先週の月曜日、競馬場に向かう前にネットを見たんですよ。NARのページを。すると「10R4番 マイネルヘルシャー号 競走除外」という文字が・・・。
先々週も本命にしたヤマトスピリットが除外になったし、2週連続で本命馬がレースに出てこないとは・・・。ダブルメインだっていって8Rの予想も書いておいて良かったと思いつつ、また今週も、なんて事は無いだろうなとビクビクしております。いやホント無いですよね?月曜の朝がちょっと怖いです・・・。
とはいえ、距離が短くなるほど先行有利になる盛岡コース、1000mになったからといって大きく変わるとは思えません。2歳のダート1000m戦では後方からの差しが届いた事もありますが、古馬戦となればスピードがある馬が有利、先行有利と考えていいでしょう。
そこで本命はウイナーワン。ここ3戦は1600m戦で苦しんでいますが、1400mではそれほど大崩れした事がないようにやはり短距離でこその馬。かつての道営所属時代に1000m戦を6度も経験し、1勝2着2回と健闘しているのも目につきます。
そして、今回の大きなポイントは負担重量。B1級の特別戦にB3級のウイナーワンが格上挑戦してきたために、本来のB1級馬が+3kg、59kgを背負う事になっているのです。それに対しこの馬は55kg。最大4kgもの斤量差が有利にならないわけがありません。もうこれはウイナーワンの逃げ切りもしくは先行粘り込み有力でしょう。
対抗はヤマニンシンバル。以前は1200mの特別戦でも逃げ粘った事があり、距離適性はまずまず。前に行くスピードも十分です。牝馬なので57kgで済んだ点もいくらかプラス材料。これまで54kgまでしか背負ったことがないこと・前走比4kgの負担増は確かに不安材料ですが、それは他の馬も同じ事。ここはこの馬の先行力に期待しましょう。
もう一頭はナイキザフォース。この馬もいかにもな短距離馬、おまけに時計の速い軽いコースは大の得意。今の盛岡コースはこの馬にぴったりでしょう。不安とすればカンカン泣き。58kgをどう凌ぐか。
穴ではまずトウショウジャンボ。大柄な馬ですが意外にスピードが勝ったタイプで、距離短縮は有利に働きそうです。斤量はともかくハナを奪えないと脆いところがあり、まずは同型との兼ね合いに注目。うまく凌げたら逃げ切りも。
そしてマジックルーラ。最近は長い距離でパッとしていませんが、本来の武器は素軽い先行力。流れに乗れれば面白い。
買い目は、7枠7番ウイナーワンを軸にまず9番・8番へ、そして1番・5番。正直何が起こるかわかりません。BOXで広く押さえておく事をお奨めします。
◇お奨めこの一頭
9R:コウギョウロード
C3の選抜戦でもチェリーフォティの逃げ足は有力と見る。そこで相手にこの馬を。はっきりとした目標があった方が良いタイプ。抜けた逃げ馬がいるここはむしろ戦いやすい。
10日(日)メインは、ダービーウィークのラストを飾る「第27回岩手ダービー ダイヤモンドカップ」。戦いの舞台は盛岡ダート2000m。
昨年は水沢1600mの条件で行われ、1番人気に支持されたオウシュウクラウンが優勝。続いてG?・ジャパンダートダービーに挑戦し、地方所属馬で最先着3着に入り、一躍脚光を浴びる存在となった。
この盛岡ダート2000mは4コーナー奥からスタートし、カーブを4つ回って再び直線300mで雌雄を決する、いわゆるごまかしのきかないコース。今年もウィナーはジャパンダートダービーへ是非、チャレンジしてほしいと願っている。
その一番手にセイントセーリングを指名する。休み明け初戦の一戦こそ仕上がり途上のため7着に敗れたが、スプリングカップ、阿久利黒賞と逃げ切り重賞・特別を2連勝。元々は芝が活躍の舞台だったが、逃げればダートも十分こなすことを証明した。
