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松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。

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冬近し

 毎度テシオブログをお読みいただき有り難うございます。木曜担当のカメラマン佐藤でございます。このごろ、「あれ、見ましたよ」と声を掛けられることが増えてきました。自分では odds park で一番どーでもいいコーナーのつもりで書いているのですが……まぁ先週のように突然、真面目なことを書いたりもするので、呆れずにアクセスして下さいませ。私も気を引き締めて書き続けたいと思います。
 ところで日曜日の12日、岩手ではとうとう平地でも雪が降りました。前日の土曜は雨ながらも暖かい日だったのですが急な冷え込み。今朝はもう盛岡市内にほど近い東西の山までも雪化粧し、いよいよ冬がやって来ます。
 毎年の事ながら、この時期の話題は「いつ車のタイヤを交換するか」。今年、私の車は昨シーズンから履きつぶしのスタッドレスなのですが、丸一年使って夏も越え、相当すり減ってしまいましたから全然効かないだろうなぁ。――ここで南国からアクセスしている方々に、念のため解説をいたしましょう。降雪・凍結地域の自動車は、冬は当然のごとく冬タイヤに履き替えます。しかしここでタイミングが問題で、早めに交換しておけば急に雪が降っても安心なのですが、降らなければ、柔らかいスタッドレスタイヤが乾燥路面を走るうちに摩耗してしまいます。効きを長持ちさせるためにはなるべく氷雪のない路面を走りたくないのですが、かといって交換を我慢していると、急に雪が降り積もった際に身動きがとれなくなってしまうというジレンマがあるのです。実際、去年は11月に降った初雪がいきなりのドカ雪で、ガソリンスタンドはタイヤ交換の客で長蛇の列。丸一日を棒に振った人も多かったとか。
 また、2〜3シーズン使用するとスタッドレスタイヤは摩耗して滑りやすくなり、冬タイヤとしての寿命を終えますが、まだ普通のタイヤとしては使えます。そこで春が来てもそのまま交換せずに履き続ければノーマルタイヤを1年間使用せずに済み、夏タイヤの寿命を1シーズン伸ばすことが出来るという訳です。まぁ北国ならではの工夫というか常識があるのですな。
 話は戻りますが、先の日曜日には地方全国交流の南部駒賞が行われ、北海道から2頭の2歳馬が参戦。コスモバルクで有名な田部和則調教師も「こっちも随分寒いねぇ〜」とおっしゃっていました。
 しかし私たちカメラマンにとっては、手が凍える寒さも辛いですが日暮れが早いほうが大問題なのです。冬至も近い今の季節、今日の盛岡での日の入り時刻を調べますと16時20分となっています。しかし実際のところ、天気が悪い日なら午後4時には薄暗くなってしまいますし、西側の空をスタンドの建物が覆っている水沢競馬場のゴール地点はなおさら。
 みなさんも経験があると思いますが、暗いところで写真を撮ると、シャッタースピードが遅くなって動く被写体はブレて写ってしまいますよね。それでも友達や家族のスナップ写真ならフラッシュをたけば良いですが、競走馬にフラッシュ光を浴びせるのは厳禁。しかも彼らは時速50〜60km/hで走ってくるのですから、撮影には相当な悪条件と言えるでしょう。
 考えてみると、ホッカイドウ競馬は11月9日で今年度の開催を終了。JRAも札幌・函館でのレースは来夏までありませんから、いまは水沢が日本一暗い薄暮下で行われている競馬なんですね。たまに京都や九州で行われているメインレースの映像を見ると、「同じ日本なのに何であんなに明るいんだろう?」と思ってしまいます。
 結局どうするかというと、岩手にはナイター設備もありませんので、私は唯一明るいゴール線上(写真判定カメラ用の照明が点灯されます)を通過する瞬間を狙って撮ることにしています。したがって、これからの季節は下の写真のような画を皆様のお目に掛けることが多くなることでしょう。
 それでもデジタルカメラの技術が進歩して、高感度設定でもフィルム時代以上にきれいに撮れるようになったので、だいぶ楽になってはいるんですけどね。

right  (文/写真・佐藤 到)

2006/11/16
その他
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<次走へのメモ>11月12日 第34回南部駒賞(2歳全国交流 水沢1600m)

<次走へのメモ>
11月12日 第34回南部駒賞
(2歳 地方競馬全国交流)

