今回の滞在時間は36時間・・・もっと時間あったらなぁ〜澳門に行ってミスターピンクに会ったり、カジノにも行きたかったなぁ〜。
それでも、行って良かった香港競馬♪もんのすごく刺激的でした。競馬だけじゃなく、香港という土地柄も見れたし。
最後の晩餐は広東料理。
初めての味ばっかりだったけど、美味しかった〜♪香港スペシャリストの土屋さんが、みんなのために有名店を予約しておいてくれたんです。朝の飲茶もそうだったけど、土屋さんのお陰で香港のいいとこどりが出来ました。
そういえば香港で使われていたゲートは地方競馬で使われているタイプに近かったです。真ん中にランプがあって、開くと同時にブザーが鳴る。でも中の広さは中央のゲートに近いんじゃないかな。遠目でハッキリはわからなかったけど。香港はファンファーレがないので、日本のような手拍子も出来ません。サラッとスタートしてました。
色んなことを吸収した36時間。他にも細かいこと思い出したら書こうと思ってます。
滞在中は、みんなと一緒にいる時は安心だけど、一人になるとやっぱり不安・・言葉もわからないし・・めずらしくナーバスになる場面もありました。鈍感な私でもこうなんだから、繊細な競走馬たちにとって、海外遠征というのはさぞや不安なんだろうな・・と実感しました。
そして日本がいかに安全で美しく、優しく過ごしやすい国であるかも再確認。海外に行くたびに思うこと・・日本万歳☆
香港の馬券は自分で書いたマークシートの裏に印刷されるんです。
紙がムダにならないので地球に優しいですね。
【単勝】【複勝】【馬連】【ワイド】【3連複】【3連単】【4連複】【ダブル】という馬券の種類がありましたが、私はよくわからないので単複で。
途中3連勝して調子づいてたら、後半ドボン(´Д`)結局9戦3勝でマイナスでした。。。
デットーリ騎手の手形。
デカイです。世界中の香港で活躍した調教師や騎手の手形が飾ってあります。もちろん日本勢のも。武豊騎手や四位騎手、福永騎手のは板だけでまだ手形がなかったけど。
香港のリーディング上位は、ほとんどが欧州・南ア・オセアニア出身のいわゆる外国人。現在のリーディングもダグラス・ホワイト騎手。安田記念2着やWSJS優勝など、日本でもお馴染みの騎手ですね。地元中国人の騎手が活躍するのはホントに狭き門で、だからこそ活躍している人たちはものすごく上手いし活きがいい。
香港では、
1、馬主
2、競走馬
3、ファン
という優先順位なんだそうです。馬主にとってはかなりの配慮をしていて、ビッグレースのスタート前には有力馬の馬主をターフビジョンに映したり、勝利インタビューも騎手や調教師より馬主が主役。
日本で主流なのはオーナーブリーダーですが、香港では生産がないため牧場もない。したがって、馬主になるのはすべてステイタスのため。その馬主心を上手に刺激し、競走馬のことも考え、ファンを楽しませる・・かなりのエンターテイメントです。根本的に、日本の体系とは違いますね。
あとビックリしたのが除外の決定の早さ。G?レースで、ゲートで暴れた馬がいたんです。全馬が入ったところでひっくり返ってしまい、その馬だけ後ろから出したんですが、すぐに発走委員の判断で除外。他の馬たちはその間、ジッとゲートの中で待っていて、結局そのままスタートに。全然時間かけないんですよ。除外の判断にも自信と責任感があるんだと思います。
香港の方がすべて上だとは思わないけど、見習うべきところはたくさんあると感じました。なにより、馬たちがいい表情をしている・・コレが1番です☆
競馬新聞が読めない&事前情報がない・・ということで、自分の目だけを頼りに予想しました!