(阿久利黒賞ゴール 1着セイントセーリング 写真・佐藤到)
今回のカギは全馬が初距離の2000mに尽きるだろう。セイントセーリングの父はキングヘイロー。同馬は現役時代、高松宮記念を制したためイメージは短距離馬だが、産駒カワカミプリンセス、キクノアローはむしろ距離が伸びた方がいいタイプ。つまりキングヘイロー自身より、その父ダンシングブレーヴの血が強く出ていると解釈してもいい。
セイントセーリングはそのキングヘイローに加え、母父がベルモントステークス、プリークネスステークスの二冠を制し、アメリカ馬には珍しくステイヤー色が濃く、2000mの不安なしの配合と見て差し支えないだろう。
相手にモエレターボを抜擢したい。気性難が出世を妨げ、昨シーズンは1勝のみ止まったが、今季はガラリ一変。4月、3歳B2戦から豪快な追い込みを決め、目下3連勝中。その勝ちっぷりたるや、凄みさえ感じさせるほどで大器の予感十分。
しかも父が東京大賞典(大井2800m)、ウインターステークス(2300m)などダート長距離で大活躍したトーヨーシアトルで、ダート2000mは持って来いの舞台。ここもアッサリ抜け出すようなら、全国でも通用できると断言しよう。今回、このモエレターボの挑戦が最大の見どころとなった。
マツリダワルツがどんなレースを披露するか、そしてできるかにも注目だ。昨年2歳?1パラダイスフラワーを相手にあやめ賞、ひまわり賞を連勝し、牝馬3歳チャンピオンの座を奪い取った。マツリダワルツ、最大のセールスポイントはいい脚を長く使えること。前半は後方に待機し、水沢ラスト600m地点からロングスパート。それが見事に決まり、目下2連勝中。
あやめ賞(水沢1800m)のレース後、南郷騎手が「この馬はゆったりしたペースが合うので、距離が長ければ長いほどいい」と語っていたが、その読みが正しいことをひまわり賞(水沢1900m)でいみじくも証明した。
今回、一線級の牡馬相手に加え、実績の薄い盛岡コース。果たして牡馬に交じっても同じ脚を使えるか、まずはお手並み拝見といきたい。
今季4戦連続で2着ハルサンヒコは目立たないが、地力アップは誰の目にも明白だ。スプリングカップ、阿久利黒賞はセイントセーリングにそれぞれ1秒、0・9秒差の2着。そこでも善戦したが、特に前回・七時雨賞では終始4番手インで我慢し、直線でも最内を突いてボスアミーゴに0・1秒差2着まで肉薄。あわや1着かと思わせる場面もあった。
父はアイルランドの持ち込み馬エアスマップ。その父は偉大なシャトル馬ディンヒルで、母の弟にマンハッタンカフェがいる超良血馬。現役時代はG?・オールカマーの1勝のみに終わったが、大物を出して何ら不思議はない。
切れる末脚が武器のワクワクヨークンも不気味な存在だ。前走・阿久利黒賞でなかなかゲートに入らず、再能力検査を課せられたようにゲートが課題だが、そこでも阿久利賞でも3着。こちらもハルサンヒコと同様、成長目覚しい1頭に数えられる。
他は上位5頭から大きく離され、ここでは勝ち負けに持ち込むのは至難のワザだろう。
◎ ?セイントセーリング
○ ?モエレターボ
▲ ?マツリダワルツ
△ ?ハルサンヒコ
△ ?ワクワクヨークン
3連単は9、4の1、2着折り返しから8、3厚めに。1は3着押さえ
馬複は4−9、8−9、3−9、4−8
<お奨めの1頭>
1レース イーハトーヴ
いよいよこのレースから2歳戦がスタート。その勝ち馬第一号にサウスヴィグラス産駒を指名
9日(土)メインは盛岡芝1700mが舞台の3歳特別「第8回ガーベラ賞」、12頭立て。このレースの1、2着馬には地方競馬全国交流・オパールカップ(7月22日 盛岡芝1700m)への優先出走権が与えられる。
