上がらなかったので、4コーナーでは『行けるかな』と思いました。自分のペースで行けたことが大きかったですね。この世代の九州産馬のトップになれて嬉しいです」
クリノヤクマンは、昨年4月に佐賀競馬場で開催された、九州トレーニングセールで最高価格で落札された馬なのです。
初めて佐賀競馬場で開催された九州トレーニングセール出身馬が、こうやって九州産馬のトップになったということは、今後のセリにも好影響になりそうですね♪
続いては、福山から移籍して来た渡辺博文騎手の話題です。
福山競馬場は2013年3月に廃止となり、佐賀に移籍してからもうすぐ丸2年となる渡辺騎手。現在の心境をお聞きしました。
渡辺騎手
「最初はツテもなかったから、乗り馬を集めるのに苦労しました。福山の時と同じようにはいかなかったですね。今はだいぶ慣れて来て、調教に乗っている馬はレースにも乗せてもらえるようになりました。
競馬も同じ小回りとはいえ、福山とは流れが全然違いますね。佐賀は先行有利で逃げがいいって言われますけど、逃げたら必ず誰かが来るし、先行争いがかなり激しいんです。その辺りはすごく難しいですね。
でも、こうやって移籍出来て、今でもレースに乗れるのは楽しいですよ。やっぱり、馬に乗るのが好きなので。
今年の目標は、とにかくケガをしないこと!もう若い頃と違うので、立ち直るのにも時間が掛かりますからね。
鮫島さんを見てると...僕より年上なのにまだまだバリバリでしょう。あの姿見たら、自分ももっともっと頑張ろうと思います。
佐賀は食べ物も美味しいし、車で少し行けば温泉もたくさんあるので、ぜひ旅行がてら競馬場にも遊びに来ていただけたら嬉しいです!」
17日に園田競馬場で行われた、SJT2013最終ラウンド。
暫定1位で迎えた地元の川原騎手が、5着5着と堅実にまとめて優勝を果たしました!!
川原「今回は勝てなかったけど、2着5着5着5着で優勝出来て、運もありました。勝負は時の運だから。WSJSは地方代表として参加するので、恥ずかしくないレースをしたいです!」
川原騎手の言葉にもあるように、今回は1度も勝利することなくの優勝。
特徴的だったのは、第2位の桑村騎手も勝っていないということです。
~総合ポイント~
1位 川原正一騎手 45P
2位 桑村真明騎手 44P
3位 御神本訓史騎手 40P
4位 吉原寛人騎手 38P
5位 大畑雅章騎手 37P
6位 尾島徹騎手 31P
7位 赤岡修次騎手 29P
8位 的場文男騎手 29P
9位 青柳正義騎手 22P
10位 山口勲騎手 22P
11位 山本聡哉騎手 16P
12位 柿原翔騎手 8P
勝利を挙げた、赤岡騎手・御神本騎手・尾島騎手・吉原騎手は着外が2度以上あり、ポイントが伸ばせず...
現在のポイント制では、安定した着順にまとめることが上位の決め手になっていますね。
たった1ポイントで優勝を逃した、第2位の桑村騎手。
14着2着2着3着と、初戦以外はすべて馬券に絡む健闘を見せてくれました。
「船橋での第1戦が14着だったので...。あそこでもうちょっと上の着順だったら...という思いもありますけど。
でも左回りとか、1400mとか、普段あまり乗らないコースを体験出来たことは、すごくいい経験でした。終わってみると、楽しかったですね。
またチャンスがあったらぜひ参加したいです。チャンスを作るためには地元でリーディングを獲らないといけないので、まずは地元に戻って頑張ります!」
第3位は、10着1着9着2着と、上位か下位かというハッキリした成績を残した御神本訓史騎手。
「船橋を2位で折り返せたのは良かったんですけど...。運も味方につけないとですね。
WSJSには出場してみたいです。ジョッキーならやっぱり憧れますよね。
30代のうちに、体力的にも最高の今のうちに行ってみたいです。でも...なかなか行けないんだよなぁ...。また来年頑張ります!」
騎手紹介では、園田名物☆吉田節が冴えわたりました!
