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2018年11月11日 アーカイブ

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11/11クインカップ回顧

2018年11月11日(日)

メヂカラが初タイトルを奪取!

 11日(日)は重賞・クインカップ(4歳牝馬オープン)が行われ、単勝4番人気のメヂカラが優勝。前哨戦の紅バラ賞を制した勢いそのままに、重賞初制覇を果たしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
 1.サクラニシキヒメ 87.7
 2.フェアリースズ 2.5
 3.シンエイボブ 3.5
 4.キタノサカエヒメ 4.2
 5.マツノビューティ 28.7
 6.イズミクィーン 12.7
 7.サカノイサムヒメ 76.3
 8.ライデンメルテイ 116.4
 9.メヂカラ 4.9

 2走前の紅バラ賞こそ4着に敗れたものの、前走のB1-1組戦を制して軌道修正を果たしたフェアリースズが1番人気。ただ、ばんえいオークス2着、牡馬相手の柏林賞3着のシンエイボブ、オークス3着のキタノサカエヒメ、黒ユリ賞3着のメヂカラなど、地力のある馬がここへ向けて調子を上げており、上位は拮抗したオッズとなりました。

 馬場水分は1.9%でスタート。軽快に第1障害を突破したマツノビューティがペースを握り、フェアリースズ、キタノサカエヒメ、イズミクィーンなどが先団を形成。ただ、極端にペースが上がることはなく、各馬とも離れず追走して中間点を通過すると、そのままの隊列で第2障害下を迎えました。
 最初に動いたのは、終始先行していたマツノビューティ。それとほぼ同時にフェアリースズ、キタノサカエヒメ、シンエイボブが仕掛けます。なかでも切れのある登坂を見せたのはマツノビューティとフェアリースズで、すんなりと障害を突破。並ぶようなかたちでシンエイボブとキタノサカエヒメが続き、やや遅れてメヂカラも追撃態勢に入りました。
 障害後も着実に歩を進めていた先行勢でしたが、残り30メートル付近で脚いろが鈍りはじめます。そこへ勢いよく伸びてきたのがメヂカラで、あっという間に先頭へ。その後もしっかりとした脚どりでゴールまで歩き切り、4秒9差をつけて初タイトルを手にしました。多少苦しみながらも止まることなく歩き続けたキタノサカエヒメが2着。同タイムの争いとなった3着争いは、フェアリースズに軍配が上がりました。

 目をみはるような末脚を発揮したメヂカラが、3度目の重賞挑戦で初の栄冠。先行勢が早めの競馬を展開し、それが有利に働いた面もありましたが、他馬を楽に突き放したレース内容は圧巻でした。牝馬同士なら年長馬が相手でも互角の印象で、展開や馬場次第でタイトルを積み重ねる可能性も十分です。

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工藤篤騎手「先週のばんえい菊花賞に続いて優勝できて嬉しいです。馬場が多少ぬかるんでいましたが、気にしないように普段通り騎乗しました。前走より30キロ重量が増えたぶんは工夫して乗りました。手ごたえはいつもと変わらず、下りたら脚のある馬なので、第2障害をどの位置で下りられるかだけを考えていました。これからも力をつけて良い方向に成長してくれればいいと思います。まだまだ頑張っていきますので応援よろしくお願いします」

11/11クインカップ予想 山崎エリカ

もっとも勢いがあるフェアリースズに期待

 このレースは一昨年◎アスリート、昨年◎ブルーオーシャンで当てたレース。コツは勢いと先行力を重視すること。重馬場ならばナナノチカラが勝利した4年前のように、重量の重い実績馬が上位を独占することもありますが、このレースは軽馬場で行われることが多いために、上がり馬が好走しやすい条件となっています。

 今年はどの馬にも勢いがあり、そこが悩みどころ。しかし、ここはストレートに、この秋に人気薄で3連勝するなどメンバー中でもっとも勢いがあるフェアリースズを◎に推します。この馬はばんえいオークス以来の重賞挑戦で、当時は力不足で8着大敗。しかし、今の勢いと先行力があれば通用しても不思議はないでしょう。

 フェアリースズの姉は、3年前にこのレースを制したフェアリードール。同馬も超軽い馬場を味方に先行し、世代ナンバー1のキサラキクを撃破しました。今回は3年前ほど馬場は悪くありませんが、フェアリースズは障害力もあるので、対応可能でしょう。

 ○は、ばんえいオークス2着、今年の柏林賞で3着と善戦するなど、実績上位のシンエイボブ。この馬はあまり障害が得意なほうではないので、軽い馬場は加点材料ですが、先行タイプではないことと重量が重いことを嫌って対抗評価までとしました。

 ▲は、黒ユリ賞2着、ばんえいオークス3着の実績馬キタノサカエヒメ。この馬はスピードタイプというよりは、長くいい脚で伸びてくるタイプ。どちらかというと、重馬場の高重量戦のほうが合います。目下2連勝中と勢いもありますが、そのあたりを割り引いて3番手評価としました。

 あと△に紅バラ賞で豪快に追い込んで接戦の3着と好走し、素質の片鱗を見せたイズミクィーン。課題の障害もこの馬なりに良くなってきているし、勢いもあるので印を回しました。

 他では紅バラ賞の勝ち馬メヂカラ。この馬も末脚は抜群ですが、、障害が苦手なのが弱点。紅バラ賞は早めに動いたことが嵌ったような勝ち方だっただけに、危うい要素があります。紅バラ賞のようにレースが運べればという条件は付くでしょう。

◎2 フェアリースズ
○3 シンエイボブ
▲4 キタノサカエヒメ
△6 イズミクィーン
△9 メヂカラ

馬複
2-3,4 2000円
2-6,9 1000円 計6000円

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