センゴクエースの一角崩しに期待
いよいよ真夏の頂上決戦、ばんえいグランプリが行われます。ばんえいグランプリはファン投票上位7頭と賞金上位3頭に出走権のあるレース。しかし、ばんえいグランプリがBG1に格上げされた2010年度以降、ファン投票1位に支持された馬の優勝は、なんとゼロ!
唯一の連対馬も2012年のカネサブラックのみ。昨年のオレノココロも3着には来たものの、他は4着以下の馬券圏外に敗れています。また、一昨年にファン投票1位のセンゴクエースがここを回避して、同世代対決のオープン・山鳩賞に出走し、賞金加算を狙ったもののまさかの障害転倒。単勝オッズ1.1倍の断然1番人気を裏切る形で10着に敗れました。
ここまでくると、ファン投票1位=デスノートに記入されたも同然か!?都市伝説のようで、何だか不気味でもあります。今年の呪われた1頭はというと...、名を上げるのがかわいそうなので、ご自身でご確認くださいm(__)m。俺の心に聞いてみても、いいかなあ?
しかしながら、さすがにBG1だけあって上がり馬タイプは通用せず、勝ち馬はヒロインズカップとドリームエイジカップを除く、過去1年以内に古馬重賞で連対実績のある馬ばかり。この時点でターゲットは、オレノココロ、コウシュハウンカイ、センゴクエース、フジダイビクトリーに絞られます。
普通に考えれば、ばんえいグランプリの上位常連で、今シーズンの重賞でも勝利しているコウシュハウンカイとオレノココロの一騎打ちムードですが、順当に決まることもそれほど多くないのが競馬。ここはばんえい十勝オッズパーク杯・2着、旭川記念・3着と古馬が相手でも通用するようになったセンゴクエースの一角崩しに期待して、本命◎に推します。
センゴクエースは、ここへ来て障害で手間取る場面が見られるようになってはいるのですが、ビッグウエイトカップを勝って山鳩賞で転倒したり、ばんえいグランプリでは障害で苦戦し大敗してしまっているのが、過去2年のパターン。しかし、今年はビッグウエイトカップで断然の人気を裏切っているのが逆に、今回ピークを迎えていると考えるのがいいのではないかと?この馬の過去の傾向からいうと、しばしば大敗から一気に巻き返すケースが見られます。
○は、今シーズン6戦5勝、2着1回のコウシュハウンカイ。この馬はかつての詰めの甘さがなくなり、本当に強くなりました。今が充実期なのは間違いないでしょう。しかし、BG1は今年の帯広記念の1勝のみで、善戦止まりも多く、対抗評価に止めました。
▲は、重賞18勝で、2016年のばんえいグランプリを制覇しているオレノココロ。毎度のように北斗賞は叩き台と考えれば、5着凡退でも悪くはないのですが、何しろライバルのコウシュハウンカイが地力をつけているだけに、3番手評価としました。
あとは△にあわよくば高配当を狙って、ソウクンボーイとキサラキク。ソウクンボーイは、今年のばんえい記念の5着馬。若かりし頃は、スピードタイプで障害が苦手でしたが、適性が変化しているように感じるので、今回は一発を警戒しました。
キサラキクは、昨年の北見記念で接戦の3着。前走のビッグウエイトカップでは、選抜条件でセンゴクエースが不発すれば十分勝てる相手だったとはいえ、砂煙が舞う馬場で障害をひと腰で上げたのには驚きました。前走を見る限りでは、高重量戦にも対応できそうなので、印を回しました。
◎6 センゴクエース
○5 コウシュハウンカイ
▲1 オレノココロ
△7 ソウクンボーイ
△2 キサラキク
馬複
6-1,5 2800円
6-2,7 200円 計6000円