温かみのある名調子で紹介され、各ジョッキーもファンの方々もクスリと笑っていましたよ。
川原騎手の紹介辺りで次のレースの馬たちの返し馬が始まり、紹介されているジョッキーたちの後ろを物見しながら通って行くのも園田名物!
次のレース騎乗が迫り、残念ながら川原騎手は勝負服姿の集合写真に参加出来ませんでしたが...
そのたんが代わりに存在感を放っていました♪
地元で優勝を決めた川原騎手。WSJSでも優勝経験がありますから、2005年に地方時代の岩田康誠騎手が達成して以来の、地方ジョッキーによる優勝を期待してます!!!
先月帯広競馬場へ行った時の、ジョッキーインタビューの続きをお届けします☆
こちらはデビュー4年目の渡来心路騎手。
朝日を浴びながらの、爽やかな笑顔ですね☆
赤見:デビュー4年目になりますけど、ここまでの騎手生活はいかがですか?
渡来:そうですねぇ。まぁいい感じです。
デビューした頃はもうちょっと早く上に行けるかなって思ってたけど、やっぱりレースとなると全然違うし、難しい部分も多いです。
なかなか馬に乗れない時もあったし、けっこう大変な時期もあったかな。でも楽しいですけど。
赤見:落ち込んだりもしました?
渡来:まぁ落ち込んでもしょうがないので、とりあえずやることだけはやるって感じで。
今はだいぶ乗せてもらえるようになって来たし、レースでもちょこちょこ勝てるようになって来ました。
赤見:何か変わったなって実感ありますか?
渡来:変わった...うぅん。何だろう。レースの展開とかもある程度読めるようになったし、落ち着いてレースに乗れるようになったのかな。
経験を積んだからだと思います。
赤見:目標としているジョッキーは?
渡来:やっぱり活躍している先輩たちもそうだし、過去に活躍していて今は調教師になった人たちもそうですね。
みんないいところがあるし、そういうのを真似していきたいです。
Mr.ばんえいと言われる金山先生とか、藤本匠さんとか、鈴木恵介さんとか。
赤見:何が違うんですかね?
渡来:何が...技術も全然違うだろうし、まだまだ敵わないところが多いです。
ハミざわりとか、全然違うんじゃないですかね。多分、軽種よりもかなりハミに力が掛かってると思うんですけど、その中でも1頭1頭違うし、上手く合わせられるかどうかとか。
あとはやっぱりレースでの駆け引きが上手いんですよ。
赤見:では、今後の目標を教えて下さい。
渡来:目標は...今、毎年毎年勝ち星が増えて来てるから、今年より来年、その次って上がって行きたいですね。
島津とか同年代が活躍しているんで、負けたくはないです。負けたくはないですけど、自分に出来ることをしていくっていう意識の方が強いです。
ちなみに渡来騎手、今話題の 『銀の匙』 映画版に高校生役で出演しているそうですよ!
来春公開予定ということで、どんな役者ぶりを見せてくれるのか注目です☆
さらに!
こちらのあし毛王子・プロンガーくんも出演しているそうです。
『銀の匙』 は、漫画版、アニメ版 と本当に人気の作品ですから、実写映画版も楽しみですね♪
続いてご紹介するのは、デビュー14年目の中堅ジョッキー・松本秀克騎手。
赤見:ばんえい競馬の一番の魅力はなんですか?
松本:やっぱり、世界に一つしかないから。あの大きな体の馬と一体になって勝負するわけだからね。その迫力が一番じゃないかな。
赤見:第二障害のところでは、かなり駆け引きしてるんですよね?
