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2019年12月27日 アーカイブ

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12/29ばんえいダービー予想 赤見千尋

2019年12月27日(金)

メムロボブサップに死角なし

 3歳世代をけん引して来たメムロボブサップが抜けた存在だと思っています。
 8月のばんえい大賞典は1頭だけ700キロを曳いて勝利、11月のばんえい菊花賞ではこの時も1頭だけ今回と同じ730キロを曳いて勝ち切りました。
 定量戦で他の牡馬たちも同じ斤量になるというのは、明らかにメムロボブサップに有利。普段は古馬オープンで揉まれているし、特に死角はないのでは。

 対抗はアオノブラック。
 これまでタイトルはヤングチャンピオンシップのみですが、重賞で6戦してすべて馬券圏内に来ているという堅実派。メムロボブサップとは同じ重量になりますが、前走でも曳いている斤量なので、戸惑うことはないと考えます。

 3番手にしたのは2着王ギンノダイマオー。そんな呼ばれ方をしても嬉しくないでしょうが、ここまで挑戦した重賞4戦すべて2着という、ある意味すごい成績を残しています。
 最近はいいところが見られていませんが、体の大きな馬なので、高重量での戦いにはもってこい。今回も上位争いに絡んで来てくれるのではないでしょうか。

 3連勝中のインビクタはこれまで重賞では歯が立ちませんでしたが、体が成長して1トンを超えたし、勢いのある今ならばもっとやれてもいいのでは。

◎8 メムロボブサップ
○10 アオノブラック
▲2 ギンノダイマオー
△4 インビクタ

馬単
8→10 4000円
8→2,4 各1000円 計6000円

2019年末開催の見どころ(12/29・ばんえいダービー)

12/27・/28の見どころはこちらから

【第19回開催4日目】
 12月29日(日)は12レース編成で、メイン第11レースは3歳三冠の最終戦・第48回ばんえいダービー(19:05発走予定)。牡馬730キロ(牝馬710キロ)の定量で3歳ナンバーワンを争います。
 ◎メムロボブサップは、ばんえい大賞典、ばんえい菊花賞の二冠を制覇。二冠目では今回と同じ730キロで逃げ切って、アオノブラックを2秒4差でしりぞけています。他馬が同レースから10~30キロ増となることを考えても、重量据え置きは有利。2001年のヨコハマボーイ(当時はダービーが二冠目で、菊花賞が三冠目)以来となる3歳三冠馬誕生へ期待が高まります。
 ○インビクタは、ばんえい菊花賞ではメムロボブサップをマークし、障害は早めの仕掛けでもひと腰でクリア。終いは息切れしたものの、ゴールまで止まらずに歩いて5着でした。その後は軽めの馬場も味方しましたが、2、1、1、1着と絶好調。今回も馬場はさほど重くはならないとみて、思い切って対抗評価に。
 ▲アオノブラックは、ばんえい菊花賞では障害を2番手で降りたものの、10キロ重いメムロボブサップとの差はゴールまでほぼ変わらず。現状、これが両馬の実力差なのでしょう。定量は不利ですが、力どおりなら連争い候補。
 △ギンノダイマオーは、ばんえい菊花賞を回避しましたが、ばんえい大賞典2着の実力馬。ただ自己条件で苦戦続きの近況はやや心配。
 ばんえいダービー現役最多4勝の鈴木恵介騎手は△ジェイエースで参戦。二冠とも4着だけに押さえには欠かせません。

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