★マイルチャンピオンシップ南部杯はベストウォーリアが連覇!
10月12日に行われた『第28回マイルチャンピオンシップ南部杯JpnI』。今年は地方代表にもハッピースプリントやポアゾンブラックといったグレードレースで実績のある馬が参戦しましたが、結果はJRA勢が4着まで独占。勝ったのは1番人気ベストウォーリアでした。
2着はJRAタガノトネール、3着もJRAワンダーアキュート。4着JRAダブルスターで、5着に北海道ポアゾンブラック、6着に大井ハッピースプリントとなりました。
当日は盛岡競馬場内で様々なイベントも行われ、今年は岩手競馬唯一となるJpnIレースを盛り上げました。
●11Rの買い目
馬単(5)=(8)、(5)=(4)、(5)→(6)、(5)→(2)
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昨日に続いて南部杯の話。今回は売り上げ等の数字面を分析してみたい。
10月12日(月祝)の一日総発売額は666.319.800円。この数字自体は強調できる点があまりないが、南部杯単体(1R)は504.786.500円を記録した。
これは2013年の517.883.100円に次ぐ2番目。過去10年に限られているデータだが、それ以前は、もちろんインターネット発売などがない時代。1日の売り上げはともかく、おそらく南部杯28回でも1Rの売り上げは史上2番目だったと判断して間違いない。
また入場人員も前年を大幅に上回った。盛岡競馬場を訪れたファンは6,216名(前年比145・3%)。昨年、12年ぶりに開催したJBC盛岡は例外として大健闘。当日は寒波の影響で非常に寒い一日となったが、多くのファンが集まってくれた。
およそ10日の間でシリウスステークス、日本テレビ盃、白山大賞典とダートグレードレースが密集。有力馬が分散した中での数字だから、なおさら価値が高い。
東京競馬場の岩手競馬場外も南部杯発走時には101スタンドはごった返し状態だったという。南部杯のファンの認知は確実に上がっている。あとは関心を持って下さった方にどんな楽しみを提供でき、継続していただけるか。今年の南部杯がいい手本になった。
余談だが、盛岡競馬場にやって来たみどりのマキバオーは大人気でした。18日メインはB2級馬による芝1000m戦「もみじ賞」、12頭立て。
芝1000m戦はどんなクラスでも好評を博しているが、今回もB2級の芝巧者、短距離自慢がずらり顔をそろえた。
主軸にツキミチャンを指名する。昨年8月、中央未勝利から転入。2着1回が最高だったが、今年に入って本格化。通算6勝を荒稼ぎし、特に芝は5勝2着2回と、まさに盛岡ターフの申し子といっても過言ではない。
芝1000mも同じB2条件・姫神賞完勝で適性を証明済み。目下、芝で2連勝を飾っているのも心強い。
逆転首位を狙っているのがエイプリルラヴ。転入初戦の芝1600mを逃げ切り完勝。自らハイペースを形成しながら、そのまま押し切った。
中央2着1回は福島芝1200m戦なら距離短縮は望むところ。ヒロインの座を奪い取るか注目。
コスモケリアは今季3勝とも芝が舞台。夏以降は精彩を欠いているが、盛岡芝1000m<2.2.0.1>と適性抜群。多少、調子が悪くても芝1000m戦は適性重視がセオリー。
テンプトミーノットも芝1000m4戦1勝2着2回とベストの条件。前走に復調の兆しもうかがえ、首位戦線に躍り出るか。
ダイワスペシャルは今季3着2回。シャープさが影を潜めているが、昨年、芝1000m重賞・ハーベストカップ3着、OROターフスプリント2着。実績を考えるとアッサリあって不思議はない。
ハタノガイストは大差負けの連続だが、福島2歳新馬戦・芝1000mを逃げ切り勝ち。待ちに待った舞台で一発をもくろむ。
◎(7)ツキミチャン
〇(6)エイプリルラヴ
▲(9)コスモケリア
△(10)テンプトミーノット