(写真・佐藤到)
1着 パラダイスフラワー
 「左右の馬がゲート内でうるさかったのでちょっと出遅れ気味のスタート」(小林騎手)になって、1周目スタンド前は中団インのポジション。しかし「それで馬群の中に入れたら、ちょうど前回(エーデルワイス賞)のように折り合いがついた」ので小林騎手はあわてずじっくり待機策を取った。
 トランプ、セイントセーリングがスタートから競り合いに持ち込んで前半3ハロン、37秒を切るハイペースを形成。それも考えれば、前回で砂を被っても問題のないパラダイスフラワーにしてみれば絶好の位置取りとなった。
 向正面過ぎから徐々にスパートをかけたパラダイスフラワーは、4コーナー手前でネバーオブライトをすでに交わす勢い。「ネバーオブライトの手応えが悪かったので、相手は前の1頭(トランプ)に絞って」速めに捕らえにかかり、ラスト50mで交わした後はほぼ独走状態。2着に1馬身半差をつける完勝劇となった。
 文中の小林騎手の振り返りコメントをちりばめたが、スタートからゴールまで非の打ち所がないレースだった。これでダート戦5戦5勝としたように、ダートでの強さはけた違い。
 若干冬毛が出始めたのは盛岡周辺が急激に寒くなったせいだが、競走能力にはまったく支障なし。やはりエーデルワイス賞レコード勝ちはダテではなかった。
 この後の予定は12月13日、川崎競馬場で行われる2歳唯一のダートG?「第57回全日本2歳優駿」(1600m)。JRA、そして地方から強豪がそろうのは間違いないが、パラダイスフラワーのスケールも相当のもの。メイセイオペラ、トーホウエンペラーに続く岩手所属馬3頭目の快挙となるか注目が集まる。
2着 アンダーボナンザ
 盛岡2戦・若松賞3着、若駒賞4着と伸びを欠いて不満が残る内容で今回、7番人気まで評価が落ちていた(若駒賞は2番人気)。道中はパラダイスフラワーから終始2馬身ほど後ろを追走。パラダイスフラワーが動いたのを見てワンテンポ遅らせてスパートし、2頭で決まりかけたところを大外から鋭く突っ込んで2着を確保した。
 「話には聞いていたけど、内にササったり外にもたれたり、さらにはラチにぶつかってみたりして手こずらせましたが、開き直ってガンガン行かせたら直線でいい脚を使ってくれました。まだまだ子供ですが、走るセンスはありますよ」(沢田騎手)。
 盛岡は3着2回に対し、地元水沢はこのレース前まで2戦2勝。しかも逃げて1勝、追い込んで1勝とスケールは一目置ける馬だった。沢田騎手のコメントにもあるとおり、まだ幼いが、今後の成長次第では前にも書いたが、トップに立てる器だ。さすが岩手版“華麗なる一族”の血は健在だった。
3着 トランプ
 レース前から田部調教師が逃げ宣言。そのとおり逃げの手に出たが、セイントセーリングが競り合って楽に先行できなかったのが痛かった。それでも持ち前のスピードを前面に快調に飛ばし、ラストで捕まってしまったが、層の厚い北海道で5勝マークの実力は披露した。
 しかも水沢の馬場に脚を滑らせ、3〜4コーナーで右後肢に外傷を負った模様。千葉津代士騎手「ずっと下を気にして走っていた」にもかかわらず3着に粘るのだから実力は推して知るべし。
4着 ネバーオブライト
 平和賞は太目の552キロで出走。この一戦で輸送プラス、激しい競馬が相当応えたようでマイナス12キロの540キロが今回の馬体重。元々が巨漢馬なので、装鞍所で見ても細くは見えなかったが、この影響は少なくなかった。
 道中は前の2頭から離れた3番手外を追走。これはある意味で理想的なポジションと言えたが、3コーナーで鞍上・村松騎手の手が動いて反応がひと息。4コーナー手前でパラダイスフラワーが進出し、交わされないように気合いを入れても伸び切れず3着から1馬身半差の4着にとどまった。「調子がもう一つだった」と村松騎手もコメント。

2006/11/14
レース回顧
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水沢巧者だ!マルカスティンガー

