7月30日(日)のメインには、重賞・ばんえい大賞典が組まれています。今年の3歳は3月定量でのBG1・イレネー記念を制したアシュラダイマオーがナンバーワンですが今季未勝利。重賞勝ち数ではキョウエイプラス(翔雲賞1着、ヤングチャンピオンシップ1着)のほうが多く、とかち皐月賞をマルホンリョウユウ(翔雲賞2着、イレネー記念2着)、とかちダービーをタカラキングダム(ナナカマド賞1着、ヤングチャンピオンシップ2着)がそれぞれ勝利。ここ数年と同様、混戦の世代といえそうです。
8月13日に実施される重賞・ばんえいグランプリのファン投票結果が発表され、1位は連覇を目指すメムロボブサップでした(その他の順位はこちらから)。
【第8回開催4日目】
7月29日(土)のメイン第11レースには、しし座特別(B1級-1組・20:10発走予定)が行われます。
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前開催は通算収得賞金順編成のため、B1級-1組の共和かかし祭記念は2開催前の国際農業機械展杯とメンバーが大きく変わりました。3開催続けてこの条件に出走するのはレジェンドボスのみです。
7月19日のB1級-2組平場戦からの臨戦が多く、メンバー最先着の2着◎オレノタイショウに注目。開幕後しばらくは息を入れてなんとか障害ひと腰という感じでしたが、ここ5戦はカカリよくすべて馬券に絡んでいます。昨季最終週にはA2級-1組の特別戦で3着があるように特別戦は悪くないはず。実力発揮なら主役です。
○レジェンドボスが相手です。国際農業機械展杯は7着でしたが障害ひと腰。勢いある人気の4歳がワンツーを決めた共和かかし祭記念では着順を上げて5着と、ともに悲観する内容ではありません。今回は今季の収得賞金順ですが、オレノタイショウを除けばむしろ戦いやすいメンバーという印象を受けます。
▲フナノギムレットは、国際農業機械展杯では10着も昇級初戦の特別と酷な条件。前走4組では先行して3着に粘っており、2度目のB1級-1組特別戦で変わり身が見込めます。
△ジャパントップは、昇級初戦ですが、B2級-2組、B1級との混合戦と2連勝中。成長期の4歳馬だけにいきなり勝ち負けしてみせるかもしれません。
【第8回開催5日目】
7月30日(日)のメイン第11レースには、第48回ばんえい大賞典(3歳・20:05発走予定)が行われます。
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A1級のキョウエイプラス、タカラキングダムがトップハンデ700キロ、B3級のホクセイタイヨウら5頭が最軽量670キロとなります。
6月のとかちダービー(3歳オープン)からの巻き返しが多く見られるレース。3着◎ジェイホースに注目します。1着タカラキングダムは好凡走の差が大きく、2着マルホンリョウユウとも当時から40キロの加増と不安があります。その点、この馬は5月のとかち皐月賞(3歳オープン)も3着と安定しており、上とは30キロ差ついての670キロなら重賞初挑戦での制覇もあるか。
○マルホンリョウユウは、イレネー記念2着、とかち皐月賞1着、とかちダービー2着と世代トップクラスの1頭。とかちダービーからハンデが厳しくなっても問題にしないかもしれません。
▲ホクセイタイヨウのイレネー記念は、回避馬が出たため急遽の出走でしたが5着と健闘。今季4勝を挙げ、今回は文句なしの重賞出走です。とかち皐月賞、とかちダービーとも不出走のため直近の力関係は不明ですが、引き続きベテラン・阿部武臣騎手の手綱は心強いところ。
△キョウエイプラスは、今季4戦してとかちダービー7着などひと息ですが、重賞2勝、2、3着各1回という戦績を考えれば押さえておきたいです。
【第8回開催6日目】
7月31日(月)のメイン第11レースには、オッズパーク賞サマーカップ(オープン混合・20:15発走予定)が行われます。
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オープンでも一線級は24日のとかち桂冠賞に出走しており、それ以外はこのレースでA1級と対戦。◎ミノルシャープに期待します。今回のオープン馬8頭は今季古馬オープン戦未勝利ですが、この馬は重賞・北斗賞3着、2開催前のミントスポット杯(オープン)2着と実績上位。特にミントスポット杯(馬場水分0.5%)はメムロボブサップに食い下がり、決め手あるブラックサファイアをしのいでおり中身が濃いです。馬場が重くなりそうなのもなにより。今季初勝利のチャンスといえます。
○サクラヒメは、ミントスポット杯3番人気・5着から前走の白鳳賞(5歳牝馬オープン)で今季初勝利。今回は自己条件ですが、先行策から勝負に出れば連勝の可能性も。
4歳馬3頭は2開催前には、重賞・柏林賞に出走。なかでも最も人気を集めたのが▲ツガルノヒロイモノでしたが8着。しかし敗因は障害とハッキリしており、A1級のためオープン馬より軽いのも魅力。
柏林賞3着△ヤマカツエース、2着△ヘッチャラも侮れません。