翌日10日に同じ3歳馬による岩手ダービー・ダイヤモンドカップ(盛岡ダート2000m)が控え、このガーベラ賞が手薄になる心配もあったが、岩手期待の星ボスアミーゴが登場。結果、ダイヤモンドカップにも劣らない興味深い一戦となった。
(ボスアミーゴ 写真・佐藤到)
そのボスアミーゴはこれまで、そして今後もJRA芝を視界に入れながらローテーションを組んでいくが、前回はJRAに条件が合うレースがなかったため地元・七時雨賞(水沢1800m)に出走。久々の芝が唯一の懸念材料だったが、後方にジックリ待機して直線で追い出すとスッと反応。最内からハルサンヒコが鋭く伸びてきたが、余裕で封殺して貫禄の1着。たとえ適性面で疑問が残ったダートでも、地元同士なら役者が違うことを見せつけた。
実はシーズンに入る前、菅原勲騎手とボスアミーゴについて話をしたことがある。いわく「いい脚を持っているが、使いどころが難しい。そのため中央では最後方からの競馬しかできないから、なかなか突き抜けることはできないが、展開が合えばいつかチャンスはあると思う」と。
そして岩手競馬の今季開幕と同日、ボスアミーゴはニュージーランドトロフィーに挑戦。自身は上がり34秒8とマズマズの末脚を使っていたが、前半で置かれ過ぎたため16頭立て13着。これがボスアミーゴの難しいところだったが、それでも0・8秒差まで差を詰めていた点は評価できた。
その一戦を叩いて七時雨賞に臨み、馬体重が472キロ(ニュージーランドT時は456キロ)まで回復。これは輸送のない地元競馬でもあったからだが、馬体の張りも良かったし、馬もJRA出走時に比べれば落ち着いていた(若干入れ込むシーンもあったが)。
それもあって七時雨賞は強いレースで快勝し、予定どおりこのガーベラ賞へと駒を進めてきた。当然だが、自信の芝に替わってボスアミーゴに死角はほぼ見当たらず、ここはヒモ捜しが焦点となった。
相手筆頭にカネショウエリートを抜擢したい。今季は精彩を欠くレースが続き、着を拾うので精一杯だが、前回・七時雨賞では3番手追走から4コーナーで一旦下がりながらも直線盛り返して0・3秒差4着。ようやく本来の渋太さを取り戻してきたようだ。
カネショウエリートは何度か記してきたが、メイセイオペラ産駒には珍しく芝が活躍の舞台。初勝利まで6戦を要したが、芝1000m戦が舞台。その勢いを駆って特別・黄菊賞(盛岡芝1700m)へ挑戦し、セイントセーリングの2着に粘った。
今シーズン、カネショウエリートは新興勢力の台頭に押され気味だが、ベストの芝1700mで巻き返しに期待したい。
サイレントステージは休み明け3戦9、5、5着。一戦ごとに調子を上げているのは間違いない。特に前走・あやめ賞では3コーナーからスパートし、直線入り口で3番手まで進出。ラストは甘くなってしまったが、ひとまず見せ場は作った。
今回から盛岡へコースが替わったが、デビュー戦(水沢850m)1着後、いきなり重賞・ジュニアグランプリ(盛岡芝1600m)へ駒を進め、初距離、初の芝など初物尽くしを跳ね返し3着に善戦した(1着はボスアミーゴ)。その実績を考えれば、ここで上位争いを演じてくれるに違いない。
評価に迷うのはシュクジャンヌ。あやめ賞をスキップして重賞・ひまわり賞へ出走。無理のないローテーションに好感が持てたが、道中の動きがひと息で5着。ちょっと物足りない結果に終わってしまった。
しかし今回は意欲的に乗り込まれていたし、芝も決して不得手ではないはず。また牝馬路線での活躍からも巻き返して転じて不思議はない。
以下、今季不振だが、芝に活路を開きたいナイトタイム、ゴッデスフラワーが押さえ。
◎ ?ボスアミーゴ
○ ?カネショウエリート
▲ ?サイレントステージ
△ ?シュクジャンヌ
△ ?ナイトタイム
△ ?ゴッデスフラワー
3連単は2を1着固定に11、3、7を2、3着折り返し本線。8、9は3着押さえ少々