 この原稿を書いているのは土曜日の夜。という事で、明日行われる南部駒賞がどうなるか、気になって仕方がありません。
 G3馬パラダイスフラワー対ネバーオブライト。全日本2歳優駿に駒を進めたいネバーオブライトにとってはここはぜひ勝ちたい、勝たねばG1出走はかなわない背水の陣なんですよね。
 レベルが高いといわれる今年の岩手の2歳の中でも、この2頭は特に高い評価をされています。ここでの激突は楽しみなんだけれども、できればネバーオブライトが勝って、そしてG1で再び雌雄を決する戦いをしてほしいんですよね。そんな夢は欲張り過ぎなのは分かっていますが、それくらいの馬だと思うんです。
 とはいえ、G3馬でもあるパラダイスフラワーに簡単に負けてもらいたくもないし、これは困ったなあ・・・。


 さて、月曜メインはB2級のダート1800m戦・楓賞です。盛岡開催中のB級の特別がほとんどが芝だったせいか、ここしばらくのB級特別で見ていた面々とはガラリと顔ぶれが異なってきました。メンバーを見るとやはり芝中心に走ってきた馬よりダートを選んできた馬が中心になっていますね。加えてB2級に上がって間もない馬が多い点、また、4開催8週間にわたって続いた左回り盛岡から、右回りの水沢に変わってのコース適性、このあたりが注意点になると思います。


 そこで今回の本命には、4枠4番のマルカスティンガーを推したいと思います。B2でも安定した走りを見せるようになってきたし距離も問題ない。その点だけでも十分魅力的なのですが、この馬の売りはやはりコース適性。盛岡でも安定して好成績を挙げているとはいえ、盛岡成績は9戦して1−2−2−4。それに比べて水沢では8戦して5−1−0−2と、圧倒的な水沢巧者なのです。
 レースぶりを見た印象では、末脚の爆発力が凄いけれどもいわゆるいい脚が“ひと脚”のタイプ。それもあって直線の長い盛岡よりは水沢の方が合うのでしょう。
 今回の枠順は内過ぎず外過ぎずの手頃なところ。メンバー的には楽に好位を占める事ができそうな雰囲気。今回は勝機十分でしょう。
 対抗はブラックオーメンで。C級からじわじわとクラスを上げてきて前走が初めてのB2級相手のレース。そこで圧勝、それもB2級でもそこそこのメンバー相手にですから、力がある事を認めなくてはならないでしょう。初距離となりますが、以前の短距離と近走のマイルを比べると長い方が走りやすそうな雰囲気。マイナス点とすれば重・不良で信頼度が下がる事。日・月の天気が気になります。
 もう一頭はプロムクイーン。長らくC3を脱出できなかったためもあって今季これが22戦目。7歳牝馬でもあり上がり目はそれほど・・・なのでしょうが、ここ10戦に限れば5−2−1−2と勝ち星が先行している点を評価したいですね。

 以下、ちょっと極端に狙って大外のワラッテオクレヨ。ここのところの4連勝は好調の証し。前走の快勝ぶりからすれば、やはり押さえておく必要性大。
 そして逆に最内のテンポウキング。ちょっと頼りない成績ですが、どうやら距離が短いと流れに乗りづらい印象。1800mくらいあった方が楽にレースができそうです。

 買い目は4枠4番より1、6、9、10。思い切って4番頭の馬単・3連単で。どうしても最後方から行かないと、というタイプではないのでよほどの前残りにでもならない限りはこのままで。

2006/11/12
レース展望
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12日メインは2歳重賞・南部駒賞。好メンバーそろったが、パラダイスフラワーが一刀両断!

 12日(日)メインは2歳馬による地方競馬全国交流「第34回南部駒賞」(水沢1600m)、11頭立て。ハイレベル北海道からトランプ、ブリリアントレディの2頭が参戦してきた。
 主軸にパラダイスフラワーを指名する。デビュー戦(盛岡芝1000m)こそセイントセーリングの2着に敗れたが、続く2戦目から破竹の進撃を開始。特別2勝を含む4連勝をマークした。しかもレース内容がけた違いで2戦目、水沢1300m1分22秒6という2歳馬では破格のタイムを叩き出した。

