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2011年10月23日 アーカイブ

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10/23ばんえい菊花賞回顧

2011年10月23日(日)

フジダイビクトリー&入澤騎手が重賞初制覇!

 23日(日)は3歳三冠の第2弾・ばんえい菊花賞(3歳オープン)が行われ、単勝4番人気のフジダイビクトリーが優勝。ばんえい大賞典(2着)以来2度目の重賞出走で、栄冠をつかみ取りました。

 あいにくの雨模様となり、馬場水分は7.9%と軽め。各馬不慣れな700キロ前後の重量とはいえ、道中は速めのペースで進みました。タッピイサム、フジダイビクトリーらが先行し、オイドンもほぼ同位置で障害中間点を通過。ここで先行勢がひと息入れ、結局はほぼ横一線で障害下にたどり着きました。
 最初に仕掛けたのはタッピイサムで、フジダイビクトリー、ニュータカラコマあたりも差なく登坂を開始。オイドン、イワキもこれに続きます。しかし先頭クリアはタッピイサム。フジダイビクトリー、イワキが続いて、最終局面を迎えます。
 ここからは各馬の我慢比べ。軽い馬場を味方に逃げ切りを図るタッピイサムですが、そうはさせじとフジダイビクトリーがジリジリと差を詰めます。そして残り10メートルでは完全にフジダイビクトリーの脚いろがタッピイサムのそれを上回り、ほぼ横並びの激しい叩き合いに。しかし結局は決め手の差か、フジダイビクトリーが残り2メートルで先頭に躍り出て、先頭ゴールを果たしました。0秒5の2着にタッピイサム。後続の追撃を凌ぎきったイワキが3着で入線しました。なお1番人気のオイドンは障害で苦戦を強いられ、8着に敗れました。

 ばんえい大賞典では障害先頭クリアから、しまいに粘りきれなかったフジダイビクトリーですが、今回はそれを踏まえてか、先行抜け出しの安定感あるレースぶり。これが重賞初制覇となった入澤和也騎手の冷静な手綱さばきも光りました。同馬はこれで三冠で2、1着と、世代トップの実力を証明。最終戦のばんえいダービー(12月25日)でも好勝負が期待できそうです。

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入澤和也騎手「(自身の重賞初制覇に)9年目にしてやっと勝つことができましたね。障害力がある馬なので、今回はそれを生かした先行策をとりました。うまくいったと思います。これから重量も加増されますが、まじめな馬なので、うまく育てていきたいですね」

10/23ばんえい菊花賞予想 山崎エリカ

ばんえい大賞典の勝ち馬タカノテンリュウから

 ばんえい大賞典、秋桜賞の再戦となるばんえい菊花賞。ばんえい大賞典を勝ったのはタカノテンリュウでしたが、次走の秋桜賞では障害で止まって最下位に敗れました。1開催休ませて楽をさせたのが理由でしょう。しかし、前走では障害をスムーズにまとめていましたから、今回で巻き返してくる可能性は高いと見て、同馬を◎に推します。クインカップの勝ち馬キタノサクラヒメ同様、前走で力を出し切っていないというのも本番へ向けてのステップとしては好ましいです。

 ○はばんえい大賞典の3着馬で、秋桜賞の勝ち馬のニュータカラコマ。▲はばんえい大賞典は5着に敗れましたが、目下2連勝中のオイドン。ニュータカラコマもオイドンも現状の力はほぼ互角と見ていますが、直接対決の前走でニュータカラコマが敗れた分、今回で印を上に取ります。前走ではニュータカラコマのほうが重量5㎏重かったのですが、今回は同重量になる点も好ましいです。

 以下、△に着実に力をつけている上がり馬タッピイサム。同馬は挑戦者の立場なので、思い切ったレースができる強みと、メンバー中最軽量の680㎏が魅力です。あとは、前走は障害でヒザを折って最下位に敗れましたが、ばんえい大賞典の4着馬で、軽馬場巧者のフナノコーネル。他にあるとすれば、ばんえい大賞典の7着も、前走で復調を見せたレットフジ。

 ◎ (1)タカノテンリュウ
 ○ (8)ニュータカラコマ
 ▲ (9)オイドン
 △ (2)タッピイサム
 △ (3)フナノコーネル
 △ (10)レットフジ

 馬複
 1-8,9 各1800円 
 1-2,3,10 各400円 計4800円
 3連複
 1→8,9,2,3 各200円 計1200円

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