△(11)ダイワスペシャル
△(5)ハタノガイスト
<お奨めの1頭>
9R アフリカンブルー
前走2着で連勝が8でストップしたが、出遅れが致命傷。しかも敗れたとはいえクビ差の惜敗なら評価ダウンにはならない。仕切り直し
先週12日、盛岡ダート1600mを舞台に「第28回南部杯」が行われ、単勝1・3倍の圧倒的1番人気に支持されたベストウォーリアが2馬身差で完勝した。
1枠を利してタガノトネールが逃げ、2番手エーシンビートロン、3番手ポアゾンブラック。少し離れてベストウォーリアが追走し、その外でダブルスターが徹底マークの戦法に出た。
互いに自己ポジションを譲らず、前半3ハロン34秒0の超ハイペースで推移。完全にサバイバル戦となった。
まずエーシンビートロンが脱落し、続いてポアゾンブラック。そしてダブルスターが次第に置かれ始め、直線はタガノトネール、外ベストウォーリアの叩き合いに持ち込まれた。
残り200m。ベストウォーリアがタガノトネールを交わすと、力強く抜け出して南部杯2連覇を果たした。
福永祐一騎手
「力がある馬なので自信を持って乗りました。終始、外からプレッシャーをかけられて楽な競馬ではなかったが、それに怯まない強さがある。最後は脚が上がったが、底力で持ちこたえてくれました。
たくさんの応援と支持を集めていたので勝つことができてうれしい。
次走目標はJBCスプリントとのこと。1200mでは少し置かれるかもしれないが、切れる脚を持っているのでこなせるかもしれない。レーススタイルが違う形になっても結果を出してくれると思います」
石坂正調教師
「前回(プロキオンS)、59キロを背負っても強いレースをしてくれたので成長続けているのを確認できました。
今年の南部杯は昨年より強いメンバーがそろったが、ここで勝てたのが心強い。
次走はJBCスプリントを考えています。昨年の結果から1800mから2000mは長い。体型的にもスプリンターの形になっていますからね。ベストは1400mですが、今なら1200mも対応できるのでは。最終的にはオーナーと相談して決めたいと思っています」
ベストウォーリアの今後の動向に注目してほしい。
17日メインはB1一組・盛岡ダート1600m戦「震災復興 子ども達に夢と笑顔を」。ブルロックに絶好の勝機を迎えた。
中央ダートで5勝をマークしてオープンへ在籍。昨年4月、南関東へトレードされ、白星を飾れなかったが、A2で2着3回。
この実績があれば岩手A級は勝ち負けだが、2戦2、3着。詰めの甘さに泣いている。それで前開催をスキップして立て直しに専念。満を持して出走する。メンバーも大幅に楽になり、ここは是が非でも勝ちたいところ。
コスモフィナンシェは名古屋から里帰り。使い詰めもこたえて未勝利ながら前々走・青藍賞4着。みちのく大賞典馬の意地を見せた。
前回抽選モレだったが、これがちょうどいい休養になったはず。地力から逆転首位も十分。
ニホンピロララバイは4月、5月と連勝を飾ったが、以降は精彩なし。夏負けも少なからず影響した。しかし白神賞3着で復調の兆し。マイルは微妙だが、こなせる距離。
マイネヴァイザーはFM岩手杯0秒5差4着、白神賞1秒差7着。いずれも自分の競馬ができなかったが、大敗せず粘り強さが目立った。今度はマイペースの逃げが打てる。
マイネルナタリスは4ヵ月ぶりの実戦を叩かれて変わり身必至。あとは1年1ヵ月の長期休養後、レースを使われながら徐々に上昇マウントマズル押さえ。
◎(4)ブルロック
〇(3)コスモフィナンシェ
▲(6)ニホンピロララバイ
△(8)マイネヴァイザー
△(5)マイネルナタリス
△(9)マウントマズル
<お奨めの1頭>
6R エアヴーヴレ
転入初戦を驚異的なタイムで逃げ切り圧勝。同じ1200mが舞台なら連勝もらった
今日10月12日は『マイルチャンピオンシップ南部杯JpnI』が行われます。今回は早速予想に行きたいと思います。
