【第19回開催5日目】
12月29日(水)のメイン第11レースには、第50回ばんえいダービー(3歳・19:25発走予定)が行われます。
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定量730キロで3歳ナンバーワンを競う三冠の最終戦。8月のばんえい大賞典はイオン、11月のばんえい菊花賞はサクラヒメ(12月のばんえいオークスも勝利)とここまでの二冠とも牝馬が制しています。
三冠目も牝馬◎イオンに注目します。ばんえい大賞典はスピードと障害力をいかしての逃げ切りでした。ばんえい菊花賞は逃げて一杯となり7着でしたが、牝馬として最も重いハンデ。続く定量戦のばんえいオークスは勝ち馬に離されたとはいえ2着と復活しています。ばんえいオークスと同じ定量戦だった2歳女王決定戦・黒ユリ賞を制しているようにハンデ差がつかないのは歓迎。同レースが10コースから逃げての楽勝だったことから端コースも心配ないでしょう。
○オーシャンウイナーは、ばんえい大賞典がイオンより賞金ハンデを10キロ課されながら2着。ばんえい菊花賞は結果6着でしたが、トップハンデ710キロでも障害をひと腰でクリアと持ち味は発揮しました。A1へ昇級しての近2走も715キロでともに障害はスムーズにこなしており状態は良さそう。こちらも定量戦のイレネー記念を勝っている2歳シーズンのチャンピオンだけに条件は向くはず。
▲サクラヒメは、渡来心路騎手が乗るようになった6月下旬以降が、8勝、2、3着各1回(3着は阿部武臣騎手)とほぼ完璧な成績。ばんえい菊花賞、ばんえいオークスと重賞2連勝中です。ただ、2重賞の勝ち時計はともに過去10年で2番目に速く、パワー勝負にはなっていません。この開催の前半はやや時計がかかるようになっており、馬場が変わっても勝つようなら本物といえます。
阿部騎手が近2走のいずれかで騎乗した馬が3頭。今回は△ミソギホマレの手綱を取ります。2番人気に推されたばんえいオークスは障害の天板で転倒し競走中止だっただけに、期するものがあるはずです。
12/30 ヤングチャンピオンシップの見どころはこちら(ばんえいダービー後に掲載)