
4月6日(日)、2025年度の岩手競馬が開幕。メインは門別・岩手交流「第2回ネクストスター北日本」(3歳 水沢1400m)。1着馬に5月1日(木)、園田1400mを舞台に行われるJpnII・兵庫チャンピオンシップの優先出走権が与えられる。
昨年、第1回ネクストスター北日本はストリームが優勝。レース間隔が詰まって兵庫チャンピオンシップには挑戦しなかったが、短距離路線で活躍。楠賞(園田)はフジユージーンにタイム差なし2着に惜敗したが、笠松グランプリを優勝。すでに重賞5勝をマークしている。
ネクストスター北日本は1年ごとの持ち回りで行われ、第1回は岩手所属馬の出走はなかったが、今年は地元・水沢1400mで行われ、トライアル・スプリングカップ1,2,3着馬ポマイカイ、ラヴェイ、ミヤギヴォイジャーが名乗りを上げた。
しかし、地区レベル比較からも上位評価は門別所属馬に集中する。主軸にバリウィールを指名する。門別デビュー2戦目を勝ちあがり、2戦置いて2連勝マーク後、地方競馬全国交流・南部駒賞へ参戦。アッサリ逃げ切り勝ちを決めた。走破タイムは同日の古馬B1最高をはるかに上回るもの。能力の違いを見せつけた。
その後、2ヵ月の休養を経て1月22日、JpnIII・ブルーバードカップ(船橋)へ挑戦したが、相手が強く6着に終わった。今回は門別・岩手の地区限定戦。水沢コースも南部駒賞で経験し、実際に勝っているのが最大の強み。重賞2勝目に王手をかけた。
ミラクルヴォイスはみちのく大賞典で史上初めて牝馬優勝を果たし、門別・岩手で通算13勝をマークしたミラクルフラワーの子供。昨年10月、ネクストスター門別で豪快なまくりを決めて快勝。重賞ウイナーの仲間入りを果たした。続いて南部駒賞へ遠征予定だったが、無念の出走取り消し。仮に出走していれば1番人気に支持されるのは確実だった。
今回は南部駒賞取り消しのリベンジ戦。昨年10月以来の実戦で仕上がりがカギを握るが、ネクストスター門別の強さは本物。母が活躍した岩手で錦を飾るか、期待が高まる。
ヴィグラスデイズは門別10戦3勝2着3回3着2回からJpnII・兵庫ジュニアグランプリへ挑戦。8番人気の低評価を覆して0秒5差4着に善戦した。初遠征、長距離輸送も難なくクリアーした。ネクストスター門別でミラクルヴォイスに完敗6着が気がかりだが、地力アップは確実。
マキシマムドライブはデビュー2戦目から2連勝をマーク。その後、JRAへ積極的に挑戦。芝を舞台に4着1回5着2回の成績を収めた。パワーの要るダートがカギを握るが、門別2勝なら問題なし。上位の一角を形成する。
ポマイカイは7戦3勝2着3回。馬券対象から外れたのが1600mが長かった若鮎賞6着のみ。ネクストスター盛岡を制し、休養明けのトライアル・スプリングカップも完勝。課題だった折り合いを克服できたのも収穫だった。今度は強力・門別勢が相手だが、地の利を生かす。
ラヴェイは門別1勝から岩手入り。初戦2着以降は精彩を欠いていたが、昨最終戦・金杯を快勝。今季初戦のスプリングカップも2着にまとめた。ポマイカイが先行タイプに対し、どんな競馬もできるのが武器となる。
◎⑪バリウィール
〇②ミラクルヴォイス
▲①ヴィグラスデイズ
△⑩マキシマムドライブ
△③ポマイカイ
△⑥ラヴェイ
<お奨めの1頭>
3R ネオステラス
前走2着は相手が強かった。走破タイムはこのメンバーで抜けており、順当に首位を奪取する
3月30日(日) 「第31回白嶺賞」(オープン 水沢1400m)
オスカーブレインが枠差を利して先手を主張。2番手にラストバリオン、3番手外にマツリダワールド、4番手インにユイノダンディズム、5番手ドルズプライスレス、その外にレディブラウン。スターシューターは後方2番手に控え、最後方に1番人気ウラヤ。
前半からハイラップを刻んでレースが進み、向こう正面でオスカーブレインが一杯。替わってユイノダンディズムが先頭に立ち、その外からマツリダワールドがプレッシャーをかけて残り400mで先頭。後方に待機したスターシューターは内を回り、一方ウラヤは外を回って先行グループに接近する。
直線を向いて粘り込みを図るマツリダワールドに外からレディブラウンが捕らえにかかり、さらに外からスターシューターが強襲。ウラヤも一完歩ごとに差を詰める。ゴール前はもつれ込み、レディブラウンがマツリダワールドが交わしたのもつかの間、外からスターシューターが一気に伸びてきっちり捕らえた。
1着・スターシューター=高松亮騎手
「位置取りは気にせず、前の馬たちの様子と自分の馬の手ごたえを確かめながら折り合いを重視した。レースが流れていたし、勢いがありましたからね。馬も気持ち良く差し切ったと思っているはず。前回は1600m戦だったが、途中でハミを取っていたので1400m以下がベスト。厩舎サイドも試行錯誤した中、今回で結果を出せて良かったと思う。折り合いがつけばどこからでも競馬ができますから、今後も楽しみです」
櫻田浩樹調教師
「前回、1600mを使ったのは、距離をこなすことができれば選択肢が増えると思ったからだが、今日のレース内容を見れば1400m以下が合うと改めて思った。今後も短距離をメインにローテーションを組んでいく予定。次走は同じ水沢1400mの栗駒賞になると思う。競馬再開後、なかなか勝てなかったが、初勝利を重賞制覇で飾ることができて非常にうれしいです」
スターシューターはデビューから一貫して大井1200m~1400mを専門に使われて通算13勝マーク。昨年は1年半の長休休養から復帰し、重賞・アフター5スター賞へ挑戦6着、JpnII・東京盃11着。続く大井1400m8着後、12月に岩手入り。初戦の水沢850m戦で鮮やかなまくりを決めて快勝。2戦目の1400m3着でシーズンを終了。
今季初戦は初の1600mに駒を進めたが、高松亮騎手のコメントどおり「ハミを取った」ため5着。その結果を受けて1400mへ戻ってエンジン全開。待望の初重賞を手にした。次走予定は栗駒賞。今回の強さからも人気の一角を形成するのは間違いない。
2着・レディブラウン
前半は控える競馬に徹し、向こう正面からじわじわと進出。ゴール手前でマツリダワールドを捕らえたが、スターシューターの末脚にはかなわなかった。
3着・マツリダワールド
ハイペースの中、3番手の積極策に出てゴール寸前まで渋太く粘って3着。マイルもこなすが、今回の内容から1400mがベストの印象を持った。
4着・ウラヤ
前半は最後方追走し、向こう正面から外を回って進出。スターシューターとの着差はコース取りの差かもしれないが、それ以上に小回り水沢は本質的に合わない。絆カップ快勝のパフォーマンスからコース広い盛岡でこそ狙いが立つ。
今週の岩手競馬
4月6日(日) 11R「第2回ネクストスター北日本」(3歳 門別・岩手交流 水沢1400m)
4月7日(月) 12R「エイプリルカップ」(B2級 水沢1400m)
4月8日(火) 12R「夢・希望 未来へ前進」(B1級一組 水沢1400m)