松本:そうだねぇ、相手の出方次第だよ。もちろん、自分の馬の脚質に合わせてだから、相手よりも早く障害に掛かった方がいいとか、待った方がいいとか、その時によって違うから。
そこを計算しながら障害に掛かってる。
赤見:今後の目標はなんですか?
松本:生きてるうちに重賞勝ちたい!俺まだ勝ったことないのよ。
もし重賞勝てたら、ムチ置いてもいいって思うくらい。それぐらい勝ちたいね。
今年はこちらのダイリンビューティに期待しているそうですよ☆
2010年のオークス馬が調子が上がって来ているということで、重賞戦線でも楽しみです!
昨日大井競馬場で行われた『東京盃』。
1番人気に支持されたタイセイレジェンドが、4コーナー先頭で押し切る強い競馬を見せてくれました!
内田博幸騎手
「1番人気にしてもらったので、勝ててホッとしてます。
矢作先生も僕も大井出身なんで、ここで結果を出したかった。このレースに向かう気持ちは強かったです。
ある程度先行しようと思ってましたけど、強い勝ち方でしたね。
ここまで休み明けで2着2着という成績でしたが、59キロ背負ってあれだけのパフォーマンスが出来るんだから、すごい馬だと思っていました。
次はJBCスプリントということで、これだけの馬ですから連覇するつもりで頑張ります!
僕は今JRAで頑張っているけど、大井のことを忘れたことはありません。
本当に温かく迎えてくれて...大井にはいいファンがたくさんいますね。
今後また大井に来て、次は自分の勝負服で大きいレースを勝ちたいです」
矢作芳人調教師
「やっと大井で重賞を勝つことが出来ました!
ここで生まれて育った人間なんでね、感無量です。
この10月11月のシーズンに調子を上げて来る馬だし、やっと1キロ軽くなってくれたので。
やっぱり59キロと58キロじゃ全然違いますね。
レースを見ていて、直線早めに抜け出した時には『早いよ早いよ』って思ったんですけど。
2着が続いていたし、テスタマッタやアドマイヤサガスなど切れる馬もいたので。
でも、そんな心配はいらなかったですね。強かったです。
次は連覇を狙って金沢のJBCスプリントに挑戦します。
今年ドバイで悔しい想いしてるんで、来年も行きたい。そのためには、JBCで勝つことが必須条件だと思ってます」
昨年のJBCスプリント覇者が、完璧なレースで復活の狼煙を上げました。
次の金沢での戦いは、今回体調不良で回避したラブミーチャンが出走予定。
どんな対決を見せてくれるか、楽しみですね♪
そして今日は、JBCレディスクラシックへと続く道。
*3日大井 第10R 『レディスプレリュード』 1800m 20:05発走*
ここはもう何といってもメーデイア。
前走の『スパーキングレディカップ』は抑えたままで2番手に付くと、まったく危なげない走りで余裕の勝利☆
ここまでダートグレード3戦3勝の強さを誇ります。
3戦共に、『TCK女王盃』『マリーンカップ』『スパーキングレディカップ』とそれぞれコースが違う競馬場で、安定した走りが出来るのはさすが。
右回り左回りも関係ないし、デイ開催ナイター開催も関係なし。
レースが上手だし、ここは次に向けたいいステップにして欲しいです。
レッドクラウディアは、メーデイアが登場するまでは『新女王になるか?!』と思わせてくれた馬。
前にいけるスピードがあるし、『マリーンカップ』の時のように、揉まれても崩れない強さを持っている。
メーデイアには敵わないものの、この馬も安定して走ってくれる堅実さがあるので、ここも上位を期待してます。
3歳馬アムールポエジーは初の古馬挑戦。
『関東オークス』ではスタートを決めて強いレースを見せてくれたけど、もっともっと良くなる印象でした。
夏を越え、さらに成長した姿を楽しみにしています。
◎8、メーデイア
〇1、レッドクラウディア
▲4、アムールポエジー
△12、クラーベセクレタ