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2012年6月17日 アーカイブ

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6/17旭川記念回顧

2012年6月17日(日)

カネサブラック重賞18勝目!

 17日(日)は重賞・旭川記念(3歳以上オープン)が行われ、単勝1番人気のカネサブラックが優勝。重賞18勝目を挙げるとともに、古豪健在をアピールしました。

 馬場水分は5.6%と軽めで重量700キロ台の一戦だけに、道中は各馬横一線。中間地点でも様子見で息を入れる程度で、第2障害を迎えました。
 真っ先に仕掛けたのはナリタボブサップで、少し遅れてギンガリュウセイも続きます。その2頭が天板に脚を掛ける頃合いを見計らい、後続も一気に登坂を開始。わずかにナリタボブサップが先頭で、やや遅れてギンガリュウセイもクリアしますが、後続勢から抜群のかかりを見せたカネサブラックが3番手で下り、追撃態勢に入ります。以下ホッカイヒカル、テンマデトドケの順でクリア。
 障害を下りてから抜群の末脚を発揮したのはカネサブラック。残り30メートル付近で先頭に並び掛けると、20メートル地点でわずかに抜け出します。ナリタボブサップも懸命に食い下がりますが、脚いろの差は歴然。結局、カネサブラックが1馬身ほどの差をつけ、先頭でゴールを果たしました。2着はナリタボブサップ。末脚を伸ばしたホッカイヒカルが3着を確保しました。

 カネサブラックはこれが旭川記念3勝目(4歳時の旧条件・旭川記念を含む)で、昨年に続く連覇となりました。いい頃のかかりと末脚がよみがえっており、昨シーズン終盤の不振を見事に脱した印象です。新興勢力の台頭も目立つばんえい界ですが、この馬の底力はまだまだ健在。10歳を迎えた今季も、活躍がおおいに期待できそうです。

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松田道明騎手「手応えは十分でした。ずっと勝てるレースを勝てずにいたので、今回は厩舎全体で"勝たなきゃいけない"と思っていました。勝てて本当に嬉しいですね。残り5メートルあたりで交わした際には、いい頃は楽な気持ちで乗っていたと思うけど、最近は負けていたから"なんとか頑張ってくれ"と思って乗っていました。もとのカネサブラックに戻るように、また頑張ります」

6/17旭川記念予想 山崎エリカ

重賞善戦マンのフクドリに期待

 カネサブラックは今年の帯広記念を勝って以来、これまでにないほどの不振に陥っています。そのような状況の中でばんえい十勝オッズパーク杯を勝利したのがホッカイヒカルでした。しかし、ホッカイヒカルもばんえい十勝オッズパーク杯を勝利した後に順調さを欠いてしまいました。となると、ばんえい十勝オッズパーク杯の2着馬で、その後のオープン特別で2連勝のホクショウダイヤを狙うのが無難な選択のように思えます。

 しかし、ホクショウダイヤは今回トップハンデを背負います。それならばばんえい十勝オッズパーク杯で2着ホクショウダイヤと0.4秒差の3着馬カネサブラックや、カネサブラックと0.2秒差の4差馬フクドリにもチャンスがあるでしょう。本命は無難に行くか、カネサブラックか、フクドリか悩みましたが...迷うからこそ、攻めるべきという結論に達しました。

 ◎はばんえい十勝オッズパーク杯4着のフクドリとします。前々走はばんえい十勝オッズパーク杯好走の疲れもあったためか、障害がスムーズではありませんでした。しかし前走ではシッカリ修正してきているので、今回も上位争いが見込めるでしょう。オッズの隙を突くならコレです。

 ○はトップハンデでも安定感抜群のホクショウダイヤ。▲は昨年の当レースの勝馬で、ばんえい十勝オッズパーク杯でも王者の意地を見せていたカネサブラック。さすがにこの2頭は印を打たない決定的な理由が見当たりません。

 以下△は前々走こそ崩れたものの、近走では◎○▲を相手に小差のレースをいているテンマデトドケ。あとは今年のばんえい記念で3着の実績が示すように、どちらかといえば今回よりももっと高重量戦で登坂力を生かしてこその味のあるタイプですが、近走も◎○▲を相手に勝ち負けしているナリタボブサップ。他では前走こそ障害でスムーズさを欠いたものの、今シーズン1~4戦の実績から軽視はできないキタノタイショウ。

 ◎ (8)フクドリ
 ○ (7)ホクショウダイヤ
 ▲ (3)カネサブラック
 △ (5)テンマデトドケ
 △ (2)ナリタボブサップ
 △ (9)キタノタイショウ

 3連複
 8-7,3,5,2,9 各300円
 馬複
 8-7,3 各1000円
 8-5,9 各300円
 2-8 400円

6/17旭川記念予想 矢野吉彦

素直にホクショウダイヤから

 約2カ月間のごぶさたでした。今週は久々の重賞、旭川記念。今後はほぼ2~3週間に1度のペースで重賞が行われます。ここはしっかり当てて弾みをつけたいですね。

 オッズパーク杯でも中心に推したホクショウダイヤを狙いたいのですが、この馬、どうも今イチのところがあるんですよね。旭川記念も、09年に2着に入った後は、10年、11年と連続6着。伸び悩んでいるというか何というか。
 でも、今シーズンは4戦3勝2着1回(私が3連単の頭に据えたオッズパーク杯に限って2着っていうのはどういうこと?)。安定感抜群です。ここも素直に、この馬から馬券を買ってみましょう。
 そうは言っても、勝ちきるまではどうか、という不安は残ります。できれば単勝1番人気にはならないでほしいですね。今シーズンの3勝は8、3、4番人気で挙げたもの。オッズパーク杯だけが1番人気で2着に負けています。目標にされると弱いってことかもしれません。今回はそこで不在だったナリタボブサップが出てきますから、こちらに1番人気になってもらいましょう。
 馬券は、まずホクショウダイヤからナリタボブサップ、カネサブラックへの馬複を1500円ずつ。ホクショウダイヤからホッカイヒカル、フクドリ、キタノタイショウへの馬複も400円ずつ押さえます。あとは、ホクショウダイヤ、ナリタボブサップ、カネサブラックの3連単3頭ボックスを1点300円で。シメて6000円です。

 馬複
 7-2,3 1500円
 7-6,8,9 400円
 3連単
 2,3,7ボックス 300円

 古馬重賞戦線の今後を占う意味でも大事な一戦。どうぞお楽しみに。では、今回はこのへんで。

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