まず印は以下のようにまとめました。
☆☆マイルチャンピオンシップ南部杯JpnI予想☆☆
◎12 ベストウォーリア
○6 ポアゾンブラック
▲14 ワンダーアキュート
△8 ナムラタイタン
△13 ハッピースプリント
△15 ダブルスター
☆☆予想のポイント☆☆
・昨年の覇者ベストウォーリアは距離適性・コース適性に加えここまでの実績でも上位
・昨年2着のポアゾンブラックも、昨年の逃げて2着に粘った走りは今のコース傾向に合う
・ワンダーアキュートは、この距離は若干短い印象が否めないものの、南部杯は中距離馬が活躍するレース
・ハッピースプリントは今回は軽視。タガノトネール、エーシンビートロンら短距離専門に近い馬も重きを置かず
●11Rの買い目
馬単(12)=(6)、(12)=(14)、(6)=(14)、(12)→(8)、(12)→(13)、(12)→(15)
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12日、盛岡ダート1600mを舞台に行われるG(Jpn)I 「第28回マイルチャンピオンシップ南部杯」の枠順が確定した。
△(1)タガノトネール
...(2)アドマイヤロイヤル
...(3)エーシンビートロン
...(4)ニシノカチヅクシ
...(5)エアラギオール
△(6)ポアゾンブラック
...(7)ワットロンクン
△(8)ナムラタイタン
...(9)カネマサゴールド
...(10)コミュニティ
...(11)オグリタイム
◎(12)ベストウォーリア
▲(13)ハッピースプリント
〇(14)ワンダーアキュート
(*印は松尾予想)
主軸はベストウォーリア。昨年と同様、プロキオンステークス優勝から南部杯へ登場。今年はプロキオンSを2馬身差で完勝し、さらに凄みを増して連覇の可能性は非常に高い。
相手はかしわ記念でベストウォーリア、ハッピースプリントを完封し、古豪健在を誇示したワンダーアキュート。
ハッピースプリントは完調ではないという話だが、かしわ記念、帝王賞3着で復活の兆し。全日本2歳優駿以来のJpnI 制覇なるか。
ナムラタイタンは昨年、みちのく大賞典からぶっつけで南部杯へ挑戦。7分の仕上がりで結果も6着に終わったが、今年はトライアル・青藍賞完勝。ひと叩きされてさらに気配アップが心強い。3着以上の期待がかかる。
ポアゾンブラックは昨年2着。本質的にはスプリンターだと思うが、仕上がり万全。
11日メインはA級二組・B1一組による混合戦「寒露特別」(盛岡ダート1600m)。
主軸はシャーク。今季も好調サイクルを堅持して早々と4勝。暑い夏を避けて2ヵ月の夏休みをもらった。
復帰2戦はレース勘を取り戻していなかったため凡走したが、盛岡に戻った前回圧勝。これで完全に軌道に乗った。
リトルキングは今シーズン着外に沈んだのは芝のJRA交流8着のみ。ほかはすべて入着を果たし、抜群の安定度を誇っている。盛岡マイル2勝2着2回も強調材料。
シェイプリーは金沢から再転入初戦で牝馬重賞・フェアリーカップを快勝。鮮やかな直線一気を決めた。続く芝交流・せきれい賞でも見せ場作って4着に善戦した。
その後は伸びを欠いているが、前走2着で反撃。ペースにも恵まれたが、直線長い盛岡が合っている。
アクシアは前走11着に大敗したが、太目も敗因。今回はびっしり追い切りを消化し、巻き返しに意欲満々。
トーホクアローは追い込み一辺倒で着順安定しないが、ツボにはまれば突き抜ける地力があり、3走前の再現まで。
キエレメムーチョは南関東B3から転入。一戦ごとに岩手の水に馴染んでいるのは確実。
◎(8)シャーク
〇(5)リトルキング
▲(2)シェイプリー
△(7)アクシア
△(6)トーホクアロー
△(4)キエレメムーチョ
<お奨めの1頭>
10R セレスティーヌ
転入初戦を豪快なまくりを決めて圧勝。C1ではモノが違うことを証明した。好調馬がそろったが、能力上位は明らか