馬複は2−11、2−3、2−7
<お奨めの1頭>
9レース ベリーメリーホーク
目下2連勝と絶好調。B3から一気にB1へジャンプアップだが、勢いを重視
さあ、いよいよ熱戦の舞台はオーローパーク! 先週からみちのくレース岩手競馬の盛岡開催が始まりました。不便な山の中と言われる盛岡競馬場ですが、行ってしまえば、やはりこんな気持ちの良い競馬場はなかなか無いと思いますね。特に先の3日間は天気にも恵まれ、抜けるような青空とすがすがしいそよ風をたっぷりと全身で味わいながらの観戦となりました。まぁ、あまりに環境が気持ちよすぎて馬には身が入らず、馬券は外しっぱなしでしたが…
いっぽう盛岡市街では、今度の土曜日6月9日に待望の街中場外発売所がオープンします。場所は盛岡最大の繁華街・大通りと交差する映画館通り。その名の通り昔から市内の映画館が集中する場所で、秋には「みちのく国際ミステリー映画祭」が毎年開催されています。この場外発売所も映画館のひとつが近所の複合ビル内に移転した跡地を利用したもので、周辺で働くサラリーマンが昼休みにちょっと買ったり、ショッピングがてら寄り道したりするのには都合の良い場所なのではないでしょうか。
またオープン初日となる9日は盛岡地区の大イベント・チャグチャグ馬コが行われる日でもあります。馬コの行列は大通りも歩くことになっており、馬コ見物の行き帰りにサラブレッドの応援もという流れもいいんじゃないでしょうか。
ところで岩手県競馬組合では、この場外発売所のネーミングを募集しています。(岩手競馬公式ページ) 募集というか6つの候補案への投票なのですが、その候補というのが次のとおり。
MACHIBA マチーバ【街中の馬場の意】
TENMA テンマ【天馬の意】
BAGGY バジー【馬事の意】
UMACCO ウマッコ【馬の意】
MADDOCK マドック 【窓口+パドックの造語】
CONVIVA コンビバ【コンビニエンス+馬(バ)の造語】
だそうです。「馬コ」なんて岩手らしくていいなと思うのですが(ストレートすぎるかなぁ)、私が一番気になったのは「BAGGY」。バジーという言葉から「バグジー」(BUGSY)という映画のタイトルを連想してしまいました。この映画の主人公、ベンジャミン・バグジー・シーゲルという人物は、何もなかったネバダ州の砂漠のド真ん中に世界一有名な歓楽街「ラスベガス」をつくった男の名です。もしこの名前が採用されたら、ギャンブルの聖地ラスベガスの成功と発展に、岩手競馬もあやかれるかな?なんて思ったりして…
みなさんも気に入ったネーミングがありましたら、ぜひご応募下さい。
(文/写真・佐藤 到)
6月2日 第1回あじさい賞(オープン 盛岡芝1700m)
(写真・佐藤到)
1着 タイキリオン
「前回(シアンモア記念)、前に行ったら末をなくしたので最初から後方からの競馬を考えていたが、スタートで出遅れてよけい後ろになってしまった」(村松騎手)。それもあって後方3番手の位置取りから直線勝負に賭ける。直線でナイキアヘッドが先頭に立ったところ、その内から鋭く伸びてアッサリ突き抜ける。
「どれぐらい脚を使ってくれるか半信半疑だったが、仕掛けたらいい反応をしてくれた。阿部君の馬(ナイキアヘッド)を交わしたけど、後ろの馬が気になりましたが、来ませんでしたから余裕がありましたね」と村松騎手。そのコメントどおり待機策に徹したのがズバリはまり、直線一気に抜け出しを決め、G?・ニュージーランドトロフィー優勝の底力を見せつけた。
タイキリオンは今年3月、障害オープンから転入したが、初戦は9ヵ月半ぶりと久々の実戦が影響して7着。しかし一度叩かれて気配が一変し、2戦目を快勝。シアンモア記念は先にも記したとおり好位を追走したが、末をなくして9着に敗れていた。
