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今週の見どころ(7/28~7/30)

 8月12日(日)に実施されるBG1・ばんえいグランプリのファン投票結果が発表され、2年連続でオレノココロが1位に輝きました。以下、センゴクエース、カンシャノココロ、シンザンボーイ、コウシュハウンカイ、ソウクンボーイ、フジダイビクトリーまでの上位7頭に、ファン選出馬を除く番組賞金順上位3頭を加えた10頭に出走権が与えられます。
 7月29日(日)のメインには、3歳三冠レースの一冠目・ばんえい大賞典が組まれています。昨年は伏兵カネサスペシャルが勝ち、波乱の結果となりましたが今年はどうなるでしょうか。

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【第8回開催4日目】
 7月28日(土)のメイン第10レースは、オッズパーク賞サマーカップ(オープン混合・20:10発走予定)。今開催は前半戦にビッグウエイトカップが組まれていたため、オープン馬が分散し、有力馬が絞りやすくなりました。
 ここは◎マルミゴウカイに注目。今季は一線級相手だと"テンで置いて行かれる"という課題があったこの馬ですが、前走の北斗賞ではそれが嘘だったような先行力を見せ、障害をひと腰で先頭通過。最後はコウシュハウンカイに交わされ2着に敗れましたが、今季から古馬重賞に参戦しているという点も踏まえて考えてみれば大きな収穫。脚質に幅が出た今なら年上馬相手でも勝ち負けが期待できます。
 相手筆頭は3連勝中の4歳馬○ジェイワン。前走の柏林賞では障害をひと腰で越えると末脚が炸裂し初重賞制覇。今回は一気に2クラス昇級した初戦に加え、年上馬相手ですが、課題の障害次第では決め手があるだけに、ここでの上位進出も期待できます。
 この条件なら▲ソウクンボーイにも警戒。前走の北斗賞では、障害で苦戦し9着という結果。この馬も障害に課題を持つため、負担重賞が75キロ軽くなるのは好材料です。前走よりも相手は緩和し、ここでは決め手上位。巻き返しに期待です。
 障害先頭通過から押し切る競馬が得意の△コウシュハウンカイ。前走の北斗賞では、障害は3番手通過と後れをとりましたが、そこから余力たっぷりで差し切る完勝。しかし、特別戦と賞金ハンデにより条件はさらに厳しい模様。実績一番もここは連下まで。

【第8回開催5日目】
 7月29日(日)のメイン第10レースは、第43回ばんえい大賞典(3歳・20:10発走予定)。目下6連勝中のアアモンドグンシン、ヤングチャンピオンシップ勝ち馬オレワチャンピオンら9頭が3歳一冠目に挑みます。
 ここは◎ジェイコマンダーに注目。ヤングチャンピオンシップ2着の後は世代限定戦では4着が最高と今一つ足りないという成績ですが、前走のB3級-2組では強烈な末脚を披露。2歳シーズン三冠ではナナカマド賞3着、ヤングチャンピオンシップ2着と善戦しているだけに、3歳三冠レースの一冠目という大舞台での激走に期待です。
 4走前から案外な競馬が続いた○キタノユウジロウは前走B2級-3組を2着で復調気配か。昨季はイレネー記念2着を含め11戦連続で連対するほどの安定感があった同馬だけに一度好走したら波に乗るタイプかもしれません。初重賞挑戦(イレネー記念)は僅差2着の惜敗だっただけに、タイトル奪取に気合いが入るところでしょう。
 ▲ハマノダイマオーは前走1番人気で5着と期待に反する結果となりましたが、課題の障害に重点を置いた競馬で、ここに向けて仕上げてきた様子。今季すでに4勝をしており、決め手はこのメンバーでも上位。負担重量が重くなる重賞の今回、先行馬が止まる展開も容易に想像でき、この馬の持ち味が発揮されれば勝ち負けも十分。
 △アアモンドグンシンは先行力、障害力を武器に目下6連勝中。この間の連勝は圧倒的なスピードを見せつけ、完勝といえる内容でした。しかし、今回は重賞で初の670キロを課されます。元々は末脚が甘くなるタイプであったために、重量が重くなって取りこぼすというケースも。

【第8回開催6日目】
 7月30日(月)のメイン第10レースは、しし座特別(B1級-1・2組決勝・20:05発走予定)。前週の土曜B1級-2組、日曜クマゲラ賞(B1級-1組)の上位馬で争われる決勝戦です。
 ◎アアモンドヒューマの前走のB1級-2組は障害3番手通過から強烈な末脚で追い込み、先頭だったチヨノタカラを残り20メートルで捉え、差し切り勝ち。着差は2秒1でしたが、タフな馬場状態を考慮すれば着差以上に強い内容。今回も同様の展開になると予想され、決め手一番のこの馬を素直に主軸視で。
 ○ヤマノウンカイは前走のクマゲラ賞では3着でしたが、直線しぶとく伸び、一杯になった2着馬イッキフジとコンマ7秒と差のない競馬。前述したようにタフな馬場状態では決め手のある馬は外せません。前走好走した勢いに乗ってここでの好勝負にも期待です。
 ▲シンエイパワーは前走クマゲラ賞は障害3番手通過から残り10メートルで逃げるイッキフジを捉え、差し切り勝ち。決勝戦ということもあり前走一緒に走ったメンバーが半数いますが、終いにもう一押しほしいだけに、ここは3番手まで。
 △イノリノチカラは前走のB1級-2組ではテンで置いて行かれ、末脚届かずという競馬。決め手十分なだけに今回はある程度前につけたいところ。先行勢についていければ上位進出も。

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