とにかくパドック重視。
わかりますか?パドックの中に2台もベンツが置いてある。しかもマイクパフォーマンスでイベントまで始まっちゃう・・日本じゃ考えられない光景です。
でも馬たち、びくともしてない。フラッシュガンガンでも関係ない。人間との信頼関係が厚いようで、完全に信じきってリラックスして歩いているように見える。う、うらやましい・・あんな風に、馬に信頼されてみたい・・。
この日は『クイーンズシルバージュビリーC』と『香港ダービー』という2つのビッグレースがあったので、とっても盛り上がってました。ダービーのスポンサーがメルセデス社らしく、パドックの他にも検量前にも大きな車が飾られていました。
スポット騎乗をしていたぺリエ騎手。
漢字で書くと〔柏兆雷〕。
レースも迫力ありましたよぉ〜。ちょっとでもペースが遅いと、必ず3コーナー前からペースを上げて行く馬がいる。どのレースも厳しい展開。それなのにそれなのに、必ず最後伸びて来る。だいたい勝つ馬はラスト100mくらいから伸びて来て、ラスト50mくらいでもまだ激戦。一団でゴールするのがほとんど。コーナーも外に膨れないし、最後の直線でも前はなかなか開かない。
面白い・・ホントに面白い。多分乗ってる人たちも、相当面白いと思われますわ。厳しいけれど、伸び伸びと騎乗しているように見えました。
これが1コーナー。馬場の幅はそんなに広くないです。1周は1900m。
芝はけっこう長め。レースの間でも馬場で表彰式。ベンツは入るわハイヒールでガンガン歩くわ・・これも日本じゃ怒られそうだけど、香港では誰も全く気にしてない。
土曜の夜に出発し、月曜の朝の便で帰って来る・・という弾丸ながら、香港楽しんで来ました♪
今回私は、フリーアナウンサーの浅野靖典さん、グリーンチャンネルでお馴染みの水野由加里さん、国枝厩舎の調教助手である奥村武さんに、香港&澳門のスペシャリスト土屋真光さんという超豪華メンバーの先発隊を追いかける形で香港入り。一人で国際線に乗ったのは初だったので、けっこう緊張。到着してから公衆電話が見当たらなくて、ちょっと涙目。無事合流できた時は、心からホッとしました(≧ω≦)
到着が夜だったため、香港初の食事は朝。飲茶です♪
チマキうまぁ〜(≧▼≦)チマキって飲茶だったのね。春巻きもお粥も味がシッカリしてて、やっぱ本場は違いますね。
うまたせくんもどきがお出迎えしてくれました。
水野由加里さんと♪
すごくキレイな競馬場!ハズレ馬券も全然落ちてません。
3年ぶりくらいに、愛馬に再会しました!
【オンワードマリオン】
私にとって生涯最愛の競走馬だった【オンワードクラフト】の甥っ子であり、高崎競馬の廃止直前に一勝して、中央へ戻った馬であります。
こやつは・・・走る能力はずば抜けているのに、とにかくずば抜けてゲートを出ない。ゲートの中に入ると、まるでコタツでお茶を飲んでいるように、くつろいでしまう・・という致命的な癖がありました。私の現役生活の中で、ここまでゲートを出ない馬は初めて見たってくらい、開いてもびくともしないんです。
高崎は終わってしまう・・とにかく一勝しないと中央に帰れない・・ということで、かなりのプレッシャーと責任感を持って、マリオンの調教をしました。無事に勝った時には、久しぶりに涙が出るほど嬉しかったし、私を育ててくれた【オンワードクラフト】に出来なかった恩返しをすることが出来た気がして、本当に嬉しかったものです。
【オンワードクラフト】の話は、この仕事を始めてから未だ書けずにいます。思い出が生々しすぎて、客観視出来ない。いつか冷静にクラフトのことを書けるようになりたいけど、もうちょっと大人になる必要があるようで・・30にもなって大人になるもないもんですが(笑)。
さて、今日は名古屋大賞典。私の本命は【アルドラゴン】です!昨年のチャンピオンホースであり、現在は園田所属に。移籍して2戦2勝!2400mと1400mという全く距離が違うレースで勝っているのは凄い☆どんな展開でも自分の力を出せるというのは、かなりの強みです!
対抗は【サカラート】。約8ヶ月ぶりだった『ダイオライト記念』では好メンバーの中3着と大健闘★ここは叩き2戦目で更に調子を上げて来るはずです。
そして注目しているのが【キクノアロー】。前走が負けすぎの感がありますが・・・あの時は久々のうえ、激烈な先行争いに巻き込まれてしまったため、相当辛いレースになってしまいました。この馬、本来の力はこんなもんじゃないです。一時より人気薄になってるし、そろそろ狙い頃♪
◎5、アルドラゴン
○3、サカラート
▲12、キクノアロー
△10、クインオブクイン
△2、メイショウトウコン
×1、ムーンバレイ