今後は芝を中心にローテーションを組んでいくそうだが、今回のような脚を使えるならこれからも芝では主役を演じていくに違いない。
2着 ナイキアヘッド
オウシュウクラウンが逃げ、ローランボスコの直後外につける。3コーナーでオウシュウクラウンの手応えが怪しくなり、4コーナーでは馬なりで先頭。最後は決め手の差で負けたが、中央6勝すべてが芝という適性ぶりを発揮する。
「芝はやはり適性がありますね。1700mは気持ち長いかも知れませんが、小回りですから乗り方次第で克服できると思います」と阿部騎手。
3着 マルタカキラリー
昨年転入し、6戦とも凡走し、今回は4ヵ月半ぶりの出走。いかに中央芝で4勝をマークしていたとは言え、これでは狙いが立たなかったが、インからジワジワ伸びて3着。今回の好走要因は判断付きかねるが、有力馬がもたつくところ無欲に乗ったら頑張ったということか。次走で真価が問われるだろう。
8着 ニューベリー
シアンモア記念で逃げ切りを決め、中央オープンで3勝の実績から断然の1番人気に支持され、芝でどんな戦法に出るか興味深かったが、出たなりで7番手を追走。道中の手応えは悪くなかったが、追い出してからの反応がひと息で直線でもモタモタして8着に敗れる。
栗駒賞でもそうだったが、控える競馬だとピリッとした感じがない印象。中央時も難しいところがあったと聞いているが、今回はその悪い面が出たか。次走でどんな競馬をするのか、注目してみたい。
11着 オウシュウクラウン
あすなろ賞と同様、逃げの積極策。しかし道中は余裕がなく、3コーナーで早くも手が動き、直線でも粘りなく失速しんがり負けを喫した。前回に復活の兆しが窺えたと思ったが、依然スランプから脱していないようだ。
6月3日 第33回早池峰賞(オープン 盛岡ダート1200m)
(写真・佐藤到)
1着 テンショウボス
前半3ハロン、35秒を切るハイペースとなったが、楽に2番手を追走。直線で追い出してからも反応がすばらしく、もたつく後続を尻目にアッサリ3馬身も突き放す。前回、あすなろ賞1900mから一気に距離が短縮されて1200m。ペースに戸惑うことを心配したが、むしろ1200mが適性ありそうな手応え。走破タイム1分12秒1は馬場を考慮しても非常に優秀。
また村上忍騎手も「まだ余力があった。本気で追っていたら楽に12秒を切ったと思う」と語ったように、スプリント適性が高そう。
次走は盛岡2000mを舞台に行われる重賞・みちのく大賞典(6月17日)だが、ここにはあすなろ賞を快勝サイレントエクセルも進む予定で、テンショウボスが中〜長距離もこなしていくのか、ちょっと興味深い。
2着 ヤマニンエグザルト
終始5、6番手を追走し、直線は最内にコースを選び、混戦の2着争いから抜け出す。今回、テンショウボスには水を開けられてしまったが、2着確保でスプリント適性を証明した。今後も短距離では目が離せない存在となりそう。
3着 カシマハヤト
スタートダッシュがきかず7番手を追走。直線で馬群を割って3着に食い込み、往時をほうふつさせるシャープな切れを披露した。「調子も良かったが、短距離なら勝ち負けに持ち込めそうですね」と村松騎手。
4着 マツリダブロッコ
後方2番手を進み、3コーナーから徐々にスパート。直線は外に持ち出して伸びてきたが、瞬発力勝負に負けた。自分はスプリント適性があるだろうと踏んだが、前半で置かれるのが痛い。自身の最高タイムは0・7秒更新したが、この速い時計での決着になると苦しいか。
5着 タイキシェンロン
3番手外をキープし、一瞬2着を確保かと思ったが、最後の競り合いで遅れを取って5着。しかし今回は馬体重が529キロまで回復して見せ場もマズマズ。9歳馬だが、短距離戦なら計算ができそう。