さあ、いよいよ熱戦の舞台はオーローパーク! 先週からみちのくレース岩手競馬の盛岡開催が始まりました。不便な山の中と言われる盛岡競馬場ですが、行ってしまえば、やはりこんな気持ちの良い競馬場はなかなか無いと思いますね。特に先の3日間は天気にも恵まれ、抜けるような青空とすがすがしいそよ風をたっぷりと全身で味わいながらの観戦となりました。まぁ、あまりに環境が気持ちよすぎて馬には身が入らず、馬券は外しっぱなしでしたが…
いっぽう盛岡市街では、今度の土曜日6月9日に待望の街中場外発売所がオープンします。場所は盛岡最大の繁華街・大通りと交差する映画館通り。その名の通り昔から市内の映画館が集中する場所で、秋には「みちのく国際ミステリー映画祭」が毎年開催されています。この場外発売所も映画館のひとつが近所の複合ビル内に移転した跡地を利用したもので、周辺で働くサラリーマンが昼休みにちょっと買ったり、ショッピングがてら寄り道したりするのには都合の良い場所なのではないでしょうか。
またオープン初日となる9日は盛岡地区の大イベント・チャグチャグ馬コが行われる日でもあります。馬コの行列は大通りも歩くことになっており、馬コ見物の行き帰りにサラブレッドの応援もという流れもいいんじゃないでしょうか。
ところで岩手県競馬組合では、この場外発売所のネーミングを募集しています。(岩手競馬公式ページ) 募集というか6つの候補案への投票なのですが、その候補というのが次のとおり。
MACHIBA マチーバ【街中の馬場の意】
TENMA テンマ【天馬の意】
BAGGY バジー【馬事の意】
UMACCO ウマッコ【馬の意】
MADDOCK マドック 【窓口+パドックの造語】
CONVIVA コンビバ【コンビニエンス+馬(バ)の造語】
だそうです。「馬コ」なんて岩手らしくていいなと思うのですが(ストレートすぎるかなぁ)、私が一番気になったのは「BAGGY」。バジーという言葉から「バグジー」(BUGSY)という映画のタイトルを連想してしまいました。この映画の主人公、ベンジャミン・バグジー・シーゲルという人物は、何もなかったネバダ州の砂漠のド真ん中に世界一有名な歓楽街「ラスベガス」をつくった男の名です。もしこの名前が採用されたら、ギャンブルの聖地ラスベガスの成功と発展に、岩手競馬もあやかれるかな?なんて思ったりして…
みなさんも気に入ったネーミングがありましたら、ぜひご応募下さい。
(文/写真・佐藤 到)