(写真は若鮎賞ゴール 1着パラダイスフラワー 写真・佐藤到)
 続いて盛岡・ビギナーズカップでもダート1200m1分12秒2のタイムで逃げ切った。このタイムは古馬オープンでもなかなか出せるものではなく、一躍注目の的となった。4連勝目の若鮎賞(盛岡芝1600m)もひとまず勝ったが、セイントセーリングとタイム差なし。加えて前半、スローの流れに落としたもので、現場にいた関係者は芝適性があまりなさそうだと判断する人間が多かった。それは5連勝を目論んだテシオ杯ジュニアグランプリの大敗11着で明らかになった。この時、3頭でハイペースを形成し、前が総崩れの結果となったが、それまでとは打って変わっての内容。おそらくこれがティンバーカントリー産駒ゆえ、なのだろうと思った。
 ジュニアグランプリを叩いてG?・エーデルワイス賞は当初の予定どおり。遠征直前の大敗と先行馬には苦しそうな展開から人気を落としてしまったが、3番手インで折り合いをつけ、直線外に持ち出して快勝。旭川2歳1600mのレコードも更新する快挙をやってのけた。
 このレースの収穫は大きかった。勝ったことはもちろんだが、デビュー6戦がいずれも逃げの手だったが、エーデルワイス賞で初めて揉まれる競馬を経験。果たして砂を被ってどうなるか不安だったが、それを見事に克服した。
 「逆に砂を被ったほうが、折り合いがついてレースをしやすかった」との小林騎手がコメントしたとおり、パラダイスフラワーは岩手ではスピードの違いで逃げていただけで、どんな競馬にも対応できることを証明した。
 パラダイスフラワー陣営の今年最大の目標は12月、川崎競馬場で行われるG?・全日本2歳優駿。それを目指すためにも、この南部駒賞は是非とも勝っておきたいところだ。
 
 パラダイスフラワーとは別路線を歩み、今回が初対決となったネバーオブライト。前走・平和賞はキンノライチョウに完敗を喫したが、初コースに物見をした上、輸送で馬体が絞れるはずと陣営が想定したのと相反し、プラス2キロの552キロで出走。この誤算も大きかったに違いない。
 すでに何度か報告しているが、デビュー戦・水沢850mで従来のコースレコードを大幅に更新。50秒を切る49秒8という衝撃の圧勝劇を演じ、続く若松賞も2、3番手の控える競馬をこなしてパチョリをアッサリ交わして快勝。この時の盛岡ダート1400m1分26秒6も古馬顔負け、破格のタイムだった。
 この岩手2頭の対決だけでも興味尽きなかったが、さらに北海道トランプが参戦するとあって俄然、おもしろくなった。これまでパラダイスフラワーと並ぶ5勝をマークし、目下2連勝と上昇ムードで臨んできた。近走の3勝はいずれも逃げ切りだったが、それ以前の2勝は2番手から抜け出したもので決して逃げ一辺倒ではない。
 それでも今回は絶好の2番枠を引き当てたことだし、小回り水沢なら逃げの手がベスト。すでにマイルも3度経験し、前回1700mを使ったのも心強く、田部調教師=千葉騎手のコンビが水沢のファンをアッと言わせるか、これも楽しみだ。
 一方のブリリアントレディはデビュー戦を快勝したが、その後、脚部不安のために4ヵ月半の休養。さすがに休み明けのアグネスデジタル賞オープンは4秒差11着に惨敗したが、強気に挑戦した平和賞で5着。アウェー、長距離輸送の不利がありながらこの結果を出せるのは並みの芸当ではできない。元上山トップジョッキー・小国騎手が久々の水沢で勝利の雄叫びを上げてほしいと願っているファンも多いのではないか。
 セイントセーリングは前回・黄菊賞を順当勝ちして、それまでのうっ憤を一気に晴らした。デビュー戦で前記パラダイスフラワーを子供扱いにしたが、以降は最後の伸びを欠いて惜敗続き。このまま沈んでしまうかちょっと不安だったが、前回快勝で吹っ切れたに違いない。問題はダート戦だが、いつも調教で走っている水沢ならおそらく大丈夫。今、最も注目を集めているキングヘイローを父に持ち、ここで勝つようなら将来も約束された。
 若松賞3着、若駒賞4着ともたついているアンダーボナンザ。これはキャリアの差が出た格好だが、今回の舞台は2戦2勝の地元水沢。この馬も侮れない存在だ。
 このメンバーは明日の岩手、もしかすると将来の地方競馬を背負っていく可能性もあり、馬券抜きでも目が離せない一戦となった。

