ドリームゴスペルが、佐賀中長距離のチャンピオンになるのかどうかが懸かった一戦。芝ではあったものの、中央では準オープンの実績。転入2戦目となった前走鏡山賞では、先に先頭に立ったデュナメスに3~4コーナーで並びかけると一騎打ちになるかに思えたが、直線楽に突き放して5馬身差の圧勝。これがそのまま実力差なら、佐賀では敵なしの強さという可能性も十分考えられる。
エスワンプリンスは、期待していた2月28日の笠松・オッズパークグランプリを挫石のために回避。今回の2000メートルは必ずしも適距離ではなく、中島記念で一騎打ちを演じて敗れた相手のデュナメスが歯が立たなかったというドリームゴスペルが相手では分が悪い。ただこの馬も昨年秋の笠松グランプリで全国レベルの相手を負かしているだけに、勝つ可能性はある。
兵庫から遠征の2頭、エーシンクリアー、ラストキングは、名古屋・梅見月杯ではサイモンロードに大差をつけられての3、2着。全国レベルの馬が相手だとちょっと厳しい。梅見月杯ではラストキングが先着したが、それまでの戦績からエーシンクリアーが上と見る。
このレース連覇がかかるのがレイズミーアップ。一時期の勢いはなくなったようだが、上位にどこまで迫れるか。
エイシンルンディーは、佐賀ではル・プランタン賞を制した経験があり、ダートグレードで強い相手に揉まれた上積みがあれば上位争いも。
◎2ドリームゴスペル
◯6エスワンプリンス
▲11エーシンクリアー
△1ラストキング
△4レイズミーアップ
△8エイシンルンディー
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2歳シーズンのチャンピオン決定戦。定量戦ゆえ実力通りの決着が多く、帯広単独開催になって以降の過去6年で連対馬12頭中10頭が3番人気以内。ただしもっとも成績がいいのは2番人気馬で、5勝、2着1回とオール連対。1番人気馬は1勝、2着2回、3着1回とあまり信頼はできない。5番人気馬も2回2着がある。
人気になるのはおそらくハクタイホウだろう。前走3歳A級-1組戦を勝ってここまで10勝はこの世代ダントツ。ではデータ的に買いの2番人気は何か。おそらくオオゾラシンスケかホクショウマサルのような気がするが、ここはホクショウマサルに賭けてみる。ナナカマド賞4着、ヤングチャンピオンシップ2着と、ここまでの2歳2冠でともに好走。ここで逆転を狙う。
オオゾラシンスケは、近5走ほとんど同じようなメンバーで5、1、6、1、5着と勝ち負けの落差が大きく、人気になると凡走というパターン。ここまでの2冠でも7着、9着と、勝負弱いところがあるのかもしれない。
世代ナンバー1とも言われるハクタイホウだが、ここまでの2冠は3着、4着に負けている。最後の1冠を狙える実力はありそうだが。
1冠目のナナカマド賞を制したホクショウメジャーは、以降、負けても勝ち馬から10秒以上離されることはなく、見た目の着順より常に堅実に上位と好勝負している。
ブラックニセイは、ここ4戦大敗続きだが、ヤングチャンピオンシップを制したがゆえの賞金で重量を背負わされてのもの。定量なら巻き返す可能性は十分。
ゴールデンフジも近走の成績は目立たないが、青雲賞、ナナカマド賞ともに2着の実績がある。
◎4ホクショウマサル
○2オオゾラシンスケ
▲3ハクタイホウ
△9ホクショウメジャー
△10ブラックニセイ
△7ゴールデンフジ
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昨日の黒髪山賞に続いてのB級重賞だが、こちらは距離が長い1800メートル。
シャイニーフェイトは高知から佐賀に転入後13戦オール連対。5度の2着も転入初戦以外は1400メートル。B級1組特別でもすでに2勝を挙げており、この距離なら期待大。
カレンレッドロックも昨年10月以降はB級1組または2組で3着以内を外さない堅実な成績。3走前の九州オールカマー4着は、A級馬が相手だったことを考えればむしろ善戦といえる。シャイニーフェイトと好位追走からの追い比べになりそうだ。
コスモウィローはC級からB級3組まで連戦連勝で来たが、B級2組でやや壁に当たったようだ。前走サイネリア賞は2着のシャイニーフェイトから4馬身離れての3着。1750メートル戦で2勝を挙げているだけに、この距離も問題なさそうだが、半年以上1400メートル戦のみを使われてきているのがどうか。
シゲルコウマザは、転入2戦目の上積みがあれば。シルクユージーは前走B級5組からのステップアップがどうか。
◎6シャイニーフェイト
○9カレンレッドロック
▲5コスモウィロー
△1シゲルコウマザ
△2シルクユージー
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B級1組の重賞。
連戦連勝で来て、前走B級2組の重賞ではあるものの、そこでを勝ったタカノアラエビス、2着ゴールドペンダント、再びこの2頭の勝負となりそう。
その如月賞を制して6連勝としたタカノアラエビスがレース内容でも上回った。ハナに立って後続を引き付けての逃げから直線で突き放し、ゴールドペンダントに3馬身差をつけての逃げ切り。鞍上の真島正徳騎手が何度か後ろを振り返りながらという余裕があってのもので、着差以上の強さを見せた。今回もすんなりハナに立てそうなメンバーで、おそらく直後を追走してくるであろうゴールドペンダントがどれだけ迫れるか。
ホーマンルッツは、前走サイネリア賞では上記ゴールドペンダントに1秒1差をつけられて6着。決定的ともいえる差だが、昨年はA級1級でも勝ち星があり、侮れない存在。
サイネリア賞は大敗したが、前走B級1組特別を制したエーシンヴンダバーにも上位争いの可能性。
北海道から転入して4戦目となるトップザバードは上積みがあれば。
◎4タカノアラエビス
◯5ゴールドペンダント
▲3ホーマンルッツ
△6エーシンヴンダバー
△1トップザバード
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地元名古屋勢が重賞で善戦までというメンバーだけに、遠征競馬で全国レベルのメンバーに揉まれてきた笠松2頭の経験値が高い。
フラッシュモブは、梅桜賞ではゆったり流れたこともあって、先行・好位勢の脚が止まらず得意の末脚を活かせなかった。それでも前走の十六銀行杯では5番手追走から3~4コーナーでまくって行って直線抜け出すという強い勝ち方。梅桜賞は1800メートルという距離も長かったかもしれない。距離短縮はチャンスだ。
カツゲキイチバンは、兵庫ジュニアグランプリJpnII(8着)、全日本2歳優駿JpnI(9着)と一線級のメンバーに揉まれ、正月の若松特別ではフラッシュモブの2着。前走ゴールドジュニアは兵庫2頭に続いての3着だったが、今年の兵庫の3歳世代は強い。それを考えれば、このメンバーなら十分勝ち負けのレベルにある。
地元名古屋勢では、新春ペガサスカップで2~4着のホウライナデシコ、ピースフルリバティ、トーホウボンバーらが、リーダーズボード不在のここでタイトルを狙う。中でも3着だったピースフルリバティは、前走の中央挑戦はともかく、昨年終盤から堅実に上位に食い込んでいる。
◎7フラッシュモブ
◯9カツゲキイチバン
▲1ピースフルリバティ
△5トーホウボンバー
△8ホウライナデシコ
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