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2014年12月19日 アーカイブ

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12/21ばんえいダービー予想 矢野吉彦

2014年12月19日(金)

ハクタイホウには逆らえないが...

 今回はまずお礼から。18日に新橋GateJ.で開催した「第4回ばんえい競馬教室」には、忘年会シーズン真っただ中の"ハナモク"にもかかわらず、大勢のみなさんにご来場いただき、まことにありがとうございました。北海道の荒天のため、メインゲストの佐藤希世子さんが東京に来られるかどうかも心配でしたが、急きょ前日入りに予定を変更してもらい、無事に出演していただくことができて、とにかくホッとしています。新たな企画は目下検討中。次回もぜひお誘い合わせの上、ご来場下さい。

 さて、イベントの中でもご披露したばんえいダービーの予想。印は下記のようになりました。今年3月のイレネー記念以来、同世代との重賞、特別戦では確実に3着以内に入着しているハクタイホウには逆らえないでしょう。なんたって、大横綱の白鵬と大鵬を一緒にしちゃったような名前ですから、強いのは当たり前です(関係ないか?)。
 一方、牝馬はここ数年苦戦中ですので、キサラキクの評価は一枚割り引きました。代わって、イレネー記念優勝馬で、ここ2戦に復活気配を感じるホクショウマサルを対抗に抜てき。逆に、ここ2戦の惨敗で人気を落としそうなカイシンゲキを、だからこそ穴っぽい馬として買っておくことにします。ほかでは、秋桜賞3着を手がかりにシンザンボーイにも印を付けました。

 ◎2ハクタイホウ
 ○3ホクショウマサル
 ▲7キサラキク
 △10カイシンゲキ
 △9シンザンボーイ

 さぁ、あとはどう馬券を買うか。まずはハクタイホウを頭に、1頭軸3連単。印を付けた4頭が相手で、これを300円ずつ買います。
 そして、ハクタイホウには逆らえないと言いながら、今年のばんえい重賞は超難解(2歳戦を除く)ということを考慮に入れて、なんとハクタイホウ抜きの馬券を買っちゃいます。印を付けた"他4頭"の3連単ボックスです。これを100円ずつ。これで計6000円になりました。ずいぶん大胆な買い方でしょう? ハクタイホウに人気が集中すればするほど、「勝たなきゃいけない」というプレッシャーが強くなって、「まさか」が起きるかもしれませんから。いわゆる"逆張り"ですよ。では、今回はこのへんで。

 3連単
 2→3,7,10,9→3,7,10,9 300円 計3600円
 3連単ボックス
 3,7,10,9 100円 計2400円

12/21ばんえいダービー予想 斎藤修

実績断然ハクタイホウ

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎2ハクタイホウ
 ◯10カイシンゲキ
 ▲3ホクショウマサル
 △7キサラキク
 △4カゲホウトウ
 △9シンザンボーイ

 3連単
 2→3,4,7,9,10→3,4,7,9,10 200円 計4000円
 3,4,7,9,10→2→3,4,7,9,10 100円 計2000円

今週の見どころ(12/20~12/22)

 12月21日(日)のメインには、3歳重賞・ばんえいダービーが組まれています。この世代の重賞勝ち馬6頭すべてが揃い踏みするという、まさに3歳頂上決戦にふさわしいメンバー構成となりました。日本の競馬では最も遅い時期に行われるダービーにご注目ください。

帯広競馬場でのイベントはこちら

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【第19回開催1日目】
 12月20日(土)のメイン第10レースは、ホワイトクリスマス賞(オープン・19:05発走予定)
 前開催の師走特別(オープン)はオイドンが逃げ切って、クラス混合の軽重量特別を除けば、8月以来の勝利となりました。今回は前走より15キロ増の770キロとなりますが、過去3走して、1、2、3着各1回と実績があるので心配はなさそうです。
 ニュータカラコマは師走特別で2着。第2障害を2番手でまとめオイドンに迫りましたが、並びかけるまでには至りませんでした。前走はこちらのほうが5キロ重かったのに対し、今回は同重量ということで逆転も視野に入るところでしょう。
 師走特別3着インフィニティーは、前述両馬とは逆で、障害巧者ですが詰めに課題があるタイプ。障害を越えたときより、ゴールでは1、2着馬から離されてしまいましたが、オイドンとの負担重量差が広がることで、差を詰めてくる可能性はありそうです。
 軽めの馬場となれば、師走特別6着で決め手あるフクドリの巻き返しにも警戒が必要かもしれません。

【第19回開催2日目】
 12月21日(日)のメイン第10レースは、3歳三冠路線の最終戦・第43回ばんえいダービー(19:05発走予定)。定量730キロ(牝馬710キロ)で3歳ナンバー1の座を争います。
 ハクタイホウが二冠目・ばんえい菊花賞に続く重賞連勝を狙います。決め手を欠く傾向があるこの馬が、二冠目では第2障害先頭クリアからゴールまで歩き切ったのは、軽めの馬場の援軍もあったかもしれません。今回も同じような馬場状態になりそうなのも有利。負担重量差がつかない戦いであれば主役は譲れません。
 過去5年では、2歳シーズン・チャンピオン決定戦のイレネー記念1~3着馬が9頭も連対と好相性を誇ります。今年のイレネー記念の勝ち馬はホクショウマサル(2着はハクタイホウ)。ばんえい菊花賞では9着と敗れましたが、近2走はスムーズな登坂から僅差の2、2着と活気あふれる走りを披露しています。
 イレネー記念3着で牝馬のキサラキクは、ばんえい菊花賞では障害7番手から追い込んで2着に健闘すると、前走のばんえいオークスでは逃げ切り圧勝を収めています。牝馬の優勝は05年エンジュダイヤにまで遡りますが、互角の戦いが可能でしょう。

 【第19回開催3日目】
 12月22日(月)のメイン第10レースは、オリオン特別(A1級-1組混合・19:05発走予定)。オープン7頭にA1級の4歳牝馬3頭が挑みますが、その3頭が有力といえます。
 なかでも注目はクインフェスタでしょう。4走前の4歳牝馬重賞・クインカップ2着は、第2障害を2番手でクリアして、ナナノチカラに差し切られたものの1秒6差に踏ん張る好内容。その後の3走でも僅差の4、3、3着と好調を持続しています。障害巧者でここも逃げ切りを狙ってきそうです。
 セイコークインはクインカップの3着馬。ナナノチカラとクインフェスタからは10秒前後離されましたが、続く知床賞(オープン・A1級-1組混合)では、クインフェスタ(4着)に3着先着と力量的には差はないはず。
 コウシュハクィーンは知床賞が5着とはいえ、決め手を発揮し、3着セイコークイン、4着クインフェスタとは僅差の結果。成績に安定感がありませんが、能力的に差はありません。
 オープン勢では、トレジャーハンターに注目。A1級との混合戦では善戦も多く、4歳馬にも負けないスピードがあります。

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