◎ ?パラダイスフラワー
○ ?ネバーオブライト
▲ ?トランプ
△ ?ブリリアントレディ
△ ?セイントセーリング
△ ?アンダーボナンザ

3連単は9、7の1、2着折り返しから2、11を厚めに。あとは3、1を押さえにしたが、9、7、2のボックスの手もあるかも
馬複は7−9、2−9、2−7、9−11、3−9

<お奨めの1頭>
8レース キーネ

前回は実績の薄い盛岡戦で2着。いいムードで得意の水沢戦に突入し、今季初勝利を飾る

2006/11/11
レース展望
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今週から舞台は水沢競馬場へ。11日メインはB1級・ノベンバーカップ。主軸はトミケンソリッド

 今週から戦いの舞台は盛岡から水沢へと替わり、11日(土)メインはB1級牝馬による1900m戦「第8回ノベンバーカップ」、12頭立て。2コーナー過ぎがスタート地点で、枠順の有利不利はあまりない(もちろん内枠有利が競馬の原則だが)。
 主軸に3歳馬トミケンソリッドを指名する。中央2戦0勝、佐賀2戦1勝2着1回の成績で今年4月に岩手転入。初戦をアッサリ白星で飾るや、破竹の快進撃を続けて7連勝を記録。9月3日に連勝ストップしたが、これは3歳トップスリーに入るテンショウボスが相手で仕方なしの結果だった。2敗目は9月30日、盛岡1800m戦。この時はジュリアが早め先頭に立ち、それを捕らえにかかってバブルガムトミーに交わされて3着に敗れたものだった。
 しかし態勢を立て直して1400m戦を素晴らしいタイムを駆け抜け、目下2連勝をマークしている。唯一の不安は未知の1900mに尽きるが、このメンバーならハイペースになることはまず考えられず、スッと好位につけて抜け出しを決める可能性が高い。
 軸は確定したが、相手捜しが難しい。各馬が一長一短のメンバーがそろい、加えて水沢1900mを経験した馬は2頭のみ。その2頭の結果も7着(ジェベルリーヴァ)、6着(クレセントムーン)とあまり参考にならないデータ。それならば1800mでソコソコの結果を出しているエイシンアザレアを対抗一番手に採りたい。
 エイシンアザレアは中央未勝利から岩手2勝後、東海に移籍。そこで素質が開花して11勝をマーク、A級まで出世した。再転入は今年3月で勝ち星は4月の1つのみだが、2着3回3着2回。8月19日のオーガストカップ(B1 水沢1600m)では大器ハセノコンドルの2着に食い込んでおり、それを素直に評価したい。
 地元水沢に戻って巻き返しに転じるのがマイディザートだ。前回8着は芝1600mが舞台で基準外。4走前、水沢1800mのムーンライトカップを快勝、この時はハイペースをしのいで直線の叩き合いを制している。
 ジェベルリーヴァもここなら争覇圏内に位置する。2、3歳時に特別2勝マークしたが、古馬編入後はずっとスランプ状態続き。しかしB1級に下がった今シーズンはメンバーも楽になって1勝2着2回。前回も直線で一杯になったが、4コーナーで2番手まで進出。ひとまず見せ場は作った。また通算6勝のうち5勝がこの水沢コースと得意としており、一発の可能性を十分に秘めている。
 ディアブロハンターがここにきて復調気配をうかがわせている。3歳重賞・岩鷲賞で3着に入り、実力の高さを見せつけたが、以降は精彩を欠いて凡走を繰り返していた。しかし、近走は3、4着にまとめ0・8秒、0・4秒差ならここでも勝ち負けになるはず。
 他では距離がネックだが、ドリームカーニバルの決め手も軽視できない。

◎ ?トミケンソリッド
○ ?エイシンアザレア
▲ ?マイディザート
△ ?ジェベルリーヴァ
△ ?ディアブロハンター
△ ?ドリームカーニバル

3連単は7を1着固定に、2、3を厚めに買いたいが、10、4を厚めにする手も
馬複は2−7、3−7、7−10、4−7、7−9

<お奨めの1頭>
8レース サトノソニック

前回は中央から移籍初戦、2ヶ月ぶりでもタイム差なしの2着にまとめた。叩かれて今度は首位十分

2006/11/10
レース展望
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